日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

映画賞に思うこと

2017年11月15日 | 映画
国内には大きな映画賞がいくつかある。
日本アカデミー賞、報知映画賞など・・。

作品の良し悪しの評価は個人差が大きいが、敢えて書きます。
日本アカデミー賞には兼ねてより不満があった。
素晴らしい作品・演技が賞を獲り逃がすことが度々あり、
「えっ、これが最優秀〇〇賞??」という不信を伴う結果に関心がどんどん薄れていった。
(もちろん妥当だと思える作品が入ることもある)
そのアカデミー賞設立の来歴と審査方法を調べてみると”そういうことか”と思われる節がある。
この賞は土台に興行成績をそこそこ上げていないと取りずらい印象がある。
宣伝の少ない良質の作品はなかなか獲得しずらい仕組みなのかなと思う。

これに比して報知映画賞。
こちらは自身が納得の作品・役者が主要な賞を獲得している。
ほとんど漏れなくその年の秀逸な作品と役者が賞を獲得している。ほぼ不満なし。
この二つの賞の歴然とした違いが認められたのが「シンゴジラ」だろう。
実は私はずっと「シンゴジラ」のアカデミー7冠に何故?が付きまとっていた。
ゴジラに関わる映画は子供の時代から欠かさず見続けていたものとしての印象は
「シンゴジラ」にはゴジラへの”愛”が全く感じられない。歴代ゴジラには哀愁があった
子ども心にも強くて・愛しくて・そしてどこか哀しいゴジラが描かれていた。
「シンゴジラ」には見終わった後、何も残るものがなかった。これが他を圧して7冠とは??
私が見所を掛け違えていたのが原因と思われるが、長年ゴジラに愛着をもっている者としては不満なのでした。
各演者も平凡(この年は他の作品でもっと優れた主演俳優・助演俳優がいた)


今年も報知映画賞の選定時期に入っているようだ。
ノミネートされている作品の全てを観ていないので偏見となってしまうことを許していただいて、
自身の推しは主演俳優の部では、藤原竜也「22年目の告白」・大野智「忍びの国」が深く残る。
大野終盤の演技は他の追随を許さない凄さがある。ただ・・・・・・この監督・・・
前半に人気演者を利用した観客へ目線を送る演出をしてしまっている。☚ここがどう評価されるか?
監督が血迷ったのか(ごめんなさい)プロデユーサーの指示だったのか・・あそこだけ悔しい演出だ。
他は、阿部サダオもやっぱりいいなぁ。



コメント