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ジブリプロデューサー鈴木さんのコメント

2017年11月02日 | 喜怒☆楽
スタジオジブリプロデュサー、鈴木敏夫さんの記事が
先日、朝日新聞に載っていた(ミドルらいふ)

これまでの鈴木さんのジブリ作品との関わりを大まかに語っている。
「千と千尋の神隠し」ー2001年ーの興行成績が308億円、観客動員数2380万人
(10億~で大ヒット?と宣伝されている作品群と比べたら桁違いですね)
圧倒的な数字です。
これだけの実績を残していながらその超大ヒットの結果を「そのことは僕の人生に良い面もあれば、
良くない面もあったといまだに思ってます」と語っている。そして・・・

「このヒットで、いろんな人に見てもらうべきだったほかの映画に迷惑をかけたともいえる。
もっと適正なお客さんの数があったのかな、と。・・・」

と鈴木さんが述べられているこの箇所に目が釘付けになる。


私は東宝(TOHOシネマズ)が、大規模で、次々と短期間に、同じ顔触れの旬の俳優を使いまわし、
前宣伝詐欺のような観客動員数を煽る仕様がずっと不快でならなかった。
作品の質よりも動員数ありきで制作されているような作品のなんと多いこと。
その陰で良質の作品がほとんど気づかれることなく小規模な映画館で短期間で消えていく。
こんな現状を嘆いていた気持ちに鈴木さんのコメントがふわりと降ってきたんである。

驕りのない確かで冷静で綺麗な心情風景だな、と思う。
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