だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

人間の体というものは・・・

2012年11月10日 | 日記
指と指の間の皮がベロンチョ

ワタクシメは全身に麻痺がありますが、特に右手の緊張が強く、常に拳骨を握っている状態です。
自分の意思に関係なく指と指、爪と爪がこすりあってしまうので、サポーターでガードしていますが、一日一回は流水で手を洗うよう心掛けています。
「洗う」といっても、水でチャポチャポ、ザーザー流すだけです。

ちょうど一年位前の、ある土曜日。
外出して帰宅して疲れていたので、「手洗い」をサボりました。
明けて日曜日の朝、ヘルパーさんにストレッチ体操を手伝ってもらっていたら、
「ちょっと、どうしたの? 手が臭いですよ」と言われました。

チョ~ベテランのバアチャンヘルパーでしたが、ストレッチのサポートとか上手だったのです。
その時点でワタクシメは全然自覚症状はなかったのですが、ヘルパーさんが、
「エライコッチャー」と言い出し、熱い蒸しタオルを作り、清拭してくれました。
ワタクシメは「後でいいわよ」と呑気だったんですが、蒸しタオルで手のひらや指を一本ずつ拭いていたら、皮がベロベロ剥けだしたんです。

夏でもないのに・・・
あんなこと生まれて初めてでした。
その後、消毒液をつけてもらったら、しみるの何のって!
指と指の間の皮はベロンチョと剥けて、数日間いたかゆくてヒリヒリしていました(/_;)

サ責さんに、この話をしたら、
「なおこさん、年よ(笑)。気をつけてね」と言われましたが、ほんとーにあの時は
ーー年老いたんだぁぁぁと感じました。

だって、たった一晩ですよ!
一日だけ手を水につけなかっただけですよ(涙)

健康な人は無意識にしている「手洗い」が、こんなにも重大なことであると、身をもって立証したわけです。


ケアプラン通りやろうよ!!!

最近ココを利用して、オヤジ様へのうっぷんを書いておりまするが(笑)、本日は母上の「初・訪問入浴」でした。
今まで母上は週二回、ヘルパーさんに我が家の風呂に入れてもらっていました。
夏前からは室内用と浴室用の車椅子2台使っていましたが、浴室で座位を保つのがかなり厳しくなっていたようです。
その上このたび尿管にカテーテルをつけたのて、普通の風呂に入れなくなったのです。

「訪問入浴」⇒http://www.youtube.com/watch?v=6oat6JQPtJo
今のところ母上は、週一回このサービスを使う予定です。
昨日書きましたが、毎日日替わりで「清拭」や「足浴」、そして「インセン(陰部洗浄)」は毎回行なうことになっています。
母上はもともと清拭や足浴は好まないのですが、血行をよくしたり寝たきりにしない・ボケ防止のための「プラン」であると、ワタクシメは認識しており(違うかも知れないけど)
「拭いてもらった方がいいよ等々」、うながすんですわぁ。
母上は意外と指先の機能は衰えておらず、大きなものならボタンをかけたりはずしたり出切るので、ヘルパーさんたちは全部介助せず母上ができることに関しては見守ってくれています。
これは非常に大事なことですから、ワタクシメはなるべく母上が素直に清拭をしてもらうよう、声掛けをしているわけです。

そういう時に、またしてもオヤジ様がそばに来て、
「毎日体を拭かなくてもいい」とか、
「パジャマは換えなくてもいい」とか・・・おっしゃってくれちゃうんですよ(怒)

今朝のヘルパーさんには、
「午後『訪問入浴』だからインセンは省いていい」と言ったそうです。
昨日「便が出た」と聞いていたので、ワタクシメは気になって、
こっそりヘルパーさんに「インセン」をお願いしたら、やはり汚れていました(汗)

先日ホウカンさんに、
「これからはオムツの暮らしになりますから、お尻や・・・そのまわりは衛生的に。一度ただれると治らないし、じょくそうの原因にもなりますよ」と指導されたじゃないかー(-_-メ)
日々の積み重ねが「じょくそう予防」になるんだよ!
男と女では「アソコ」の構造が違うから、ワタクシメの「カン」はオヤジ様にはわからないでしょうが、
ヘルパーさんが「プラン」通りにやろうとしていることを止めることはないでしょう(怒)

人間は何気なくやっている行為、当たり前のことで「健康」を維持しているのです。
ワタクシメの手の皮がむけたのが、わかりやすい一例です。
母上は胃ろうをつけ、いわば「人造人間」になってしまった(してしまった)わけですから、外からのケアをしっかりしてあげないと~~~

「怒っちゃいけない」と思うけンど(苦笑)
オヤジ様は「お母さん、お母さん」と言ってる割りに、無頓着な部分はビックリするほど無頓着なので、ワタクシメはぷっつん・ぷっつん・ぷっつん・・・してしまうのでありまする(泣)



余談・インセン用ペットボトル

「ヘルパーさんの裏技」というか、介護業界では「インセンには500mlのペットボトルを利用する」のが常識のようです(笑)
ふたにいくつか穴を開け、シャワーの要領で汚れた部分にお湯をかけるのです。
※ もちろん中身を飲んだ後の空ボトルですよ!

品名は書きませんが、「インセンに使いやすい形のボトル」があり(爆)めったに飲料水を飲まないオヤジ様が、頑張ってそれを集めました(^^)v
それを洗って台所の窓の所で乾かしてあったんです。
まだ「インセンボトル」としては未使用でしたが・・・「目的」を知る人は、大爆笑していました(^O^)

母上の様子で一喜一憂しちゃうけど、おなかを抱えて笑えることもたくさんあるのだから、オヤジ様にはかんしゃくを起こさないでほしいと思っています。















コメント
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