頭の先から爪先まで衣類を全く身につけることなく1週間以上過ごしているので、皮膚感覚に変化が生じていた。全裸でも何ら違和感を覚えない体になっていた。
食卓の椅子を引いておば様がどっかりと座り、鮪の刺身に箸をのばした。その横で僕は直立不動を保っている。
両腕をまっすぐ下ろして指先をぴんと伸ばす。足が震える。おば様がおいしそうに食事する傍らで、僕のお腹がぐうぐう鳴っている。上半身まで揺れ始めた。
「しっかり立っていなさいな。お腹空いているのね。分かるわよ」
「お願いです。僕にも食べさせてください」
「ずっと閉じ込められて、ろくに食べてなかったのね。私にワインを注いで」
細長い瓶を取って、おば様が宙に支えるグラスに注ぐ。グラスの半分を少し越えたところでおば様がグラスに手のひらをかざした。僕は細長い瓶を食卓に戻した。
「一度ね、男の子を素っ裸にして、給仕させたかったの。Y美がS子の家に泊まりに行ってくれて、ほんとにありがたいわ。学期末テストが近いから一緒に勉強するんだって。あの子たち、いつもそうなのよ。試験が近くなるとお互いに泊まり歩くの。ほんとに勉強してるのか怪しいわね。あなたも、勉強しなくて大丈夫なの?」
この家で生活を始めてから、僕はろくに勉強しなくなった。というか、勉強させてもらえない。この一週間はトイレに監禁されていたし、その前から長い時間裸に剥かれていじめられていたから、学力の低下は免れない。しかし、そんなことはどうでもよくなった。とにかく僕自身が生きていくことが重要なのだ。そのために、Y美やおば様の命令に逆らわず服を全部脱いで、とても恥ずかしい思いに耐えながら奉仕する。
狭い所に閉じ込められて、食事の量も少なかったので、体力が衰えていた。じっと立っていることができず、すぐにふらふらしてしまう。空腹で眩暈までする。こんな状態の僕を、おば様はどこまで仕えさせるのだろう。
おまりお酒に強くないおば様は、一口二口のワインでほのかに赤い顔をしていた。足を食卓の下から出して、横に伸ばす。僕を四つんばいにさせると、背中に両足を置いた。横向きに食事しながらおば様は、大きく息をついた。
踵で僕の背中を叩いた。足を振ってお尻をぴしゃりと打つ。足で僕の体の向きを変えさせると、股間に足を差し入れ、足の指でおちんちんを撫ぜる。思わず上げる声をおば様は聞き逃さない。
「へえ、いいの? そんなにいいんだ? 変なの」
少しずつ大きくなって皮から露出した亀頭の敏感な部分におば様の足の指が執拗に絡まる。腰を前に押し出すようにして逃れようとすると、後ろ髪を掴まれた。おとなしくしていないと、後ろ髪を引っ張られてしまう。仕方がないのでじっとしていると、足の指に弄ばれて、おちんちんが最大の大きさになる。
足で僕の体をいじりまわしている間に食欲を満たしたおば様は、ふたたび僕を食卓の横に起立させた。両手を後ろで組んで絶対に外さないことを約束させられる。勃起して皮から出た亀頭がてかてかと小さいながらも天井の蛍光灯を映して光っている。
「あなた、一週間前に射精させられてから、ずっと出してないんじゃないの。監禁されている間、オナニーはしたの? 正直に言いなさい」
「してません」
「ほんとに?」
「そんな気にならなかったです」
ふうん、とおばさまは納得したのかしないのか、よく分からないような返答をして、僕の顔から何かを読み取ろうとするかのように、じろじろと見た。ワインを飲んでほろ酔い気分のおば様は、いつもより振る舞いが乱暴だった。指で荒々しくおちんちんをしごき始め、僕か反射的に腰を引いてしまうと、おちんちんをつかんで引っ張るのだった。痛い。すぐに冷たい指が小刻みに動き、たちまち僕は射精しそうになる。と、指の動きが止まった。大きくなってしまったおちんちんが恥ずかしい。
「まだ時間はたっぷりあるから。その前にたっぷりお食事しなさい」
大きな丸い皿を床に置いて、おば様が嬉しそうに僕のおへそを指で突っつき、四つんばいになるように顎で命じた。山のように盛られた鮪の刺身が僕の目の前で、てかてかと脂を光らせている。刺身の横にご飯茶碗が置かれたが、箸はなかった。
手を鳴らすからそれまで食べてはいけないというおば様の指示を、薄い膜を通して見る遠い世界での出来事のように聞いていた。と、いきなりおば様の素足の踵が僕の背中の首の下あたりに振り下ろされた。じいんと痺れが背筋を走る。
「ちゃんと聞いているの?」
「はい」
首を上げて答える僕に、おば様が手を鳴らした。きょとんとしている僕に、おば様は苛立たしげにもう一度手を鳴らす。目の前に出された食事を食べなくてはと思いながら、僕は動けなかった。箸を使わずに皿に顔を近づけて食べることに抵抗があった。刺身のそばにはチューブ状の山葵が長々と横たわっている。どすんという衝撃が背中に走った。蹴られた、と思うまもなく続けざまに何度もおば様の踵が背中の肩甲骨と肩甲骨の間を打つ。その中の一撃が特に強くて、腕で支えきれず、とうとう胸を床につけてしまった。
片足で僕の背中を踏んだまま、おば様が椅子から立ち上がった。もう片方の足ものせて、おば様の全体重が僕の背中にかかる。裸の胸が床に圧しつけられて痛い。そのままの姿勢で手を使わずに食事をするように命じ、軽くジャンプする。ジャンプを続けながら、おば様は少女のように無邪気に笑った。
150cmに満たない僕の小さな体の、首の根元からお尻にかけて、おば様がバランスを取りながら何度も行きつ戻りつした。一糸まとわぬ姿で踏みつけられている僕は時々呻き声を上げ、皿に顔を突っ込んで、手を全く使わないまま、刺身を口に押し込んだ。お尻の下からおちんちんが出ていて、おば様が爪先でつんつんと床に押し当てるように突き、それがおちんちんの袋にも当たった。痛みに悲鳴を上げながら、僕は犬のように刺身を食べ、ご飯粒を鼻の頭や顎などにたくさん付けながら、茶碗に舌を伸ばして白米を口に運んだ。と、またお尻の下から露出しているおちんちんにおば様の足の指が触れる。
痛みと屈辱をほんの少しの間でもよいから忘れていたいのなら、犬そのものになって醤油に浸った山盛りの刺身を口に入れ続けるしかなかった。床に体を押し付けられたまま、僕は食べる。おば様が僕の背中の上でバランスを崩し、刺身の皿に素足を突っ込んだ。おば様の足の親指が刺身を咥えた僕の口元をなぶった。おば様は平然として、皿が割れなかったのを喜んだ。
皿に着いた足を軸にして、僕の背中から降りる。おば様は刺身が散らばっている皿から足をどけようとしなかった。不審に思って首を上げると、おば様がにやにや笑っている。
「どうしたの。食べ続けていて、いいのよ」
おば様の素足は皿だけでなく、刺身も踏みつけていた。足の指と指の間に潰れた刺身がはみ出ていた。皿の端に散らばっている刺身を選んで噛むと、「こっちのほうがおいしそうよ」と言って、足の下からはみ出ている刺身を指すのだった。
「ほら、早く食べなさいよ」
ためらっている僕を愉快そうな声が促す。僕はおば様の足の指の間で鈍い虹色の光を放っている刺身に食いついた。おば様が足を動かしたので、足の指に吸い付く格好になった。刺身をくわえて足の下から引きずり出す。小さな叫び声を上げておば様が笑った。
その後、足の指を一本一本、丁寧に舐めさせられた。おば様は椅子に深く腰かけて、ホットパンツからすらりと伸びた白い足を差し出す。僕は四つんばいになって、右足の親指から口に含んだ。音を立ててしゃぶらないと、叱られる。くわえている途中、いきなり足をぐいぐいと上げられたので、足の指の爪が口内の上側に当たって、仰け反ってしまった。舐め方が雑になると、このようなお仕置きを受けるのだった。
山葵をたっぷり塗りつけた指も舐めさせられた。途中で指を出すことは許されない。しっかり舐めて拭き取る。爪の間に挟まった山葵も吸い取って差し上げる。おば様の表情をうかがいながら、必至に音を立てて舐める。少量のワインに顔を染めたおば様が「いいわよ」と言ってくれたので、ようやく口から足の指を出すことが許された。鼻の奥がツーンとして涙を流す僕をおば様がにやにやしながら見ていた。
犬のような格好で食べさせられた屈辱的な食事が済むと、おば様は僕に起立するように命じた。僕は気づかれないようにそっとおちんちんに手を当てて、皮をめくろうとした。背中やお尻を蹴られたり叩かれたりして、おちんちんがすっかり縮んで皮の中に隠れてしまっていた。それをおば様に冷やかされたくなかったのだった。が、すぐに鋭く叱責する声が飛んできた。
その剣幕に恐れをなして、震える手をなんとか腰に添える。おちんちんは、半分皮を被ったままだった。亀頭が三分の一ほど、顔を覗かせていた。
「勝手におちんちんの皮、めくっちゃ駄目でしょ。皮かぶってるんだから、皮かむりのままでいいの。さんざん見られているくせに、今さら何よ」
乳首を指で強くはじいてから、おば様の手が僕の股間へ伸びた。そして、僕が一番されたくないことの一つ、おちんちんの皮引っ張り遊び、を始めた。
皮を引っ張られて、たまらず足を踏み鳴らすと、おば様が僕の素足を素足で踏みつけた。それから手のひらでぱしんと背中を叩く。おば様は痛がる僕に構わず、おちんちんの皮をつまんだまま歩き始めた。
「やめて、やめて。痛い、痛いです」
「うるさい。黙ってついて来なさい」
つまんだ指に引っ張られて、おちんちんの皮がまるまる抜けてしまいそうな痛みが走った。玉ねぎの皮のように、おちんちんからすっぽり皮が抜けてしまったら、ひりひりしてパンツを穿くこともできなくなる。ずんずん歩くおば様との差が開かないように必至になって歩いた。
たどり着いたのは、おば様の寝室だった。中央にダブルベッド、奥に鏡台、箪笥が並んでいて、白で統一された色調が部屋の乱雑さを淫靡なものにしていた。おちんちんの皮をつまんで引っ張ってきた指がようやく離れた。ベッドの上に脱ぎ散らかしたストッキングを乱暴にどかして、おば様が腰を下ろす。ホットパンツからすらりと伸びた長い両足をきれいに揃えて、おちんちんの皮がだらりと垂れている素っ裸の僕の前に差し出す。それが何を意味しているのか、僕はもう言われなくても分かっていた。ひざまずいて舐めなくてはならない。丁寧に心を込めて、足の指を一本ずつ舐めなくてはならない。だが、その前に僕は一つ、確認しておきたいことがあった。
「おば様はヘルパーのIさんから鍵を受け取っていたんじゃないですか」
「なんのこと?」
「僕をトイレに閉じ込めておきたいために」
「それはIさんが私に鍵を渡さなかったからよ」
「ほんとですか」
「信じなくてもいいけど」
嘘だ。僕はトイレから出してもらえる少し前にこの家を訪ねてきたヘルパーのIさんから、南京錠の鍵はおば様に渡してあることを聞いたのだった。Iさんは、僕が一週間も閉じ込められていると知って、笑い声を立てた。でも、おば様に真偽を問うつもりはなかった。おば様は自分の返答が事実かどうかなんて、一向に気にしていない。
「チャコ、あなたは自分が今何をしなくてはいけないのか、命令されないと分からないのかしら」
唇の端を少し上げて、微笑を浮かべるおば様がベッドの上で僕が奉仕するのを待っている。その表情は、Y美が僕に恥ずかしいことをさせようと企んでいる時によく似ている。僕はひざまずいて、恭しくおば様の足を舐め始めた。
白くてすらりとしたおば様の足をくまなく吸い、舐め、味わう。指からくるぶし、脛、腿とだんだん上がっていく。両方の足を交互に舐める。吸う。時折、おば様が大きく息を漏らす。この部屋にいると蛙の鳴き声が聞こえない。トイレに監禁されている間は、夕方から夜にかけて、蛙の鳴き声が大音響になって僕の裸身を包み、いつしか聞こえなくなっていた。おば様の寝室にいて、僕はあらためて夜の静寂に気づいた。蛙たちは鳴いていない。この世からきれいさっぱり存在が消えたかのようだ。おば様の足に吸い付く音だけが部屋に響く。
ベージュのポロシャツの前のボタンが全て外れていた。おば様の黒いブラジャー、小高い丘のような二つのカップが足舐めの奉仕を続ける僕の前方に見える。仰向けに寝ているおば様がずるずると後退し、ホットパンツがずり下がる。静かにホットパンツを下げて差し上げる僕に、黒いレースの下着が現われた。黒い陰毛が透けている。僕の生唾がおば様の腿を舐める音を上回った。不意に性的な快楽を感じた時に大抵の人が無意識に出してしまうような声を僕も洩らした。おば様が足でおちんちんをまさぐっている。ひらいた足の指がおちんちんを挟もうとしている。
その小ささをY美にもおば様にもさんざん冷やかされてきた僕のおちんちんがおば様の足の指と指の間に挟まって、弄ばれている。おば様がちょっと首を傾けて、僕の快感に耐える様子をじっと見ている。僕は耐えながら、おば様のお臍の辺りを吸ったり舐めたりしている。
「全身を舐めるのよ。私の体をあなたの舌できれいにしなさい」
何度か喘ぎ声を出して、一段とハスキーな声になったおば様が乳房に触れる僕の手を払った。触るのはいけない。舐めるか、吸うか、どちらかにしなければならない。おば様の体をくまなく舐め尽くすのは大変な労働で、僕はまだ足とお腹しか終わっていない。ぴちゃぴちゃと音を立てながら、僕は乳房まで舌を進めた。おば様は袖にかかっていたポロシャツを脱いで、黒いブラジャーを上にめくった。
乳首を口に含んで、舌を転がす。大切な玉を磨くように、舌の上にやさしく乳首を転がす。舌の表面に乳首の隆起が細かく伝わってくる。舌の先で、それから舌全体で、往復運動しながら、乳首の形が変わるのではないかと思われるまで、優しく気持ちを込めて舌を動かす。右の乳首、左の乳首と適当に後退して、口に含んでいない時は左右の乳首が僕のよだれに濡れて光を放つ。乳首から口を離すと、乳首と口を唾液の糸がつなぐ。おば様の喜悦の声が大きくなってくる。おば様の足が発作的に上がって、宙に止まったかと思うと、ゆっくり引いてきて、おちんちん袋の裏側を撫でた。そして足を戻し、同じ所作をもう一度繰り返す。もう一度、もう一度。その気持ちよさに軽く目を閉じて息をつく。おば様が僕の乳首を力いっぱいつねった。早く舌による乳首への愛撫を再開しなさい、ということだ。僕は倒れるように左の乳首を口に含んだ。
感極まった声を長く引いておば様が仰向けからうつ伏せに向きを変えたことで、僕の長い時間をかけた乳首への奉仕が終わった。次は背中だ。砂漠のように広い背中が眼下に広がる。おば様のすべすべした背中からブラジャーが取れていた。休むまもなく、背中を僕の舌が縦横無人に走り回る。スケート選手のように、その都度コースを変え、自在におば様の広い背中を走る。おば様の呼吸が荒くなって背中が盛り上がる。するとそれを待っていたかのように僕の舌がちゅるちゅると音を立てて、そこから滑っていく。
首筋をなぞるように吸いながら、だんだん顔に上がってゆく。体をくるっと捻って、耳たぶ、と告げると、一回転して再びうつ伏せになる。おば様の体にまたがって、耳たぶに舌を這わす。汗と唾液に濡れた背中におちんちんの袋が着地する。右の薄い耳たぶに小さな黒子があった。僕はその黒子を軽く噛んだ。おば様が喘いだ。おちんちんと背中が摩擦する。おちんちんが熱を帯びる。耳たぶから耳の螺旋を舌が滑る。ぐるぐる渦を巻いて僕の舌が鼓膜に降りてゆく。
尾骨、さらにお尻に向かって僕の舌がおば様の体を這う。おば様が背中を沈めて、お尻を弓なりに反らして高く突き上げたから、その滑らかな体の線に従って自然な勢いで舌が転がるのだった。僕の両手がおば様のお尻をぎゅっと押さえると、快感の波が体を貫いたかのように、片足でベッドを叩いた。足首にからまっていた黒いパンティーが床に落ちた。おば様の手が僕のお尻にかけている手に触れた。もちろん僕の手に触れる目的で伸ばしたのではない。肛門をひらいてみせるためだった。
「お尻の穴を舐めてちょうだい。舐めて。早く舐めなさい」
喘ぎ喘ぎ、両手で自分の肛門を開帳して、僕に命令する。ほんとにおば様が言葉でそう言ったのか覚えていない。脳に直接電流を流されたような気がする。体が意識とは別のところで動いている。舌を伸ばしておば様のお尻の穴とその周囲を愛撫する。部屋は明るいのに、お尻の割れ目に向かって舌を動かし続ける僕の目には、ジャングルの奥深い闇しか入ってこないのだった。
肛門は乳首のような感触がした。弾力性があって舌で強く押し付けると、その分だけ跳ね返る。僕は鼻をお尻に嵌めて、舌を伸ばした。可能ならば、腸の中までくまなくこの舌で舐め尽くしたいが、入り口ですぐに弾き返されてしまう。せめて唾液をと思い、肛門にぴったり口を付けて、生唾を流し込む。おば様がベッドシーツに爪を立てる音がした。せがまれて、何度も生唾を流し込んだ。数えきれないくらい流し込んでも、唾は涸れることがない。すぐに別の唾が生まれて口の中で待機する。口を離しても、肛門の形状が舌に残っている気がした。僕はおば様の肛門の形を舌の上に永遠にとどめたくて、執拗に舌で肛門をなぞった。おば様の上半身がばたんばたんと波打っている。その振動がシーツに垂れているおちんちんに伝わってきて、亀頭がずんずんと袋から頭を出してくる。
四つんばいのまま後ろを向いておば様が僕の大きくなったおちんちんを見やると、怪訝な表情をして僕のほうにいざった。
「おちんちん大きくするのは勝手だけど、あなたは奉仕するだけだから、絶対に私の中に入れさせないからね。間違って入れるような真似をしたら、おちんちんを切り取る。ほんとに切り取る。覚悟しなさいよ」
人差し指で、ぽんと亀頭を弾くと、仰向けに寝転がり、大きく股をひらく。その所作をぼんやり見ている僕をおば様は叱咤した。そして、僕の髪の毛を掴み、強引に股間へ顔を引き寄せるのだった。
「舐めなさい。しっかり奥まで舌を入れるの。そうそう、もっともっと。かき回すように舌を動かしなさい。いいわ。いい。駄目。動きが遅い。しっかり。あなたにおちんちんを入れる権利なんか、ないのよ」
喜悦の声が高まる度に、髪の毛を自分の乳房に向かって引っ張る。そのたびに、僕の顔がおば様の性器に押し付けられる。濡れていて、口全体がまるごと中に入った。僕の睫毛とおば様の陰毛が絡み合う。僕のおちんちんには毛が生えていない。ちっとも生えてくる気配がない。そのことをY美たち女の子に笑われたくなかった。誰にもおちんちんは見られたくないと、つくづく思った。このまま毛も生えず、皮も被ったままで多くの人に恥をかかされ続けるのであれば、いっそのこと切り取られたほうがまし。そんな考えが一瞬頭をよぎった。おば様の性器を舌でかき回しているうちに限界まで大きくなったおちんちんがそのような選択肢を脳に吹き込んだのかもしれない。なにしろおちんちんは、液体に濡れてずぶずぶしている割れ目に飛び込みたくて矢も盾もたまらないのだから。
ひくひく痙攣し始めて、おば様の手が僕の髪の毛から離れた。頭部の痛みから解放された僕は女性器の奥、舌を精一杯伸ばして届く限りの奥でぱたぱたと、ちょうど虚空で足をばたつかせるように、動かした。みずから腰を浮き上がらせ、上下に激しく揺さぶるおば様の股の間で、僕の体も一緒になって波打つ。顔面が性器に吸い付いて離れないのだった。呼吸か困難になり苦しくなって大きく息を吸うと、性器が密集する襞のぶつかり合う肉厚な音を立て、おば様が高い声を上げる。
ようやく酸素を取り入れた僕は、次に息を吐きたくなった。やはり性器から顔を離すのは難しい。吸引力がすさまじく、僕の舌は、生命体としての体の使命を一身に帯びて、暗い宇宙の中でひたすらにもがき、暴れるのだった。性器の中に閉じ込められた舌は、この家で居候する僕そのものに思われた。大きく息を吐くと、おば様が性器の立てる音とはまるで関連性がないかのように、きれいな高い音を部屋に響かせた。僕が苦しくなってもがくほどに、おば様は喜びの声を出す。
性器から顔を離すことが叶わないまま、どれだけの時間が過ぎたのだろう。僕は眠っていた。部屋の電気が消えていたので、僕は体ごとおば様の性器に入ってしまったかのような錯覚を覚えた。股間から顔を上げた僕におば様が両手を差し伸べてきた。僕の頬をやさしく撫でて、乳房の間で抱きしめてくれた。僕は理由も分からず、泣いていた。
ベッドで眠るのはなんと心地がよいのだろう。ずっとトイレの硬い板敷きで体を横たえてきた僕は、その快適さに感激しながら、おば様と一緒に眠りに落ちた。あたたかいおば様の体。二人とも生まれたままの姿なのが嬉しかった。
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食卓の椅子を引いておば様がどっかりと座り、鮪の刺身に箸をのばした。その横で僕は直立不動を保っている。
両腕をまっすぐ下ろして指先をぴんと伸ばす。足が震える。おば様がおいしそうに食事する傍らで、僕のお腹がぐうぐう鳴っている。上半身まで揺れ始めた。
「しっかり立っていなさいな。お腹空いているのね。分かるわよ」
「お願いです。僕にも食べさせてください」
「ずっと閉じ込められて、ろくに食べてなかったのね。私にワインを注いで」
細長い瓶を取って、おば様が宙に支えるグラスに注ぐ。グラスの半分を少し越えたところでおば様がグラスに手のひらをかざした。僕は細長い瓶を食卓に戻した。
「一度ね、男の子を素っ裸にして、給仕させたかったの。Y美がS子の家に泊まりに行ってくれて、ほんとにありがたいわ。学期末テストが近いから一緒に勉強するんだって。あの子たち、いつもそうなのよ。試験が近くなるとお互いに泊まり歩くの。ほんとに勉強してるのか怪しいわね。あなたも、勉強しなくて大丈夫なの?」
この家で生活を始めてから、僕はろくに勉強しなくなった。というか、勉強させてもらえない。この一週間はトイレに監禁されていたし、その前から長い時間裸に剥かれていじめられていたから、学力の低下は免れない。しかし、そんなことはどうでもよくなった。とにかく僕自身が生きていくことが重要なのだ。そのために、Y美やおば様の命令に逆らわず服を全部脱いで、とても恥ずかしい思いに耐えながら奉仕する。
狭い所に閉じ込められて、食事の量も少なかったので、体力が衰えていた。じっと立っていることができず、すぐにふらふらしてしまう。空腹で眩暈までする。こんな状態の僕を、おば様はどこまで仕えさせるのだろう。
おまりお酒に強くないおば様は、一口二口のワインでほのかに赤い顔をしていた。足を食卓の下から出して、横に伸ばす。僕を四つんばいにさせると、背中に両足を置いた。横向きに食事しながらおば様は、大きく息をついた。
踵で僕の背中を叩いた。足を振ってお尻をぴしゃりと打つ。足で僕の体の向きを変えさせると、股間に足を差し入れ、足の指でおちんちんを撫ぜる。思わず上げる声をおば様は聞き逃さない。
「へえ、いいの? そんなにいいんだ? 変なの」
少しずつ大きくなって皮から露出した亀頭の敏感な部分におば様の足の指が執拗に絡まる。腰を前に押し出すようにして逃れようとすると、後ろ髪を掴まれた。おとなしくしていないと、後ろ髪を引っ張られてしまう。仕方がないのでじっとしていると、足の指に弄ばれて、おちんちんが最大の大きさになる。
足で僕の体をいじりまわしている間に食欲を満たしたおば様は、ふたたび僕を食卓の横に起立させた。両手を後ろで組んで絶対に外さないことを約束させられる。勃起して皮から出た亀頭がてかてかと小さいながらも天井の蛍光灯を映して光っている。
「あなた、一週間前に射精させられてから、ずっと出してないんじゃないの。監禁されている間、オナニーはしたの? 正直に言いなさい」
「してません」
「ほんとに?」
「そんな気にならなかったです」
ふうん、とおばさまは納得したのかしないのか、よく分からないような返答をして、僕の顔から何かを読み取ろうとするかのように、じろじろと見た。ワインを飲んでほろ酔い気分のおば様は、いつもより振る舞いが乱暴だった。指で荒々しくおちんちんをしごき始め、僕か反射的に腰を引いてしまうと、おちんちんをつかんで引っ張るのだった。痛い。すぐに冷たい指が小刻みに動き、たちまち僕は射精しそうになる。と、指の動きが止まった。大きくなってしまったおちんちんが恥ずかしい。
「まだ時間はたっぷりあるから。その前にたっぷりお食事しなさい」
大きな丸い皿を床に置いて、おば様が嬉しそうに僕のおへそを指で突っつき、四つんばいになるように顎で命じた。山のように盛られた鮪の刺身が僕の目の前で、てかてかと脂を光らせている。刺身の横にご飯茶碗が置かれたが、箸はなかった。
手を鳴らすからそれまで食べてはいけないというおば様の指示を、薄い膜を通して見る遠い世界での出来事のように聞いていた。と、いきなりおば様の素足の踵が僕の背中の首の下あたりに振り下ろされた。じいんと痺れが背筋を走る。
「ちゃんと聞いているの?」
「はい」
首を上げて答える僕に、おば様が手を鳴らした。きょとんとしている僕に、おば様は苛立たしげにもう一度手を鳴らす。目の前に出された食事を食べなくてはと思いながら、僕は動けなかった。箸を使わずに皿に顔を近づけて食べることに抵抗があった。刺身のそばにはチューブ状の山葵が長々と横たわっている。どすんという衝撃が背中に走った。蹴られた、と思うまもなく続けざまに何度もおば様の踵が背中の肩甲骨と肩甲骨の間を打つ。その中の一撃が特に強くて、腕で支えきれず、とうとう胸を床につけてしまった。
片足で僕の背中を踏んだまま、おば様が椅子から立ち上がった。もう片方の足ものせて、おば様の全体重が僕の背中にかかる。裸の胸が床に圧しつけられて痛い。そのままの姿勢で手を使わずに食事をするように命じ、軽くジャンプする。ジャンプを続けながら、おば様は少女のように無邪気に笑った。
150cmに満たない僕の小さな体の、首の根元からお尻にかけて、おば様がバランスを取りながら何度も行きつ戻りつした。一糸まとわぬ姿で踏みつけられている僕は時々呻き声を上げ、皿に顔を突っ込んで、手を全く使わないまま、刺身を口に押し込んだ。お尻の下からおちんちんが出ていて、おば様が爪先でつんつんと床に押し当てるように突き、それがおちんちんの袋にも当たった。痛みに悲鳴を上げながら、僕は犬のように刺身を食べ、ご飯粒を鼻の頭や顎などにたくさん付けながら、茶碗に舌を伸ばして白米を口に運んだ。と、またお尻の下から露出しているおちんちんにおば様の足の指が触れる。
痛みと屈辱をほんの少しの間でもよいから忘れていたいのなら、犬そのものになって醤油に浸った山盛りの刺身を口に入れ続けるしかなかった。床に体を押し付けられたまま、僕は食べる。おば様が僕の背中の上でバランスを崩し、刺身の皿に素足を突っ込んだ。おば様の足の親指が刺身を咥えた僕の口元をなぶった。おば様は平然として、皿が割れなかったのを喜んだ。
皿に着いた足を軸にして、僕の背中から降りる。おば様は刺身が散らばっている皿から足をどけようとしなかった。不審に思って首を上げると、おば様がにやにや笑っている。
「どうしたの。食べ続けていて、いいのよ」
おば様の素足は皿だけでなく、刺身も踏みつけていた。足の指と指の間に潰れた刺身がはみ出ていた。皿の端に散らばっている刺身を選んで噛むと、「こっちのほうがおいしそうよ」と言って、足の下からはみ出ている刺身を指すのだった。
「ほら、早く食べなさいよ」
ためらっている僕を愉快そうな声が促す。僕はおば様の足の指の間で鈍い虹色の光を放っている刺身に食いついた。おば様が足を動かしたので、足の指に吸い付く格好になった。刺身をくわえて足の下から引きずり出す。小さな叫び声を上げておば様が笑った。
その後、足の指を一本一本、丁寧に舐めさせられた。おば様は椅子に深く腰かけて、ホットパンツからすらりと伸びた白い足を差し出す。僕は四つんばいになって、右足の親指から口に含んだ。音を立ててしゃぶらないと、叱られる。くわえている途中、いきなり足をぐいぐいと上げられたので、足の指の爪が口内の上側に当たって、仰け反ってしまった。舐め方が雑になると、このようなお仕置きを受けるのだった。
山葵をたっぷり塗りつけた指も舐めさせられた。途中で指を出すことは許されない。しっかり舐めて拭き取る。爪の間に挟まった山葵も吸い取って差し上げる。おば様の表情をうかがいながら、必至に音を立てて舐める。少量のワインに顔を染めたおば様が「いいわよ」と言ってくれたので、ようやく口から足の指を出すことが許された。鼻の奥がツーンとして涙を流す僕をおば様がにやにやしながら見ていた。
犬のような格好で食べさせられた屈辱的な食事が済むと、おば様は僕に起立するように命じた。僕は気づかれないようにそっとおちんちんに手を当てて、皮をめくろうとした。背中やお尻を蹴られたり叩かれたりして、おちんちんがすっかり縮んで皮の中に隠れてしまっていた。それをおば様に冷やかされたくなかったのだった。が、すぐに鋭く叱責する声が飛んできた。
その剣幕に恐れをなして、震える手をなんとか腰に添える。おちんちんは、半分皮を被ったままだった。亀頭が三分の一ほど、顔を覗かせていた。
「勝手におちんちんの皮、めくっちゃ駄目でしょ。皮かぶってるんだから、皮かむりのままでいいの。さんざん見られているくせに、今さら何よ」
乳首を指で強くはじいてから、おば様の手が僕の股間へ伸びた。そして、僕が一番されたくないことの一つ、おちんちんの皮引っ張り遊び、を始めた。
皮を引っ張られて、たまらず足を踏み鳴らすと、おば様が僕の素足を素足で踏みつけた。それから手のひらでぱしんと背中を叩く。おば様は痛がる僕に構わず、おちんちんの皮をつまんだまま歩き始めた。
「やめて、やめて。痛い、痛いです」
「うるさい。黙ってついて来なさい」
つまんだ指に引っ張られて、おちんちんの皮がまるまる抜けてしまいそうな痛みが走った。玉ねぎの皮のように、おちんちんからすっぽり皮が抜けてしまったら、ひりひりしてパンツを穿くこともできなくなる。ずんずん歩くおば様との差が開かないように必至になって歩いた。
たどり着いたのは、おば様の寝室だった。中央にダブルベッド、奥に鏡台、箪笥が並んでいて、白で統一された色調が部屋の乱雑さを淫靡なものにしていた。おちんちんの皮をつまんで引っ張ってきた指がようやく離れた。ベッドの上に脱ぎ散らかしたストッキングを乱暴にどかして、おば様が腰を下ろす。ホットパンツからすらりと伸びた長い両足をきれいに揃えて、おちんちんの皮がだらりと垂れている素っ裸の僕の前に差し出す。それが何を意味しているのか、僕はもう言われなくても分かっていた。ひざまずいて舐めなくてはならない。丁寧に心を込めて、足の指を一本ずつ舐めなくてはならない。だが、その前に僕は一つ、確認しておきたいことがあった。
「おば様はヘルパーのIさんから鍵を受け取っていたんじゃないですか」
「なんのこと?」
「僕をトイレに閉じ込めておきたいために」
「それはIさんが私に鍵を渡さなかったからよ」
「ほんとですか」
「信じなくてもいいけど」
嘘だ。僕はトイレから出してもらえる少し前にこの家を訪ねてきたヘルパーのIさんから、南京錠の鍵はおば様に渡してあることを聞いたのだった。Iさんは、僕が一週間も閉じ込められていると知って、笑い声を立てた。でも、おば様に真偽を問うつもりはなかった。おば様は自分の返答が事実かどうかなんて、一向に気にしていない。
「チャコ、あなたは自分が今何をしなくてはいけないのか、命令されないと分からないのかしら」
唇の端を少し上げて、微笑を浮かべるおば様がベッドの上で僕が奉仕するのを待っている。その表情は、Y美が僕に恥ずかしいことをさせようと企んでいる時によく似ている。僕はひざまずいて、恭しくおば様の足を舐め始めた。
白くてすらりとしたおば様の足をくまなく吸い、舐め、味わう。指からくるぶし、脛、腿とだんだん上がっていく。両方の足を交互に舐める。吸う。時折、おば様が大きく息を漏らす。この部屋にいると蛙の鳴き声が聞こえない。トイレに監禁されている間は、夕方から夜にかけて、蛙の鳴き声が大音響になって僕の裸身を包み、いつしか聞こえなくなっていた。おば様の寝室にいて、僕はあらためて夜の静寂に気づいた。蛙たちは鳴いていない。この世からきれいさっぱり存在が消えたかのようだ。おば様の足に吸い付く音だけが部屋に響く。
ベージュのポロシャツの前のボタンが全て外れていた。おば様の黒いブラジャー、小高い丘のような二つのカップが足舐めの奉仕を続ける僕の前方に見える。仰向けに寝ているおば様がずるずると後退し、ホットパンツがずり下がる。静かにホットパンツを下げて差し上げる僕に、黒いレースの下着が現われた。黒い陰毛が透けている。僕の生唾がおば様の腿を舐める音を上回った。不意に性的な快楽を感じた時に大抵の人が無意識に出してしまうような声を僕も洩らした。おば様が足でおちんちんをまさぐっている。ひらいた足の指がおちんちんを挟もうとしている。
その小ささをY美にもおば様にもさんざん冷やかされてきた僕のおちんちんがおば様の足の指と指の間に挟まって、弄ばれている。おば様がちょっと首を傾けて、僕の快感に耐える様子をじっと見ている。僕は耐えながら、おば様のお臍の辺りを吸ったり舐めたりしている。
「全身を舐めるのよ。私の体をあなたの舌できれいにしなさい」
何度か喘ぎ声を出して、一段とハスキーな声になったおば様が乳房に触れる僕の手を払った。触るのはいけない。舐めるか、吸うか、どちらかにしなければならない。おば様の体をくまなく舐め尽くすのは大変な労働で、僕はまだ足とお腹しか終わっていない。ぴちゃぴちゃと音を立てながら、僕は乳房まで舌を進めた。おば様は袖にかかっていたポロシャツを脱いで、黒いブラジャーを上にめくった。
乳首を口に含んで、舌を転がす。大切な玉を磨くように、舌の上にやさしく乳首を転がす。舌の表面に乳首の隆起が細かく伝わってくる。舌の先で、それから舌全体で、往復運動しながら、乳首の形が変わるのではないかと思われるまで、優しく気持ちを込めて舌を動かす。右の乳首、左の乳首と適当に後退して、口に含んでいない時は左右の乳首が僕のよだれに濡れて光を放つ。乳首から口を離すと、乳首と口を唾液の糸がつなぐ。おば様の喜悦の声が大きくなってくる。おば様の足が発作的に上がって、宙に止まったかと思うと、ゆっくり引いてきて、おちんちん袋の裏側を撫でた。そして足を戻し、同じ所作をもう一度繰り返す。もう一度、もう一度。その気持ちよさに軽く目を閉じて息をつく。おば様が僕の乳首を力いっぱいつねった。早く舌による乳首への愛撫を再開しなさい、ということだ。僕は倒れるように左の乳首を口に含んだ。
感極まった声を長く引いておば様が仰向けからうつ伏せに向きを変えたことで、僕の長い時間をかけた乳首への奉仕が終わった。次は背中だ。砂漠のように広い背中が眼下に広がる。おば様のすべすべした背中からブラジャーが取れていた。休むまもなく、背中を僕の舌が縦横無人に走り回る。スケート選手のように、その都度コースを変え、自在におば様の広い背中を走る。おば様の呼吸が荒くなって背中が盛り上がる。するとそれを待っていたかのように僕の舌がちゅるちゅると音を立てて、そこから滑っていく。
首筋をなぞるように吸いながら、だんだん顔に上がってゆく。体をくるっと捻って、耳たぶ、と告げると、一回転して再びうつ伏せになる。おば様の体にまたがって、耳たぶに舌を這わす。汗と唾液に濡れた背中におちんちんの袋が着地する。右の薄い耳たぶに小さな黒子があった。僕はその黒子を軽く噛んだ。おば様が喘いだ。おちんちんと背中が摩擦する。おちんちんが熱を帯びる。耳たぶから耳の螺旋を舌が滑る。ぐるぐる渦を巻いて僕の舌が鼓膜に降りてゆく。
尾骨、さらにお尻に向かって僕の舌がおば様の体を這う。おば様が背中を沈めて、お尻を弓なりに反らして高く突き上げたから、その滑らかな体の線に従って自然な勢いで舌が転がるのだった。僕の両手がおば様のお尻をぎゅっと押さえると、快感の波が体を貫いたかのように、片足でベッドを叩いた。足首にからまっていた黒いパンティーが床に落ちた。おば様の手が僕のお尻にかけている手に触れた。もちろん僕の手に触れる目的で伸ばしたのではない。肛門をひらいてみせるためだった。
「お尻の穴を舐めてちょうだい。舐めて。早く舐めなさい」
喘ぎ喘ぎ、両手で自分の肛門を開帳して、僕に命令する。ほんとにおば様が言葉でそう言ったのか覚えていない。脳に直接電流を流されたような気がする。体が意識とは別のところで動いている。舌を伸ばしておば様のお尻の穴とその周囲を愛撫する。部屋は明るいのに、お尻の割れ目に向かって舌を動かし続ける僕の目には、ジャングルの奥深い闇しか入ってこないのだった。
肛門は乳首のような感触がした。弾力性があって舌で強く押し付けると、その分だけ跳ね返る。僕は鼻をお尻に嵌めて、舌を伸ばした。可能ならば、腸の中までくまなくこの舌で舐め尽くしたいが、入り口ですぐに弾き返されてしまう。せめて唾液をと思い、肛門にぴったり口を付けて、生唾を流し込む。おば様がベッドシーツに爪を立てる音がした。せがまれて、何度も生唾を流し込んだ。数えきれないくらい流し込んでも、唾は涸れることがない。すぐに別の唾が生まれて口の中で待機する。口を離しても、肛門の形状が舌に残っている気がした。僕はおば様の肛門の形を舌の上に永遠にとどめたくて、執拗に舌で肛門をなぞった。おば様の上半身がばたんばたんと波打っている。その振動がシーツに垂れているおちんちんに伝わってきて、亀頭がずんずんと袋から頭を出してくる。
四つんばいのまま後ろを向いておば様が僕の大きくなったおちんちんを見やると、怪訝な表情をして僕のほうにいざった。
「おちんちん大きくするのは勝手だけど、あなたは奉仕するだけだから、絶対に私の中に入れさせないからね。間違って入れるような真似をしたら、おちんちんを切り取る。ほんとに切り取る。覚悟しなさいよ」
人差し指で、ぽんと亀頭を弾くと、仰向けに寝転がり、大きく股をひらく。その所作をぼんやり見ている僕をおば様は叱咤した。そして、僕の髪の毛を掴み、強引に股間へ顔を引き寄せるのだった。
「舐めなさい。しっかり奥まで舌を入れるの。そうそう、もっともっと。かき回すように舌を動かしなさい。いいわ。いい。駄目。動きが遅い。しっかり。あなたにおちんちんを入れる権利なんか、ないのよ」
喜悦の声が高まる度に、髪の毛を自分の乳房に向かって引っ張る。そのたびに、僕の顔がおば様の性器に押し付けられる。濡れていて、口全体がまるごと中に入った。僕の睫毛とおば様の陰毛が絡み合う。僕のおちんちんには毛が生えていない。ちっとも生えてくる気配がない。そのことをY美たち女の子に笑われたくなかった。誰にもおちんちんは見られたくないと、つくづく思った。このまま毛も生えず、皮も被ったままで多くの人に恥をかかされ続けるのであれば、いっそのこと切り取られたほうがまし。そんな考えが一瞬頭をよぎった。おば様の性器を舌でかき回しているうちに限界まで大きくなったおちんちんがそのような選択肢を脳に吹き込んだのかもしれない。なにしろおちんちんは、液体に濡れてずぶずぶしている割れ目に飛び込みたくて矢も盾もたまらないのだから。
ひくひく痙攣し始めて、おば様の手が僕の髪の毛から離れた。頭部の痛みから解放された僕は女性器の奥、舌を精一杯伸ばして届く限りの奥でぱたぱたと、ちょうど虚空で足をばたつかせるように、動かした。みずから腰を浮き上がらせ、上下に激しく揺さぶるおば様の股の間で、僕の体も一緒になって波打つ。顔面が性器に吸い付いて離れないのだった。呼吸か困難になり苦しくなって大きく息を吸うと、性器が密集する襞のぶつかり合う肉厚な音を立て、おば様が高い声を上げる。
ようやく酸素を取り入れた僕は、次に息を吐きたくなった。やはり性器から顔を離すのは難しい。吸引力がすさまじく、僕の舌は、生命体としての体の使命を一身に帯びて、暗い宇宙の中でひたすらにもがき、暴れるのだった。性器の中に閉じ込められた舌は、この家で居候する僕そのものに思われた。大きく息を吐くと、おば様が性器の立てる音とはまるで関連性がないかのように、きれいな高い音を部屋に響かせた。僕が苦しくなってもがくほどに、おば様は喜びの声を出す。
性器から顔を離すことが叶わないまま、どれだけの時間が過ぎたのだろう。僕は眠っていた。部屋の電気が消えていたので、僕は体ごとおば様の性器に入ってしまったかのような錯覚を覚えた。股間から顔を上げた僕におば様が両手を差し伸べてきた。僕の頬をやさしく撫でて、乳房の間で抱きしめてくれた。僕は理由も分からず、泣いていた。
ベッドで眠るのはなんと心地がよいのだろう。ずっとトイレの硬い板敷きで体を横たえてきた僕は、その快適さに感激しながら、おば様と一緒に眠りに落ちた。あたたかいおば様の体。二人とも生まれたままの姿なのが嬉しかった。
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コメントありがとうございます。
次回のお話はY美とそのお友だちが続々登場する展開を予定しています。
お読みいただければ幸い。よろしくお願いします。
doku様
いや、そう言っていただけるととても嬉しいです。
更新ペースがぐっと遅くなりましたけど、まだまだ続きますので、どうぞ気長にお付合いくださいませ。
願わくば全裸で犬の首輪を嵌められて
動物として扱われる様なシチュエーションが
あれば更に興奮してしまいます。
コメント、ありがとうございます。
「全裸で犬の首輪、動物」というのは、いいですね。
とても感動するシチュエーションです。
この小説はねちねち、長々といろいろなシチュエーションを用意する予定です。
一緒にお楽しみいただければ、大変嬉しく思います。