思い出したくないことなど

成人向き。二十歳未満の閲覧禁止。家庭の事情でクラスメイトの女子の家に居候することになった僕の性的いじめ体験。

初めての射精

2007-06-29 02:04:05 | 5.男の子の体
「早くオナニーしてよ。見せてよ」
 Y美にじっと見つめられて、僕はおちんちんを手でいじりながら、もじもじしているばかりだった。唾を飲み込む音がどれも大きく響くほど緊張していて、おちんちんは全然大きくならない。唯一身に付けることが許されているパンツを足首から抜き取られ、丸裸のまま、クラスメイトのY美の前でオナニーを強要されているのだが、いかんせん僕はまだ射精をしたことがなかった。しかし、それを以ってオナニーができない理由とはならないとY美は断じるのだった。
 何度も勃起した僕のおちんちんを見て、亀頭の先が液で濡れているのを知っているY美は、僕の体はもう充分射精ができるはずだと考えているようだった。彼女の机に広げられている雑誌に、そう書いてあるのかもしれない。とにかく、しっかりオナニーで射精するまでは、この部屋から出してあげないとのことだった。
 しごいているのに勃起しない。僕は、おば様の手の感触を思い出した。今朝見たおばさんのヌードを思い浮かべた。おば様がまさぐると、たちまち大きくなってしまう。Y美は、おば様が時々僕のおちんちんをいじって遊んでいるのを知らない。
「早くしてよ早く。ちっとも大きくなってないじゃん。夜が明けちゃうよ」
 回転椅子を左右に揺すりながらY美が急かす。Y美を怒らせると、どんなに酷い目に遭わされるか、考えただけでも恐ろしく、それがプレッシャーになって、ちっとも大きくならないまま、僕の手はむなしく運動を続けている。
「もういいよ。下手糞。手を腰に当ててしっかり立ってな」
 おちんちんから僕の手をどかすと、Y美が猛烈な勢いでしごき始めた。乱暴で痛い。僕は腰を引いて「やめてください」と、お願いした。
 往復ビンタ、と称してY美がおちんちんを手で左右に打った。それでも大きくならない。
その他にY美は、僕を四つんばいにさせたり、片足を高く上げさせたり、ブリッジさせたりといろいろなポーズを取らせたが、おちんちんは思うように大きくならないのだった。
 腕を組んで考え込んでしまうY美を前に、僕はブリッジの体勢のまま、待機させられていた。
「もう少し反って、お尻をぐんと上げる感じ。そうそう」
 皮を剥いて、亀頭の過敏部分を指の腹がしっとりと撫でた。表側と裏側、満遍なく指が這う。指の輪がきゅっと狭められ、軽く圧力を加えて、往復運動を開始する。僕は思わず声を洩らした。ブリッジの体勢が苦しい。
「やっと大きくなってきたよ。その調子」
 と、足を動かしてブリッジを崩してしまった。同時に大きくなりかかっていたものも、元のサイズにしぼんでゆく。Y美が落胆のため息をついた。僕の強張った表情を見て、Y美がぴしゃぴしゃと頬を打った。緊張してるからいけない、リラックスしなよ、と、ことも無げにY美は言う。
 床にお尻をつけて大きく股を広げさせられた。Y美が僕の背中を押す。柔軟体操だ。僕は体が柔らかいほうだと思っていたが、それでも額をつけるのが精一杯だった。Y美は胸までつけろと言う。Y美が手本を見せた。すらりと伸びた生足がおちんちんに触れた。小学生の頃バレエを習っていたY美の体はしなやかに曲がり、広げた両足はほぼ水平に、折り曲げた上半身は胸まで床につくのだった。シャツの首からY美の白い下着が見え、おちんちんがぴくっと反応してしまった。それをY美か見逃すはずがなかった。
 なぜ大きくなったのか問い詰められ、正直に白状した。と、いきなりY美の足が横から鞭のように飛んできた。壁に激突してくず折れる僕の頭を掴んで、往復ビンタをしながら立たせ、足払いする。尻餅をついて倒れた僕を四つんばいにさせて、お尻を連発して叩く。僕は悲鳴を上げながら許しを乞う。お尻が真っ赤になる。
「生意気なんだよ。私の体で欲情するなんて、絶対許せない。土下座しなさいよ」
 息荒く叫ぶY美の剣幕になすすべもなく、ぶるぶる体を震わせながら、土下座した。
「申し訳ありませんでした」
 何度も何度も床に手をついて頭を下げた。ふと見ると、Y美の目に涙が溜まっていた。
「あんたにだけ言っとくけど、私、処女じゃないんだよ。これ以上、男なんかに汚されてたまるかよ。私はね、男なんか大嫌いなの」
 顔に手を当ててY美が泣き出した。僕は打たれた痛みで体じゅうが火照っていた。土下座する僕の頭の上をY美の踵がこつこつと叩いた。

 台所に行き、Y美のために紅茶とバナナを用意した。お盆にのせてノックすると、ドアが開いた。Y美は泣き止んでいたが、目が赤かった。机の上にお盆ごと置いて、僕はY美の前に気を付けの姿勢で立たされた。
 Y美は紅茶を啜りながら、僕がおちんちんをしごくのを見ていた。Y美が足を組み替えるたびに長くて細い足がおちんちんのそばを通過する。
 半分大きくなりかかると、Y美が手を伸ばしてきた。僕と同じように指の輪で締め付けながら、根元のほうを往復させる。僕の指は亀頭の辺りをしごいた。二人の手がぶつかり合う。ピーンと快楽の糸が張ってきた。僕は小さく声を立てながら、口をあけて呼吸していた。今朝、おば様にいじられた時は、この辺りで不意に手が止まり、お預けを食らったのだった。今は、そのままどんどん進むと思った。と、Y美が停止するのだった。
「ちょっと休憩ね。あんたも手を止めなさい。気を付けの姿勢。そうそう、手は腰に当てて、指先はしっかり地面に向かって伸ばす」
 バナナを食べているY美を見るともなしに見ていると、Y美がちらと僕に顔を向けて、「食べたい?」と聞いた。手でつまんで三分の一ほど切って、床に落とした。Y美の指示通り四つんばいになってお尻を上げながら、手を使わずにバナナを食べる。Y美は組んだ足を僕の頭の上に置いた。
「いやしいね。尻尾が取れてもやっぱり犬だね、チャコは。おちんちん大きくしたまま、素っ裸で四つんばいのままバナナを食べるなんて、なかなかできないよ。しかも、クラスメイトの女の子の前でさ、恥ずかしくない? 私だったら絶対できないなあ。バナナ食べるって聞かれても要らないって答えるよ。プライドがないのかな」
 頭の上のY美の足がぐんと床に向かって力を加えてゆく。僕の口と床の間でバナナが潰れる。口元に潰れたバナナを付けた僕に、Y美が舌を使ってバナナをきれいにふき取るように言った。僕が四つんばいのままお尻を上げて床をなめていると、Y美が僕のお尻を両手でつかんだ。
「やっぱり犬なんだから尻尾をつけてオナニーしようか」
 バナナの皮の内側を肛門に当てると、指で押して中に入れてゆくのだった。ずぶずぶと、奥まで入ってゆく。声を上げて僕は身悶えした。
「気持ちいいでしょ。もっと入れてあげるからね。チャコはしっかり床をきれいにするんだよ」
 続けてもう一枚、細かく千切ったバナナの皮を僕の肛門に押し込んでいく。僕は算盤を弾く経理担当サラリーマンの一心さでバナナのこびり付いた床を舌で拭き取っていた。バナナの皮が太ももの内側に触れている。

 肛門にバナナの皮を押し込まれた僕は、相変わらずパンツ一枚穿かせてもらえない素っ裸の身をY美の前にさらしていた。気を付けの姿勢を強制され、おちんちんを隠すことができない。Y美が指でつんつんと突いた。だんだん大きくなる。先ほどはしごかれても痛みしか感じなかったのに、いつの間にか、体がほぐれた感じだ。亀頭がぬめって光っていた。もしも遠くより徐々に競りあがる快楽の波に足を掬われて気を付けの姿勢を崩すと、Y美に尻叩き二十連発の刑を食らう羽目になる。すでに僕は十連発の刑を受け、お尻を赤く腫らしていた。
「感じてきたみたいだね。大きくなってる」
 指を小刻みに震わせるY美は、僕が今どんな表情をしているか、それだけを確認するためだけのように僕を見て、笑った。
「やっぱりお尻と連動してるようだね、チャコのおちんちんは。これはあの雑誌には書いてないことだよ」
 机の上の雑誌を顎でしゃくってY美が言う。脈打ちながら頭を揺すっている盲目の生物は、まだ未知の部分が多く、研究の対象とするに足る存在のようだった。
 突然今までにないくらいのビッグウェンズデーがせり上がってきて、糸がピーンと張った。僕の声ではない、僕の体が発する声が僕の口から洩れた。その声は短く、断続的に響いた。僕は必死に気を付けの姿勢を保ちながら、自分の太ももを掴んでいた。足がガクガク震える。せり上がってくる。
「休憩。手が疲れちゃったよ」
 ぱっと思いついたように手を離したY美は、くるっと椅子を回転させて机に向かい、雑誌に目を落としながら紅茶を啜った。
 行き場を失ってひくひくする。切ない声を上げた裸身がくず折れる。僕は床に膝を付けた。肩を震わせて呼吸していた。
「汗でぬらぬらしてるよ、チャコの体。服着てる私が涼しくてちょうどいいと思っているのに、なんでオールヌードのあんたが暑がっているのかな。変だよ」
 全裸の背中をなぞったY美の指が汗で濡れていた。その指を僕の口元に寄せて、「なめて」とささやく。「なめてきれいにしてよ」
 膝を付いたまま上体を起こした僕は、Y美の指を遮二無二しゃぶった。

 休憩時間中、僕は正座をさせられていた。Y美は、雑誌の性的な事柄に関する特集記事に目を走らせて余念がない。じっと動かないでいると、尿意を催した。もじもじする僕に気づいてY美が問う。僕は勇を鼓して言った。
「おしっこに行きたいのですが」
 Y美がドアに向かって手を振った。行けの合図だ。僕は礼をして部屋から出ると、階段を下りて、台所を抜け、いつもの裏口から庭に出た。
 梅雨晴れの月夜だった。蛙の鳴き声が天から降ってくるように聞こえる。囲い板を外された和式便所でおしっこを済まし、家屋の外壁に据えられた蛇口で手を洗った。時刻は夜中の一時を過ぎていた。庭の向こうの畑は闇に包まれている。家の前の通りの十字路では街灯がぽつんと点っていた。人影の全く絶えた時間帯だった。やや強く吹く風が、僕に全裸であることを意識させた。裏口のドアノブを回した。鍵がかかっている。
 まさか、おば様が起きて、鍵を掛けたのではないか。玄関に回ってみたが、施錠されている。縁側のガラス戸を一枚一枚引いてみた。どれも鍵が掛かっていた。
もう一度裏口のドアノブを回して、軽く叩いてみた。反応なし。素っ裸のまま締め出されてうろたえていると、ガラス戸がひらいた。Y美だった。ホットパンツから長い足がすらりと伸びている。
「驚かせてごめん。急に気が変わって、あんたの生まれて初めてのオナニーは、庭でしてもらうことにしたの」
「ここで、ですか」
「そうだよ。夜空の下で気持ちいいでしょ」
 外でするのは恥ずかしいが、部屋の明るさの中でするよりも、暗いからまだよいかもしれないと思った。離れのトイレに向かおうとすると、Y美が「待って」と制した。
「どこ行くのよ。勝手な場所でするんじゃないよ。ガラス戸に向かってするんだよ」
 部屋じゅうの電気が点けられた。もちろんカーテンは全開だ。蛍光灯の眩しい光が軒先まで照らし、砂利の上に立つ僕の周囲は、たちまち部屋の中と変わらぬ明るさになってしまった。
 ソファにおば様がいた。おば様が立ち上がってY美の隣りに並んだ。透け透けのネグリジェをまとって、下着が丸見えだった。
「そこに立って、このガラス戸に向かってオナニーするんだよ。お母さんと私とで、あんたが生まれて初めて射精するのを見届けてあげるから。精液はガラスに向けて飛ばすんだよ。採集するからね。じゃあ、がんばってしごいてね。ちゃんと射精するまで家に入れないからね」
 それだけ言うと、Y美は家の中に首を引っ込め、ガラス戸を閉めて、鍵を掛けた。スポットライトのような明るさの中、素っ裸のまま、僕はまずその場で体をぐるりと一周させるように指示された。僕の肛門にバナナの皮が詰まっているのを笑う女の人たちの笑い声がガラス越しに聞こえた。
 Y美に弄ばれていたように、僕は指で輪を作り、おちんちんに軽く圧力を加えながら、往復運動に励んでいた。普通なら恥ずかしさと緊張から、自分だけの手の動きで大きくすることなど、とてもできなかったように思う。しかし、庭に一糸まとわぬ裸で出され、家の中にいる同級生の女の子とその母親に一枚のガラスを隔てて見られながら、強制的にオナニーをさせられている僕は、さほど時間をかけることなく、快楽の糸をピーンと張って、巨大な波を引き寄せることができたのだった。
 軽蔑の眼差しでおば様が僕を見ている。やや顎を上向きにした嘲りの視線がちくちく痛い。その隣りで、Y美は好奇心に目を輝かせている。彼女たちにはこれまで、器具で広げられた肛門を見られ、写真撮影までされた。四つんばいのままうんちをひり出すところも見られた。そして今ここで彼女たちは、砂利を踏みしめて立つ僕が生まれて初めて出すまとまった量の精液を、まさにその射精の瞬間を、目撃しようとしている。もう彼女たちの視線から逃れるすべはない。
「ああ、ああ、ああ、ああ」
 自分の意志とはかけ離れたところから、僕は声を絞り出していた。
「ああ、ああ、ああ、ああ」
 体の中で糸がピーンと張られていて、電流を流しているみたいだった。僕は頭が真っ白のまま、しごき続けた。電流のせいで頭が真っ白になったのだ。ぐぐぐっと得体の知れないものがすぐそこまで迫っている。電流。限界地点。
 液体が発射された。窓ガラスにぺたっと貼り付いた音がした。

 ガラス戸にべっとりと固まっている精液を、Y美が瓶に移し変える。初めての射精を終えた僕は、足の裏を拭いて家に上がった。
 おば様は僕の射精を見届けると、見下げ果てた奴に掛ける言葉はないと言わんばかりに僕から顔を逸らして、そそくさと寝室に戻るのだった。
 呆然としている全裸の僕に、Y美が声を掛けた。
「オナニーご苦労さん。初めての射精、忘れられない思い出になったね」
 精液を入れた瓶を僕の前で振って見せてから、Y美は歌うように階段をのぼった。僕は肛門に詰められたバナナの皮を指で全部ほじくり出すと、台所の生ゴミ専用のポリバケツに捨てた。


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