思い出したくないことなど

成人向き。二十歳未満の閲覧禁止。家庭の事情でクラスメイトの女子の家に居候することになった僕の性的いじめ体験。

雨、夜、折檻

2007-07-08 02:23:00 | 5.男の子の体
 パンツ一枚の裸で畳に正座していた。竹刀で肩や背中、脇腹を小突かれていた。呼ばれたのにすぐ来なかったことを責められていた。僕はおしっこをしていたのだと理由を述べた。外は雨が降っていて、僕の体は濡れていた。Y美は、おしっこも我慢してすぐに参上すべきと言い放ち、竹刀で僕の背中を打った。
 痛みに姿勢を崩しても、すぐに元通りにならなければならない。、さもないと、続けて打たれる。僕は体を震わせながら正座を続けた。
 一階でバケツに水を汲んでくるように言われた。今、Y美の横にポリバケツがあり、水が三分の二ほど入っている。折檻の前に断りもなく用を足した罰として、まずこのバケツの水を飲み干すことが命じられた。
 こんなにたくさん飲めないと思ったが、竹刀を振り回すY美の機嫌をこれ以上悪化させることは、できない。無理をしてでも飲み干さなければならない。僕は正座したまま、バケツを持ってごくごくと飲んだ。口からこぼれた水が鳩尾を伝ってパンツを濡らす。
 バケツから口を離すたびにY美に竹刀で喉を突かれた。早く飲みなさい、とY美は急かした。何度も小突かれながら、ようやく僕はバケツの水を飲み干した。お腹が水でだぶだぶしていた。
 雨の音がざあざあ聞こえてくる。畳が湿っていた。Y美は竹刀を片手にしばらく何もせず、黙ってパンツ一枚の裸で正座する僕を見下ろしていた。長い沈黙があった。
「あんた、メライと仲がいいよね。気が合うの?」
 ようやく口をひらいたY美は、意外にも穏やかな口調だった。僕は、学校の休み時間にふと話し掛けられているような錯覚を覚えた。
「図書室でよく会うから、自然と話をするようになっただけで、それだけです」
「あんた、もしかしてメライのこと、好きなんだろ」
「なんでですか」
「学校のあんたの態度で、そんな感じがするんだよ」
「別に、好きじゃないです。ただ、話し掛けやすいから」
 ふうん、とY美は頷いたが納得した風ではなかった。それからY美は、メライちゃんことを「むかつくクソちび女」と呼んで、クラスで孤立させてやるつもりだと言った。僕はメライちゃんが気の毒になって黙ってうつむいていた。もっともこんないじめに挫けるような子ではないと知っているけど。
 再び長い沈黙があった。Y美は竹刀を右手から左手へ、左手から右手へ何度も持ち替えながら、正座する僕の前を行きつ戻りつした。雨の音とY美が畳を踏む音だけが聞こえた。ずっと正座させられている僕は足が痺れてきた。

 Tシャツにホットパンツ姿のY美が竹刀を片手に物思いに沈んでいた。正座する僕の前を行ったり来たりしながら、何か深い憂いを抱え込んでしまったような横顔を見せていた。Y美のすらりと伸びた白い生の足が催眠術のコインのように僕の前で揺れていた。僕は正座中の足が痺れていることを意識していた。
 ホットパンツのポケットからY美が取り出したのは、僕が洗面所で匂いを嗅いでいたY美のパンツだった。Y美はそのパンツを僕の前に広げて見せた。
「あんたに下着を洗わせた覚えはないし、一切あんたの目に触れないようにしてきたんだけど、よくもまあ、こっそり盗み出したものだよね。この変態め」
「盗んでなんかいません。おば様に言いつけられて洗濯物を取り出していたら、中に混じっていたんです」
 語気が突然鋭くなったY美の気分の変化にとまどいつつ、僕は弁明した。
「盗んでなくても、匂いを嗅ぐなんていう変態行為が許される訳ないだろうが」
 続けて2発、竹刀が僕の背中に振り下ろされた。正座の姿勢が崩れて、僕は畳に四つんばいになって、喘いだ。脇腹、肩、首など、続けて竹刀で打たれる。
「このど変態め。世話になってる家の娘の下着を嗅いで感じていたんだろ」
 一気に怒りを爆発させたY美が凄まじい形相で竹刀を振り下ろす。滅多打ちだ。僕は体を丸めて、畳の上をのたうちまわった。
痺れた足にも容赦なく竹刀が振り下ろされ、僕は泣き声を上げた。四つんばいのまま、少しでも暴力から逃れようと畳を這う。Y美が打つ手を止めて、僕の動きに合わせて移動する。「おもしろい。芋虫が逃げてるみたい」
 竹刀がうつ伏せの僕のパンツをずらし始めた。お尻が半分露出した。竹刀がさらにパンツを動かす。僕はパンツのゴムを片手で押さえた。と、その手の甲を竹刀で打たれ、思わずパンツから手を離した。その隙に一気にパンツを足首まで下ろされた。Y美の手が足首から僕のパンツを引き抜いた。うつ伏せの僕は打たれた手の甲をさすりながら、すすり泣いていた。
「もう許してください。二度とY美さんの下着の匂いを嗅ぎません」
「それが許しを乞う態度? 土下座じゃないのかよ。もう忘れたの?」
 丸裸に剥かれた僕のお尻に向かって、竹刀が何度も振り下ろされる。僕は体を捻って執拗な攻撃を受け続けた。体を捻れば少しでも痛みが軽減するかのように。しかし、それがむなしい努力にすぎないことは、よく分かっていた。
 土下座しようにも打つ手がやまないので、四つんばいのままヒイヒイ声を上げてのたうちまわるより仕方がなかった。
「ほら、早く土下座しなよ」
 竹刀で小突かれて、僕はうつ伏せから仰向けに向きを変えられた。素っ裸なので、おちんちんがY美の目にさらされる。
 広げた股の間にY美が立つと、胸の真ん中を竹刀で突いて、「動くなよ」と命じた。そして、足で僕のおちんちんを下腹部に上げると、そのままゆっくり踏みつけるのだった。Y美の素足が僕のおちんちんをなぶる。最初はゆっくり擦っているようにも感じられたが、次第に力を加えて押してくるのだった。
 体からどっと汗が噴き出る。裸の背中が汗で畳の上を滑る。竹刀で胸の真ん中を突かれていて、これにも力が加えられてゆく。僕は低く呻き声を洩らしていた。
「ほらほら。あんたが早く土下座しないから、おちんちんがお腹の中に入ってなくなるよ」
 かなりの力でおちんちんを押されて、僕は喘ぎながら「やめてください」と呪文のように繰り返していた。最後には言葉が出ず、ただ泣き叫ぶばかりとなった。痛い。だが、この痛みから逃れ得るすべはどこにもないのだった。ようやくY美の足がおちんちんを離れた。と、胸を突いていた竹刀がいきなり股間に入って、おちんちんの袋をゴルフのショットのように打ったのだった。
 その時の僕の悲鳴の大きさに、さすがに驚いたのか、一階からおば様が駆け足で上がってきた。
「Y美、ちょっとやりすぎないでよ」
 そう言って入ってきたおば様が見たのは、全裸の僕が畳に海老のように丸まって、啜り泣きしながら、体をわななかしている光景だった。
「ごめん。心配しなくていいよ。男の子の弱点って、雑誌に書いてあったけど、ほんとかどうか確かめてみたかったの。ほんとみたいね。すごく痛がってる」
「そりゃそうよ。それよりY美、あんた、汗びっしょりじゃないの」
「うん。竹刀で打つだけでも、疲れるもんなんだね」
 タオルをおば様から受け取って、Y美はひとしきり汗を拭いた。それから、再び竹刀で僕の体のあちこちを小突き始めた。
「いつまで痛がってんのよ。大袈裟だね。ほら、早く土下座しなよ、土下座」
 ぱしーんと音がして、僕の頬を竹刀で打つ。竹刀が僕の口に入ってきた。ぐいぐいと押し込まれる。
「なんとか言いなさいよ。土下座します申し訳ありませんでしょ」
 口の中で竹刀を縦に横に揺さぶられて、僕はウーウーとしか声を発することができない。口から竹刀が出ると、鼻を小突き始めた。
「もうやめなさい、Y美」
 母親らしい言い方でY美のエスカレートする暴力を止めるおば様の声が聞こえて、僕は救いの光を見たような心地になった。
「顔を打つのは、もうやめなさい。跡が残るでしょ。打つなら服の上からでは見えないところにしなさい」
 返事の代りにY美は竹刀を僕のお尻に移動させて、思い切り叩いた。そして、もう一度僕を仰向けにさせると、股間に竹刀を入れておちんちんの袋を突っつき回すのだった。
「やめてください。もう打たないで。お願い、打たないで」
 震える涙声で哀願する僕を楽しそうに見下ろしながら、Y美が言った。
「あんた、大袈裟に痛がってるね。ほんとは大して痛くないんでしょ。もう一度打つ」
 耳を疑う暇もなく、もう一発、おちんちんの袋を竹刀で叩かれた。

 呼吸できないほどの激痛がなんとか呼吸できるまでには和らいだ頃、おば様は一階でコーヒーを淹れていた。Y美は汗を拭いて、畳に座って休憩していた。竹刀で折檻するのは思っていたよりも体力が要ると、Y美が独り言のように感想を言う。ぼくはその横で全裸の身を丸めて横たわっていた。おちんちんの袋がキーンと痛んでいる。全身がひりひりしていた。
「立って」
 小休止の終りを告げるY美の冷酷な命令が下った。僕は痛む体を労わりながら、よろよろと立ち上がる。立ち上がると、ガラス戸に向かって気を付けの姿勢を取るように言われた。ガラス戸の向こうは夜の闇に包まれて雨の音だけが聞こえている。そのガラス戸に、一糸まとわぬ裸で気を付けをしている僕の惨めな姿が映っていた。
「金玉袋を打たれるのが男の子の弱点だってことはよく分かったけど、じゃあ、おちんちんはどうなのって疑問が当然湧くよね。今からその疑問を解決したいのよ。でも、そこのガラス戸に映っているチャコのオールヌードを見てほしいんだけど、肝心なおちんちんが、ほら、こんなに小さく縮こまっているよね。これじゃ、打ちにくいし、叩いても、ほんとにおちんちんに当たって痛いのかどうか分からない。だから、今から手を使って、おちんちんを大きくしなさい」
 あまりのことに絶句して、二の句が継げない。おちんちんを大きくさせてどうするつもりなのか。
「決まってるでしょ。竹刀で力いっぱい叩いてあげるのよ。果たしてどれ位チャコが痛がるか、実験」
 ひどい、と一言洩らして、僕は涙をこぼした。なんでこんな家に居候させられているのだろう。僕は体じゅうのひりひりする痛みに耐えながら、自分の運命を呪った。
「早くしごいて大きくしてよ。待ってるんだからさあ」
 いきなり竹刀を振り下ろして僕の背中を叩いた。僕がしごき始めるまで、背中やお尻を交互に打つつもりらしい。耐え切れず、僕はおちんちんをしごき始めた。竹刀の攻撃がやんだ。
「早くしてね。あんまり遅いと、オナニーの最中でもぶっ叩くからね」
 股の間に竹刀を差し入れ、つんつんとおちんちんの袋を小突く。
 とにかく一時的にせよ理不尽な暴力の嵐から逃れるために、おちんちんを大きくさせている僕に向かって、Y美が「ガラス戸に映っている自分の姿をよく見て。素っ裸で全身アザだらけの格好のまま、オナニーしてるよ。ぶたれて喜んでいる変態さんみたいだね」と、冷やかす。
 無理矢理大きくさせられたおちんちんを見て、Y美が「いいよ」と言い、僕の向きをガラス戸から180度変えさせた。目の前に、一階から戻ったおば様が座ってコーヒーを飲んでいた。僕の大きくなったおちんちんを見て、苦笑する。傍らにお盆があり、クッキーともう一人分のコーヒーがあった。恐らくY美が飲む分だろう。
「お母さんも、もしかして初めて見るんじゃない。おちんちんを打たれると、男の子はどう反応するか」
 竹刀が勃起したおちんちんに向かって振り下ろされる。僕は恐怖のあまり体を捻って、これをよけてしまった。Y美は僕の胸とお腹を激しく打った。
 狙い通りおちんちんを打つのは難しい、とY美は言った。的が小さいからね、とおば様が笑う。そこで剣道の嗜みがあるおば様が竹刀を握ることになった。
 県大会にも出場経験があるおば様が構えると、さすがにY美とは雰囲気が違った。打ち据えられる恐怖でおちんちんが縮む。Y美がストップを掛け、手でもう一度しごくように僕に命じた。「早くしなさいよ」と、Y美が僕のお尻をつねる。
 頭の中を空っぽにしなければ到底過ごし得ないような時間だった。Y美に腰を押さえつけられて、素っ裸のまま、おば様の前でおちんちんをしごいて大きくした。Y美が「お母さん、お願い」と合図を送る。
 間髪を入れず鋭い掛け声のもと、竹刀が風を切った。鋭い激痛がおちんちんに走り、意識が遠のいた。Y美に腰を押さえつけられてなくても、よけようがなかったように思われる。僕はその場に膝をついて、短い悲鳴を上げた。そしてそのまま、おちんちんに手を当てて畳の上に丸くなってしまった。
 すぐにY美とおば様に股を開かされ、おちんちんに当てた手をどかされた。二人の女の人は、打たれた僕のおちんちんを存分に調べるのだった。僕はぐったりして、なすがままになっていた。ざあざあ降りの雨の音が心地よい音楽に聞こえた。


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