Pains パリの味

パン屋、ベーカリー作りを応援します。

ベーカーテクノサービス

理念

2009-11-18 18:29:42 | Weblog

理念

 自身の技術力、ライバル店の商品と技術力、業界を見渡して商品の流れ、己も敵も解らず商売している、馬鹿なベーカリーオーナー、売上が下がる一方で、手の打ちようが無い、多く見られます。パン学校出身者、業界経験が短い、いずれにしても未熟です。技術以前に人間が。

 良い材料使ってます。国産小麦です、有機です、バターはAOCです。材料を誇らしげに自慢しても、商品が美味くなければ何の意味も無い。材料を自慢するのは、趣味が高じてパン教室を開いている自惚れ主婦と一緒だ。石臼を店頭に置いていかにも挽いた国産麦粉を使っていますと言いたげな店、裏にまわれば袋詰めの輸入小麦の小麦粉の山。

 材料以前に技術ではないですか。最近は謙虚さが無く、お客様を欺く腕が先行していて、能書きだけに騙される消費者も良くないが、本物を味わえる店がなんと少ないことか。自慢のシュトーレン見てください、と言われ、言葉に詰ることもあります。ここまで不味く、日持ちのしない駄物にしてしまっては、もはやシュトーレンではない。他国の文化をここまで踏みにじって良いものかと思うほど酷いシュトーレンを見せられた事もあります。恐らく本来の配合・製法を知らず、本物を食べたことも無いのでしょう。販売する前に、本当にこれを販売しお客様からお金を頂いて良いか、真剣に考えるべきではないですか。近くのある洋菓子店でシュトーレンを販売しますが、それも予約で、何年か前に購入しましたが、7千円、箱、パッケージは本当に豪華、華美、誰に差し上げても喜ばれると思います。しかしその味は、全くシュトーレンとは異なり、ボソボソの忘れていたパウンドケーキ、干からびて、香り無く、まあイーストを使わないクバルクシュトーレンであろうと思いましたが、何しろ酷い。この店、よく雑誌などに取り上げられる有名店、もっと謙虚であって欲しい。ベルリンの壁が崩壊した直後、デュッセルドルフ、ケルン、ボン、アウグスブルグ、ミュンヘン、ウルム、シュトットガルト、他ドイツを回り、本物のシュトーレンを探し、作り方について勉強した時期がありました。美味しいシュトーレンは大半が中種法で作られていました。ドイツは大工場での量産品が幅を利かせていますが、本物は未だに古い製法で作られています。極僅かですが。この本物を探しにパリから車を走らせ、途中雪が降り夏タイヤで悪戦苦闘しましたが、この時の経験が未だに何所にも負けないシュトーレンを作る所以です。この時のプジョー505、良い車でした。リコールの多い手抜きトヨタなど全く足元にも及ばない、F1のエンジンヤマハですもの、日野市内で1部作られていました。念のため。学生時代に買ったカローラ30、納車後1ヶ月で塗装が剥げました、全面、この車ブレーキペダルのシャフトが曲がり、床に付いてしまいブレーキが効かなくなりました。現在もこのようなことが起きているということは、全く改善していないのでしょうか?この時、日野自動車羽村工場にトヨタより出向しているという、塗装の専門家が車を見に来まして、全く納得のいかない説明をして帰りました。後日車は交換させましたが。その時の説明は、全て日産に比べとの話ですが、トヨタは鉄板が薄い、トヨタが使う鉄板は表面処理を施してあるので、下塗りが少ない、薄い、塗装前の下処理も丁寧さには欠ける、と言う物でした。正に手抜きをしていますと証言したような物です。この後もセリカ2台、1台はGTでした。このGTもとんでもない車でした。これは後日詳しく書きます。マークⅡ、またカローラと乗り、散々な目に合い、決別しました。やっと見る目を持ちました。

 その後はヴィガー2台、フランスでプジョー2台、帰国していすゞ、ハワイでGM2台、帰国後は日産で落ち着いています。スカイライン、ステージア、プリメーラワゴン、またスカイラインですかねー。トヨタに関してはまだまだあります。6トンダンプのエンジン焼き付き、1月に2度も。本2冊書けるほどの面白ネタがあります。リコールのデパートトヨタ。パンからは随分外れましたが、パンだけでなく車の知識も豊富です。日本、ヨーロッパ、アメリカと各地で各種の車を運転し、ほぼ全メーカーの車に乗る機会があり、車の良し悪し、メーカー理念が把握できたかなと思っています。

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 まあ、日本人は商品の見極めが甘い。


パン生地配合

2009-11-18 08:10:04 | Weblog

パン生地配合

 原材料個々の機能、生地中での変化、他の材料への作用、このパン作りで重要な化学変化、これが解らずパンを創ってお客様に提供する。いやお金を頂く、そんな事で良いのですか?小麦粉がどう変化するか、小麦グルテンは、澱粉は、どんな酵素が何時・何所に作用し、パンの品質にどのような影響を与えますか?生地のPHは、どの位が最適ですか?それは何故ですか?砂糖は?塩は?油脂はどうして加えますか?その結果どうなりますか?モルトは何ですか?水は?天然酵母は?

 パン生地中の材料・副原料の変化、極めて基本的なことがこんなにあります。これが理解でき、パンの出来が予想できれば配合と工程の組み立てが可能となるでしょう。

 パン生地だけのパン、食パン、直焼きパンなど、これは生地配合が全て、風味、食感、飽きない味、美味しいクラスト、これを実現するには配合と製法が決めて、ごまかせないパン、これが固定客を作ります。だから、配合、製法をごまかさない、お客様を欺かない。その為には技術・知識を確実な物にする。これ以外にありません。パン学校の授業料高額ですが、その額に見合った技術が得られますか。商売に耐えうる商品と配合・製法と開店後入れ替え用の商品と配合・製法を教えていただけますか。そこまで教えずにパン屋の開業までプロデュースするパン学校があります。これは学校と機器メーカーが結託した悪徳商法ですね。確かこの学校オーブンメーカーと関係があるようです。そしてここに顔を出すのが、市販の天然酵母Aです。パン学校、九州のオーブンメーカー、市販の天然酵母A, 悪の枢軸。

 パンは配合と製法で美味しさが決まります。使用する小麦粉に合わせて配合と製法が決まり、風味も異なります。高い外国産小麦粉が必ずしも必要ではありません。北米産小麦と国産小麦の組み合わせでフランス産小麦に匹敵する風味と食感を持つバゲットも作れます。小麦粉の性格、特徴を知ることで可能性は広がり、わざわざ高い材料を仕入れる必要も無く、リーズナブルな価格で美味しいフランスパン、食パンが提供できます。関西の田舎パン屋が東京へ出てきて美味くないパンを高価格で販売したり、他にも外国ブランドと提携して高価格なパンを売り物に各地に出店していますが、それが本当にパン屋ですか?パンはそもそも主食、日本では少し違いますが、高価格=高級?しかし美味くない、高いだけで不味ければ高級ではないでしょ? 高品質=高級にしなければこの業界の凋落傾向は止まりません。金儲けだけに走り過ぎていませんか。

 我々商品を開発する上で注意する点、味、香り、食感、口溶け、これをそのまま、トースト、そして焼き立て、翌日、~7日後まで変化を追います。カビの出現、老化の速さ、風味の変化を観察しながら、お客様が購入してからの保管場所を想定して、保管場所の温湿度を考慮し、それぞれデータを集め、配合・製法を決めて行きます。

 口の中に安いマーガリンがコーティングされるようなクロワッサン、ショーソンポムは販売できませんよ、普通の感覚をお持ちなら、丸の内で、渋谷で、外国の製粉会社の看板掲げて。