奈良散策 第1162弾
昨日(5月17日)は久しぶりに大和民俗公園に行ってみました。大和民俗公園は大和郡山市にある県立公園です。この日は植物調査が目的で行ったのですが、そのときに撮った昆虫の写真を先に出すことにしました。


公園に入ってすぐに繁みから白い大型のチョウが飛び上がりました。追いかけて撮ったのがこの写真です。すぐに繁みの中に消えてしまったので、写真は4枚撮れただけでした。撮った時は放蝶園から逃げ出したオオゴマダラだろうと思っていました。帰ってから写真をよく見ると、後翅の翅脈がまったく違います。翅脈だけを比べてみると、むしろオオムラサキの翅脈とよく似ています。まさか、オオムラサキの白化型なんてないだろうと思って、Googleレンズで調べてみました。アカボシゴマダラが候補に挙がりました。「フィールドガイド 日本のチョウ」によると、アカボシゴマダラの春型は白化型だそうです。アカボシゴマダラはもともと奄美大島に分布していたのですが、1998年ごろから関東地方を中心に中国大陸産が分布を広げていました。私も3年前に奈良県で一度見たことがあります。


これはサトキマダラヒカゲ。

それから、ヒメウラナミジャノメ。

そして、オオハナアブ。

これはシオヤトンボ。大和民俗公園はなぜかシオヤトンボがいっぱいいます。

それから、シオカラトンボ。


ひょうたん池にはイトトンボがいました。このイトトンボはだいぶ迷いました。結局、クロイトトンボの青色型の♀だろうということになりました。

こちらはクロイトトンボの♂。


池にいた魚です。名前は分かりません。

これはモンキチョウ。


それからツマグロヒョウモン。

ヒメウラナミジャノメ。

そして、クロヒカゲ。


最後はまたシオヤトンボでした。