帰ってきました

山への合宿から帰ってきました。
とてもいい合宿でした。眠いので眠ります。

朝焼けに焼かれる

詩３０６「星空を見上げただひとり」

ブーメランの雲を見た。
広がる青に一筋の波動。
冴えわたる上弦を見た。
地球にただひとつの月。
満天の星空を見た。
あなたの言葉を思い出す。
精一杯に広がる朝焼けを見た。
赤い海の地平線。
闇に鳴く虫を見た。
見てはいけないものを見た気分。
朝に替わる空気を見た。
言葉はただの余剰品。
世界一の贅沢をただひとり。
その瞬間に味わっている。

今日から合宿です

今日から２泊３日で勤め先の合宿に行ってきます。

いつだって見ている

ネーネーズ 『コザ dabasa』

いいねぇ。ネーネーズ。演奏が意外にすばらしい。アコースティックで気持ちいい演奏に、シンプルなメロディーラインの歌が妙にマッチしている。
『あめりか通り』は名曲だな。

油彩Ｅ－３

詩３０５「あなたとわたし」

明けの空。
ふたりでそっと。
浮かんでいると。
赤と青の境目のよう。
あなたとわたしの境目が。
どこまでで。
どこからか。
意識さえも。
混じり合い。
ああなんて。
ひとつになっている。

薄雲に拡がる

北村薫 『水に眠る』

昔から北村薫は好きでした。ミステリーの名手。それもなんでもない日常に潜むミステリー。僕はその優しい文体とじわじわと染み入るような謎解きが好きでした。ずいぶん長い間読んでなかったのですが、ふとまた読みたくなりまして。というわけでこれは再読本です。推理小説ではなく、短編集です。珠玉の１０編。高校生か大学生かの頃に読んだきりでしたが、やっぱり好きです。北村薫。その頃に読んだときと同じ感覚も抱いたし、新たな違う感慨もありました。僕にとっての保存本です。中でもちりりと胸を刺したのは、『恋愛小説』『水に眠る』『くらげ』『ものがたり』あたりかな。