花組公演が無事に千秋楽を迎えられて良かったなと思います。
かれーくん(柚香光)がいないことにしばらく慣れそうにありませんが
そして次は月組ですね~
明日のニュースでお稽古場映像が流れるようで、大劇場では見れなかったので嬉しいです
りんきら(凛城きら)も戻って来れるようで良かったです。お芝居だけみたいなので怪我だったんでしょうかね?
(※あれ、もしかして最初からお芝居だけでしたっけ?プログラムの写真もお芝居のでしたし忘れてる)
代役に入ってた子たちは「ホントに代役?」って驚くくらい最初から素晴らしくて、
それぞれ凄くいい経験になったと思いますし、これからにつながるのでは
ハリー(正塚晴彦)は人によって好き嫌いがはっきりしてる演出家です。
役が少なくてコロスが踊ってて舞台が暗めで、宝塚らしくなくて小劇場向きな作品が多い。
でも私は他には替えが無いハリーの作品が好きなんですよね
今回はハードボイルドなスーツ物では無く、ビクトリア女王時代のファンタジー色の強い作品。
れいうみ(月城かなと、海乃美月)への宛書がこういう作品になるとは思いませんでした。
ハリー作品は「ああ」とか「うん」とかナチュラルなセリフのやり取りが多くて、
それが言えるかどうかがすごく大事。どうしても上手く言えない人っているんですよね
ここからちょっとだけネタバレしてます。
さて今回の作品、初日が開けるとどんどん間が良くなって、お芝居が自然になっていきましたが、
後半になると、毎回言い方やニュアンスが変わっていって、それに対するお芝居がまたその日によって変わるのが、
観ていてすごく面白かったです
好きな場面も好きな役もたくさんあるのですが、めちゃくちゃ細かいツボを一つ
バチカンの守護戦士セバスチャンてらくん(大楠てら)と、ハリエットおはねちゃん(きよら羽龍)が
メアリー・スチュアートの首飾りを手に入れた場面。
セバスチャンの「殺したのか?」に対して、ハリエットが首を横に振って「ううん」と言いながら、
セバスチャンの手元をのぞき込んで「へぇ~」って言うところ。
その「へぇ~」が大好きでホントに君はなんてお芝居が上手いのって聞くたびにニコニコしてました
「これが例の首飾りなんだ、なるほど」っていうのが口に出さなくても含まれてる言い方なんですよね。
おはねちゃんにしては珍しくクールな仕事人って感じな役。
場面もセリフも少なくても、その役として存在して、しっかり印象を残してるのがさすがでした。
ファンとしてはずっと舞台上にいて、たくさんセリフを喋ってほしい、と思う気持ちも分かりますが、
出番の多い少ないで役の軽重を判断するのは違うのでは、と思います。