水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

下級生の育成にWSはいかがでしょう

2021-01-27 | 宝塚

昨日のことになりますが、星組の別箱の演目が発表されました。

トップコンビは舞浜アンフィシアターで「VERDAD」大介先生のショー。

星組トップコンビはダンサーコンビですし、まこっちゃん(礼真琴)は超のつく歌手なので

コンサートはアリですね

 

そして反対側は、愛ちゃん(愛月ひかる)のバウ東上公演で「マノン」、再演物です。

あーさ(朝美絢)の東上公演も西はバウです。昔はそれが普通でしたけど

愛ちゃんの方が再演物で、あーさの方は新作というのは深読みしたくなりますが

単純に組Pの考え方の違いではと思っています

そして今はコロナ下なので、少しでもリスクを減らすために、自前の劇場にしたのかなと思います。

本当のところはわかりませんが

 

あさこさん(瀬奈じゅん)の「マノン」は見てなくて、月組の「舞音」しか観てないです。

設定もストーリーもかなり変えられていて、別物だそうですが。

あまり女子ウケしない演目と聞いてます(私は舞音は結構好きですけどね)

 

ヒロインのマノンが難しいですよね。主人公を破滅に追いやるファムファタル。

あまりに上手すぎるとそのイメージが付いてしまうので、

路線の娘役としては不利になる可能性があります

それに愛ちゃんが相手となると、下級生すぎるとバランスが悪いかも。

ということでマノンは無難なところで、くらっち(有紗瞳)かな。

 

 

新公が止まって1年近くなります。

本公演も下級生は半分の日程しか出れないので、どこの組も下級生の育成に苦慮していると思われます。

もっとも下級生が半分しか出られないと、その分出番や役の比重が高くなる可能性もありますし、

実際本公演を観ていると下級生の出番を増やす努力をしてるのではと思いますね。

特にショーでそれを感じます

 

ただそれにも限界があります。お芝居も経験が必要ですから

ここ数年、一本物の作品が多かったせいか、バウで下級生中心のショーを上演することがちょいちょいありました。

が、コロナの影響もあってか若手のお芝居のバウは、ここのところ少なめになっています。

若手の路線のお芝居をバウで上演することによって、その下の子たちが育つので、

ぜひ上演してほしいです。

新公の代わりになり得ますから。

 

ワークショップという手もアリだと思うんですよ。最近やってませんよね?

下級生を2チームに分けて同じ演目を上演する。最下の生徒にも役がつけられるでしょう。

人数も少なくなりますし、自前の劇場ですし、再演物ならできるのでは?

 

10回のお稽古より、1回の本番、と言われます。

実際に舞台に立って、観客に観てもらうことで得られることは、どの生徒にとっても物凄く大きいと思います。

劇団にはぜひ考えてほしいです

 

で、私が何を観たいかというと

景子先生の「ロミオとジュリエット’99」

星組でもうすぐやるのに何を、と思われるでしょうが

勿論フレンチミュージカルのロミジュリは楽曲も含めて素晴らしい作品です

 

でも景子先生のロミジュリも素晴らしいです

宝塚を見始めたころ映像で見て、衝撃を受けた作品なんです

演劇ってこういうことが出来るのか、と目から鱗でした

 

「ロミオとジュリエット」は勿論知ってました。

中世イタリアが舞台。なので普通にコスチューム物だと思っていたら、全然違った

セットは超シンプルで、お衣装は現代的で。それに対してセリフは古風で。

めちゃくちゃ美しくて、生で観れなかったのが悲しくて仕方なかったです

一つの作品が、演出によってこんなに変わるのか、ということを初めて知った作品でした。

 

はい、私の野望を書いておきます(書くのはタダだし

あみちゃん(彩海せら)ロミオ、ありすちゃん(有栖妃華)ジュリエットを見たいです

 

バウの名作はたくさんあるので是非WSをお願いします

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雪組別箱振り分け発表《訂正あり》

2021-01-20 | 雪組

昨日のことになりますが、色々発表されています。

月組「ダル・レークの恋」赤坂ACT公演の一部開演時間の変更、

チケット販売が当面1階席のみとなります。

星組「ロミオとジュリエット」のチケット販売も同様に1階席のみ、

2月分と3月分を分けて販売されます。どちらも追加販売があるかどうかは

今後の状況次第ということですね

どこもそうですが今年も綱渡りな公演が続きそうです。

 

さて、雪組別箱振り分けが出ました。

まず咲ちゃん(彩風咲奈)のプレお披露目「ヴェネチアの紋章/ル・ポアゾン」

これ2番は、あやなちゃん(綾凰華)ですよね。おめでとう

あやなちゃんは踊れるし、お芝居も上手いので楽しみ

課題の歌も今回の公演でかなり良くなってると思うので頑張って

3番は、しゅわっち(諏訪さき)、4番が、あみちゃん(彩海せら)かな。

二人とも実力あるので安心だわ

 

娘2は夢白あやちゃんでしょうか。

りさちゃん(星南のぞみ)は可愛いんだけどお芝居が微妙なので

踊れるのでショーで見せ場を貰えるかな。

そして有栖ちゃん(有栖妃華)もこちら。大劇場のショーで大活躍してますが、

お芝居でいい役が付くといいなあ

はばまいちゃん(音彩唯)もこちらですね。

まだ会場も日程も発表されてませんが、無事に幕が開きますように。

観れるといいな

 

そして、あーさ(朝美絢)のバウ東上公演のヒロインは、ひまり(野々花ひまり)に決定。

おめでとう〜ひまりちゃんは凄くいいお芝居をする子なので楽しみです

チケット取れる気はしないけどまあ頑張ろう。

でもちょっと意外でした。夢白あやちゃんで攻めて来るかと思ってたので。

そんなに急いでないってことでしょうか?

 

そしてもっと下級生が多い公演になるのかと思ってましたが、

上級生も多くてバランスよく振り分けられてる印象ですね。

こちらの2番は、ちさとちゃん(縣千)ですね。お芝居頑張れ〜

 

注目の106期首席、華世京くんもいます。綺麗な子だし、先が楽しみだわ。

どんな役が来るかな?

可愛娘ちゃん枠で、麻花すわんちゃんもいますね。上手く使って貰えるといいんだけど。

 

キムシン雪組超久しぶりじゃないですか?

もしかして「君を愛してる」以来?

      《訂正》コメント欄より情報頂きました、有り難うございます。

        2012年の「ドン・カルロス」がキムシンでした。すっかり忘れてました

        失礼しました。

 

すると、のんちゃん(千風カレン)と、りーしゃ(透真かずき)以外は初めましてなのか

びっくりだけど楽しみになってきたな〜

どうか当たりの方のキムシンでありますように

 

 

 

 

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ベートーヴェン!

2021-01-16 | 雪組

雪組「fff」2回目を観てきました。感想が大きく変わりました目から鱗と言うか

大体どの公演も2回目の方が面白いと思うものなんですが、ここまで評価がガラッと変わることは少ないです

お芝居が始まった瞬間から、少しずつズレていたピースがパシッと嵌った感じで、

引っ掛かっていた色々なものが見事にストンと落ちましたいやもう凄いよ、くーみん(上田久美子)

 

舞台全体の流れを掴みやすいのと、誰がどこにいるか見つけやすいので、初見は2階から観たい派です

超チケ難公演だと、そうも言ってられませんけどね

今回、初見のお席は1階20列のサブセンター。

久しぶりにその辺りのお席でしたが、見易くていいお席でした。大劇場ってホントにいい劇場ですよね、大好きです

 

2回目は2階のB席の端っこで、条件がいいとは言えないお席だったのですが、でもおかげで初見ではわからなかったり、

くーみんが意図したことの多くが見えた気がします。

 

音楽。実を言うとベートーヴェンがあまり好きではなくてですね、昔から

好きな曲も勿論いくつかはあるんですけど、ちょっとしつこくてウザイ感じがして

それに音楽室によく掛けてある肖像画が、気難しそうで親しみがわかないといいますか

 

でもfffではベートーヴェンの沢山の曲が使われていて、しかもアレンジや使い方が上手くてお芝居にすごく合ってる。

劇場空間に拡がるベートーヴェンが生み出した音の洪水。その中にいられる幸せ

やっぱり凄い作曲家なんだなと改めて思いましたし、前よりずっと好きになりました

そして本当ならこの溢れかえる音楽を、オーケストラの生の音で聴くと言う贅沢が味わえたはずだ、

と思うと残念でなりません

オケの皆さんもさぞ悔しいでしょうね

 

映像や照明の効果もホントに綺麗で素敵でした。

出来たら一度は2階から観ることをお勧めします

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雪組「シルクロード」初見感想

2021-01-09 | 雪組

生田くん初めてのショー「シルクロード」は文句なく楽しめる作品になってます

ネタバレは少しだけ、かな。

 

 

 

 

 

お衣装の担当は誰だったんでしょう。プログラム見てないのでわかりませんが

西域の国々の民族衣装のアレンジが、色味もデザインも凄く綺麗で好みです

いっくんのセットの使い方も好きお芝居ショーともに舞台機構大活躍な公演でした

音楽のチョイスも良かったですし、だいきほ(望海風斗、真彩希帆)コンビとしては珍しく

艶っぽい場面もあって、しかもそれに暴君あーさ(朝美絢)が絡んでくるのが楽しかったです

 

何より嬉しかったのはオギーみを感じられたことでこれからに期待したいです。

もっと冒険していいのよ~

 

やりたいことを沢山詰め込んだんだと思いますが、ただトップコンビの退団公演ですから、若干の遠慮があった気がします。

自分のやりたいことより、いかにトップコンビと退団者をカッコ良く美しく見せるかを優先した部分があるんじゃないかな~。

シルクロードの終着点、中国の場面はBUND NEONの劉衛強を思い出してニヤッとしました

お披露目公演もそうですが、いっくん何かと、だいもんとご縁がありますからね。

 

フィナーレの黒燕尾を見た瞬間に、確実に涙腺崩壊しますね羽山先生有難う

そしてデュエットダンスの曲が「さくらんぼの実るころ」なのも大人っぽくて味わいがあって素敵でした

 

 

個人的には、有栖ちゃん(有栖妃華)がエトの他にも沢山目立つポジションで使われてるのが嬉しかったです

彼女も研5ですからね。新公があれば・・・・と思わずにはいられません

お芝居でももっと使って貰えるといいな

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雪組「fff」初見感想

2021-01-08 | 雪組

首都圏で緊急事態宣言が出され、関西も近いうちに出そうな状況です

とりあえずは開演時間を繰り上げて、20時までに終わらせる対応を取るところが多いようですね。

宝塚も同様です。東京の劇場は街のど真ん中にありますから、平日夜公演を楽しみにされていた方には気の毒です

追加販売はできませんが、既に販売している分については収容人数50%を超えていてもOKなようで、それは救いですね。

 

 

さて今年の観劇始めは雪組「fff」でした。1年ぶりの雪組生に会えるのが嬉しかった

んですが・・・・・・・これ、ちょっと悩みます評価が分かれるだろうなぁ、そして今まで以上に好き嫌いが分かれるかも。

基本的に、くーみん(上田久美子)大好き人間なんですが、う~ん今のところ大絶賛とはいかないし、好きとも嫌いとも言えないです。

 

くーみんは、ここのところずっと挑戦的だなぁ、って思いますBADDYにしろSAPAにしろ。

既成概念をぶっ壊したいと思って足掻いてるのかもしれません

 

そしてfffは宝塚ファンを、もしかしたら劇団も試してる気がします

どこまでならついてこれるか、もしくは許されるか。そんな実験的な作品。

ただ、宝塚歌劇団って旧弊なようでいて、意外と懐が深いんですよね

 

抽象的で哲学的で、ストーリーよりベートーヴェンの内面を描いてる感じ。

“音楽とは”とか、“生きるとは”とかに真っ正面から向き合って問いかけようとしている。

そこはちょっと青臭さを感じますし若い頃の自分に、無理矢理向き合わされてる感じもします

 

真彩ちゃん(真彩希帆)の謎の女、咲ちゃん(彩風咲奈)のナポレオンとの関係性からそう思うのかな。

「翼ある人々」のように別箱だったら、もっとストーリー重視で美しい作品になった気がします。役もそんなに多くないですし。

まぁ主役がベートーヴェンな時点で激しくなるのは仕方ないかもですが

 

BADDYはストーリー性のあるショーでしたが、fffはショーにかぎりなく近いお芝居、という印象を受けました。

セットとか舞台機構の使い方は、イケコチルドレンな感じが凄くしました

使ってないんだったらオケピも使わなきゃ、なところとか

 

面白いか?、と言われたらよくわからない

でもいろいろな場面を一つ一つ思い返すと、どんどん深くなっていくんですよ。

観た直後は、これがトップ娘役の最後の役で、2番手の役なの?とかって思うんですが。

かなり異質ではありますが、ベートーヴェンに大きな影響を与えているという点では、アリなのかなと思えます

 

2回目を観たら感想が大きく変わるかもしれないので、楽しみにしています

 

 

宝塚はなんでもアリなので、色々な挑戦をするのはいいと思います。

ただ、基本大衆芸能だということは忘れないでほしいです。

宝塚を初めて観る人が楽しんで観れるのかどうか。観客を置いてきぼりにしないでほしい

人によって好みも理解度も違いますから、難しいところではありますが

 

 

それでもチョー駄作を観せられるよりは、断然イイんですけどね~

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’21年2月のスカステラインアップ

2021-01-02 | スカステ

新年明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします

何よりも今年は、どこの公演も無事に幕が開いて最後まで続けられることこれに尽きます。

めちゃくちゃ寒いですが、そこは我慢出来ますからね

 

さて、来月のスカステラインアップが発表されてます。

 

舞台作品の目玉は、ことなこ(礼真琴、舞空瞳)プレお披露目「ロックオペラ モーツァルト」ですね。

もう1年ですか、早いですねロックオペラじゃない方のモーツァルトも名曲揃いなので宝塚で聴きたいですが、無理なのかな?

他には、ずんちゃん(桜木みなと)の「壮麗帝」、新公シリーズは、うーちゃん(英かおと)の「IAFA」がありますね。

 

2月のTotteoki Collectionは「愛LOVE特集」

愛とLOVEがつく作品ですか。副題じゃダメなんなんでしょうね

「愛燦々」「我が愛は山のかなたに」「君を愛してる」「愛するには短すぎる」

「Ernest in Love 」「ラブ・シンフォニー」あたりかな?沢山ありそうだなぁ

 

特別企画「TO THE NEXT TAKARAZUKA」の開催記念生放送は、だいもん(望海風斗)回。

放送が2/8大劇場楽の日の夜、にビックリですまぁ今の状況だとフェアウェルとか出来ませんからね

 

オリジナル番組では

まこっちゃんの「LOCK ON!-スター徹底検証-」の放送があります。

「ステージドア」は「ロミオとジュリエット」

 

「スカイ・ステージ・トークDream Time」のゲストはキキちゃん(芹香斗亜)。

「宝塚魂-タカラヅカスピリット」のテーマは宝塚のフィナーレナンバー、パレードで、出演は、ずんそら(桜木みなと、和希そら)。

 

「すみれDANCEアカデミー」は「GOD OF STARS-食聖-」から。出演はPスケ(天華えま)かのんくん(天飛華音)水乃ゆりちゃん。

 

「タカラヅカニュース コーナーアソート」は真彩ちゃん(真彩希帆)。

 

「タカラ's 歌」は石田っち特集。ファンキー・サンシャインとかトンチキだけど楽しい曲は多いですよね。

「壬生義士伝」は曲は良かったですさて何が取り上げられるかな?

 

「TAKARAZUKAこだわりSELECTION」のテーマは輪っかのドレスって死ぬほどあるでしょ

ベルばらとか、風共とか。ショーでもありすぎて楽しみにしてますよ

 

以上、超雑な来月のスカステラインアップでした

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