花組「鴛鴦歌合戦/GRAND MIRAGE!」観て来ました。
お芝居「鴛鴦歌合戦」は演出小柳先生。
原作の映画は戦前に作られた日本製オペレッタで監督はマキノ正博。ここでつい、ロマ劇~ってなってしまいます
前情報無し、原作映画を見てなくても、誰でも楽しめる、本当に「一切肩が凝らない」コメディでした。
何しろ大昔の映画なので古臭さはありますけどそもそも日本物だし
ストーリーも複雑じゃなくて展開が割と読める、昔懐かしい時代劇の連続ドラマ感がありました
最後のオチまでちゃんと回収してるところとか、作劇のお手本みたいだなと思いました
思ってた以上に歌が多かったです。主要メンバーのソロだけでなく、数人~大勢で歌うナンバーも多くて。
リズムとか曲調とか、現在とはだいぶ違うので慣れるまでは歌いにくかったかもしれないです。
大階段のチョンパから始まって、途中中詰めだよね?なお祭りの場面があって、かなりショー寄りの作品だなと思います。
お衣装も綺麗だし、柄の入った和傘もあって華やかでした。
そして結局本当に悪い人はいなくて、ゆりちゃん(紫門ゆりあ)もしかして悪い人?と思いましたが違いました
拗ねたり喧嘩したり、行き違ったりぶつかったりもしますが、みんな聞く耳を持っててちゃんと悔い改める
そうやって大団円を迎えられるのが良かったです。
大店の娘、おとみ(星空美咲)に付いてる手代の三吉が誰かわからなかったんですが、れいんくん(天城れいん)だったんですね。
希波くん(希波らいと)の代役。いいお芝居をしてて目につきました。下級生はこういうことが切っ掛けで急成長しますから注目したいです。
そして今回新公初主演でもあります。月曜のニュースで見れますね。楽しみです。
ショー「GRAND MIRAGE!」演出岡田先生。
ロマンチック・レビューシリーズの22作目どこが“ネオ”なのかはわかりませんが
岡田先生らしいクラシカルで上品な、安心して観ていられるショーでした。
目新しさは無いかもしれませんがこういう王道なショーもアリだなと思います。
宝塚初めましての方を誘うには、ちょうどいい二本立てじゃないでしょうか。