続き。ネタバレあります。
まどかちゃん(星風まどか)オリガは、子どもでした~
ペトログラードに来たドミトリーに想いを寄せて行くんですが、初恋かな?ってくらい幼くて。
酒場でドミトリーの同僚たちに、キャンキャンわめくところとかも(このお芝居の中で、唯一上手くいってないような気がします)
まどかちゃんのオリガは子どもです。それはそういう役だからっていうのもありますね。
フェリックス(真風涼帆)との並びは親子くらい、年の差があるように見えましたけど
でも新公では、ありさちゃん(瀬音リサ)のラッダをしっかり演じてましたし(ニュースを見ただけですが)
ビジュアルが子どもっぽいので、どうしてもそれに足を引っ張られますが、
大人な役もお化粧とかを工夫すれば、なんとかなるんじゃないでしょうか(結構他人事
)
王家の時に思いましたが、黒塗りの方が多少は大人っぽく見える気がします。
ウエストサイドのマリアも黒塗りだし、丁度いいかも
ナウオンで、ゆりかちゃんが話してたので注目していた、マリア皇太后の舞踏会。
従軍看護婦として前線にいたイリナが、ジナイーダせーこちゃん(純矢ちとせ)に呼び出されて舞踏会に現れ、ドミトリーと踊る場面。
それを見たオリガはシュンしてしまう。
それはそうでしょうねぇ
憧れていたドミトリーが大人な超絶美女と踊ってる。
そしてやっぱり恋する少女は気付いてしまう、二人の間に流れるものを。
自分の子どもっぽさに、愕然としたんだろうなと思います。
そこへ救いの神としてサラッと現れるのがフェリックスゆりかちゃん
ゆりかちゃんが大人だ~
(ゆりかちゃんは大人です
)
余裕ありまくりのイイ男
しかもメチャクチャ有能
この手の、ゆりかちゃん大好物
皇族の遠戚でもあり、大金持ちでもあるユスポフ家の嫡男。
美しいものが好き、っていう揺るがない軸が、母ジナイーダと全く同じ
パッと見、チャラくて浪費家で、高等遊民に見えるフェリックスだけど、意外にも行き詰まっている祖国をなんとかしたいと思ってるし、
社会の動きを見る目もあり、思考が柔軟。貴族にしておくには勿体ない
そしてドミトリーを好きすぎ
銀橋でジナイーダに「妬ける?」と聞かれて「どっちに?」って答えるフェリックス。
ホントにこの親にして、この息子あり、と言うべきか
この親子なら、何があっても何処へ行っても生き残れるわ
ありさちゃんは最後にして、イイ役が来て良かったです
恋仲になるコンスタンチンあっきー(澄輝さやと)との関係は、悲劇的な最後に終わってしまいますが。
辞めるの止めて欲しかった
ウエストサイドのアニタを、ありさちゃんで見たかったです
宙組って今のところ、かいちゃん(七海ひろき)が星に行ってから、すご~く好き
っていう人はいないです
なので、色んな人を見てます
酒場の場面で、めちゃめちゃキレッキレに踊ってる男役さんがいて、誰?
とオペラで追いかけ回したら
ありさちゃんラッダの弟、ミーチャ(優希 しおん)でした
まどかちゃんの同期ですね。
新公では、ずんちゃん(桜木みなと)の役を演ってます。これから注目しようかな
新公といえば実質相手役の、うらら様(伶美うらら)イリナを演った、夢白あやちゃんて、研1なんですね
知りませんでした
ニュースで見て、落ち着いた美人さんだな、と思いましたが。これから上げられていくんでしょうけど、大事に育ててほしいなぁ。
雪原の場面で出てくる農夫のイワン。かけちゃん(風馬翔)がいい味出してます
思想に染まってない、その土地に根付いた、真っ当で正直な農民。ロシアの大地を象徴してるような役だなぁと思います。
ロシアを舞台にした作品って、不思議と土の匂いがしますね。
洗練された美しさもあるけど、土俗的なパワーが同居してるのが魅力。ドストエフスキーもツルゲーネフも。
音楽では、チャイコフスキーやストラビンスキーとか。
ひ弱じゃないですよね
厳しくて広大な大地が影響してるんでしょうか。
くーみん(上田久美子)は舞台の使い方が、公演毎に良くなってきますね
星逢いの時は、舞台の奥行きを上手く使えてないな、と思いましたし、取って付けた感のある場面があったりしましたが。
銀橋と本舞台で、距離感を出したりっていうのも上手いですし、今回特に良かったのは、大階段の使い方。
2回ありましたが、2回とも素晴らしかったです。よりドラマチックになりますね~
次はショーですね。どんなショーを見せてくれるか、楽しみにしてます