あーさ(朝美絢)のDC/KAAT公演の感想を簡単に。
あと2日ですね。無事に幕が下りますように。
ネタバレ少しありますよ。
「海辺のストルーエンセ」
演出指田珠子ちゃん。
史実を上手く再構成したみたいで素敵な作品になってました
前作「冬霞の巴里」もドラマチックで面白かったんですけど、
ちょっと無理やりなところがあって引っかかってしまったんですよね
今回の作品の方が流れに無理がなかったと思います。
結末を知っていたのでドキドキしながら観てましたが、一幕は思いのほか楽しい場面が多くて笑えました。
そこから破滅に向かうのがね観てて辛いものがありました。
ストルーエンセ先生も、王も王妃も若かったんですよね。それぞれに理想があったのに
何度か三人だけの場面があってそれが、三角関係ぽさというかトリデンテ感を表現していたと思います。
やろうとしていたことは決して間違っていたわけではないのに、
あまりにも性急すぎて周りが付いていけなくなったんですね。
それに加えて先生が王妃を愛してしまったのがね
最後は王と王妃を利用したのだと、罪を一人で引き受けようとして、
王に自分と決別するように仕向けて決闘に持ち込んで
一幕の初めの方、飲んだくれて暴れる王と決闘したのが伏線になるとは
最後の王との決闘の場面。
劇場中がしんとして、凄く集中しているのが感じられてゾクゾクしました
三人の関係性が壊れても、互いを思う心が見えてるのが悲しかったです。
珠子ちゃんの舞台は色彩の使い方が独特だけど綺麗ですね。
特にお衣装が。新調はそんなに無かったと思うんですが、
よくあれだけ珠子ちゃんらしい統一感のあるドレスを集められたなと思います
宮廷が舞台なので華やかでゴージャスでした。
宝塚見たって感じでよかったです
そろそろ大劇場で見たいですね。お待ちしてますよ
雪組もお芝居上手い子揃ってるので安心して観ていられました。
ただ昔に比べると雪組を観る回数が減ったので、下級生に名前の分からない子が増えてるのがちょっと悲しかったです
最下まで役が付いてたからかもしれませんが。