少し時間が経ってしまいましたが星組「ロミオとジュリエット」の感想を簡単に。
初日から一ヶ月近く経ってAを、2週間ほど置いてBを観たので、AとBの感想が混ざってます
映像でも見てなかったので、2013年星組以来のロミジュリです。
素直に感動して泣けました(歳取ったせいかな~)
真ん中辺りで、お歌の心配をしなきゃいけない人が少なかったせいかも
今までで一番バランスが良かった気がします。特にBが。
まこっちゃん(礼真琴)は歌の心配は全くしてなかったですが、なこちゃん(舞空瞳)が素晴らしかったです
元々歌下手というわけではなかったですけど、歴代ジュリエットは歌えない人の方が多かったのでね
ジュリエットには鬼門の銀橋の歌も良く歌えてました。経験を積んで歌とお芝居が更に進化したら、ちゃぴちゃん(愛希れいか)のようになっていくかも。
まこっちゃんと組んだのも大きかったかもしれません。95期に歌える人が多いのは、まこっちゃんが引っ張ったからみたいですし
これからまだまだ伸びそうで、いいコンビになりそうです。
でも歌上手い人はさらっと歌っちゃうので難しく聞こえませんがプレスギュルヴィック氏の曲は素晴らしいけど難しいんですね
歌ウマだと思っていた人たちが、意外に苦戦していてびっくりしました。
逆に意外と健闘している人も。
極美くん(極美慎)とかね。外して迷子になっているところもありましたけど、相当頑張ったんだろうなと思います
そしてPスケ(天華えま)。マーキューシオの歌の正解を初めて聞いた気がします
なんだろう、何でも出来る子だとは知ってましたけど、初めてPスケにキュンとしましたマーキューシオ可愛かった~
ロミオ、あかちゃん(綺城ひか理)ベンヴォーリオとの三人の掛け合いがすごく良かったです。
芝居が上手いと言えば、くらっち(有沙瞳)の乳母も、歌も含め素晴らしかったです
ちょっと若めで、お芝居のテンポが良くて。
なこちゃんジュリエットに合わせたのでそうなったのかな。
ジュリエットは今までで一番活発で気が強そうでした
バルコニーの場面、乳母に「お嬢さま~」と呼ばれて「今行くってば!」っていう言い方が、これまでになく強くて
客席から笑いが起きてました私も全く別のジュリエットを思い出して、ニヤニヤしてしまいました
何より楽曲が素晴らしい。このくらい名曲になると時が経っても古くならないんだろうなぁ。
そしてお芝居も。シンプルで分かりやすくて、いつの時代、どこの国でも普遍的で共感できるテーマです。
「俺たちは被害者だ」っていうベンヴォーリオの言葉から、洗脳された戦前の軍国少年を思い出してしまいました。
違うんじゃないか、何か他に道があるんじゃないか、と心の奥底に不安を抱えていたかもしれない少年少女たち。
現代でも世界中で、こういう悲劇がありますよね。
改めて深い作品だなと思います。役が少ないのが難点ですが
そしてこの公演が素晴らしかっただけに、一幕のロミオの青いお衣装が残念でした
重そうだし、スタイル悪く見えてしまうのが勿体無い
フィナーレ最初のお衣装と短髪の、まこっちゃんがカッコ良かっただけにねぇ
そこは置いといて、ことなこコンビのデュエットダンスは今回も素晴らしかったです
ちょっと背伸びした、大人っぽくてカッコイイ、キレッキレのスパニッシュなダンスさすがダンサーコンビ
このコンビでショーを見たいやっぱりこのコンビは踊ってなんぼでしょう
大劇場の一本物はこれで終わりにしてほしいです。
もう1回観たかったなぁ、Bを。
2回もトレンド入りして、別界隈の愛ちゃんファンを不安に陥れた愛ちゃん(愛月ひかる)の死も、さすがの妖しさでしたし