新春鏡開きの出演者が発表になりました。
みりゆき(明日海りお)じゃないんですね
105周年だからかな。各組から2番手が出演。
花組かれーくん(柚香光)、月組みやちゃん(美弥るりか)、宙組キキちゃん(芹香斗亜)
トップさんたちの口上もあるし、特別感ありますね(行けないけど
)
そして次回月組大劇場公演の出演者も発表に。
専科さんの出演は無し。すると沢庵和尚は誰が演るのかしら?
原作読んでないのでわかりませんけど、配役の発表が楽しみです
ポスターもupされてますが……一瞬石田っちかと思いました
ダッサ
それぞれは悪くないですけど、センスの欠片も無いですねぇ。つまらん
さて今日は雪組「ファントム」の大劇場千秋楽でした。おめでとうございます
昼頃小雨がパラつきましたが、宝塚は大丈夫だったでしょうか。
早々にmy楽を迎えて10日以上経ちますが、未だに頭の中でファントムの音楽が鳴り響いています
上書きされるのはいつかしら
ネタバレ多少あると思います。
久しぶりだったことや演出が変わったことから、作品から受けた印象が変わりました。
劇場で観たことも大きいのかもしれません。
昔見た時はキャリエールが許せなくて。今でもやっぱりキャリエールが一番悪いとは思いますけど
でもエリックが死んだ後のことを考えると、キャリエールは自分の手で我が子を殺したことを、
永遠に苦しみ続けるんですよね。自分で蒔いた種とはいえ
「ファントム」っていう作品は、キャリエールの罪と罰の物語でもあるんだなぁと思います。
そもそもベラドーヴァに手を出しといて、既婚者だから結婚出来ないとか、クズ過ぎる
愛の無い結婚とかって言い訳してますけど。
キリスト教的世界観って良くわからないんですが、あの時代だと不義密通は宗教的にアウトでしょうし、
不義の子も簡単に表に出すことはできないんでしょうね。やりようはあるんでしょうけど。
ファントムでは色々な愛が描かれていますが、父と母の愛の違いも描かれています。
今の視点で見ると、ちょっと定型的かなとも思いますが
子どもが生まれたら即親になれるかというと実はそうじゃない。
血がつながっていて法律的には親子でも、最初から立派で完璧な親なんて滅多にいないです
子どもが育つように、親も親として育っていくんです。特に父親は。
母親はまだ産まれるまで10ヶ月間、体内に宿すわけですから、その間に母になっていけるし、
実際産まれたエリックの全てを受け入れることが出来たのは、母親だから、という解釈なんでしょうね。
でも父であるキャリエールはそうでは無かった、のは仕方ないことだったのかも。
今でもそういう人は多いですから
それでもベラドーヴァとエリックを見守り続け、ベラドーヴァの死後はエリックを匿って育てたのは
父としての自覚ができたからなのかなと思います。
彼なりに愛してたんですよね。だから出来る限りのことをしようとしてはいた。
でも彼の死後はどうするつもりだったんでしょう
もうちょっとなんとかならなかったのかと思ってしまいます
そしてカルロッタを殺したエリックが捉えられた時、キャリエールはエリックの願い通り、自身の手で天に返します。
エリックとしては晒し者になりたくない、という気持ちを強く持っていたんでしょう。
あの時代、もし貧しい家庭に生まれていたら、サーカスとかに売られて見せ物になってたでしょうから。
一番可哀想なのはエリックなんですが、キャリエールが救われる日は来るんだろうか、と考えてしまった
今回の雪組「ファントム」でした。