水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

舞台「鴨乃橋ロンの禁断推理」

2024-11-15 | 鈴木拡樹

先週末は楽しい時間を過ごすことが出来ました

拡樹くんが出演していた舞台「鴨乃橋ロンの禁断推理」

楽しかったなぁ~

 

ロンとトトのバディ物。

出会った最初の事件を含め五つの事件で構成されていて、ロンに関わる人や過去が少しずつ見えてくるようになってました。

一人何役も演じているアンサンブルさんに、主要キャストでも兼役されてる人が何人かいて皆さん上手いし、

シリアスと笑いのバランス、セットの使い方や照明、映像の使い方など演出も凄く良くてホント面白かったです

でも休憩無しの2時間40分はキツかった私のお尻が

ブリーゼの椅子のせいもあるかもですが

 

拡樹くんは3話目に出て来る愛知県警の敏腕刑事翡翠臣疾。

めちゃめちゃカッコイイキリッピシッキランって音が聞こえてきそうな動きがいちいち漫画チックで、キレッキレ

ピンセット捌きが見事でした

登場シーンはあなたも「そこのお前!」って怒られたいですよね、という演出川尻さんのサービスですよね、ありがとうございます

あの方向に振り切れてる拡樹くんは珍しいかも大真面目でカッコイイが故に超面白くて爆笑でした。

好きだわ、慧眼の翡翠

続きがあったらまた翡翠刑事を見たいな。

 

っていうか、キャスト的に結構豪華だな、って気がします。

真ん中の二人も凄く良くて唸りましたし。

 

そして今回出番はそんなに多くなかったですが、M家の二人、モリアーティ兄妹にヒデ様(佐々木喜英)と

元欅坂の子を持って来てるのは続編を見越してのキャスティングじゃないかな思いました。

二人が出て来る度に、空気がガラッと変わってひんやりするのが凄いなと思いました。ヒデ様さすがです。

元欅坂の土生さんは長身の小顔美人でめちゃくちゃスタイル良しさん。

演劇の発声はまだまだなところもありましたけど、歌もお芝居も良かったので先が楽しみだなと思います。

 

 

拡樹くんの過去の舞台は、円盤とか配信とか放送とかで全部は網羅出来てないですが、まあまあ数を見たので

初めましての気がしない役者さんが結構います今回だと和泉宗兵さんがそうです。

そして馬場良馬さんもそうかな、と思ってwiki様を見たら「義経千本桜」の弁慶様を観てたんでした

すっごい素敵だったんですよねもうずいぶん昔ですが

今回のシュピッツはカッコイイのにアドリブがキレッキレで知ってましたけどマジ凄いって思いました

 

拡樹くん、ヒデ様、良馬さん、宗兵さんが脇をピシッと固めてるのスゴイなって思います。

作品のクオリティが上がるわ

そういう意味でもシリーズ化が念頭にあるんじゃないでしょうか。

新しい作品を立ち上げるのは大変でしょうけど、頑張ってほしいです。

ただやっぱりと言うか、チケット代がかなりお高めで

苦しいのがわかるので、あまり言いたくはないんですが。

でも2.5は特に若い人が多いので、リピートするのはキツイんじゃないかなと思います

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舞台「PSYCHO-PASS Virtue and Vice 3」③

2024-04-21 | 鈴木拡樹

続き。

「PSYCHO-PASS Virtue and Vice 」1 は4年くらい前に配信で見ました。

拡樹くんのファンになったばかりの頃で、円盤とか配信とか見ていく中で、

じゃ次はこれを見てみようかな~、なんかカッコ良さげだしアニメ原作だったっけ?くらいの軽い気持ちで

今考えるとコワイわ

 

近未来の刑事ものなんだ~、なんかダークでハードな世界観だな~。

笑えるところもあるけど、どんどんシリアスで不穏な展開になっていくな~

テロリスト集団との総力戦に、九泉の過去と葛藤が絡んでいって、

最後の衝撃の結末

しばらくは立ち直れませんでした二人とも死んだと思ったんですよね

 

舞台「PSYCHO-PASS Virtue and Vice 」シリーズ1~3のネタバレしてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このシリーズはどの作品も後を引くなと思います。

観終わってからずっと頭の中から離れなくて、ぐるぐる考え続けてしまいます。

 

人々の精神が数値化され管理される社会で、職業適性もシビュラシステムによって振り分けられて自由に選べず、

犯罪係数が測定されて一定値を超えると潜在犯として逮捕される社会。

その中で人間らしさとは、自由とは、正義とは、人を殺すということとは、と見る側に投げかけてくる問いかけ。

見ててキツイけれど一度見たら、止められなくなります。中毒性があるというか

 

 

今回の3係の執行官には元軍人がいて、イリュージオの歌を聴いて彼もまた精神的不調に陥ります。

軍人時代に敵を殺した時のことを思い出したんですよね。

 

軍人が戦場で敵を殺すことは職務だから、殺人罪に問われることはありません。むしろ褒められる。

それでも相手が人間で、人を殺したことに変わりはない。

遠隔攻撃で相手が見えなかったら悩まないかもしれませんが、目の前にいる人間を斃したら動揺し葛藤するのが普通でしょう。

そんなに簡単に割り切れない。というか簡単に納得できる状況や人間の方がむしろ怖い。

だから第2次大戦の日本兵にも、ベトナムやアフガンに行った米兵にもPTSDで苦しむ人たちが沢山いたんでしょう。

 

殺してはいけない人間と、殺していい人間を線引きする。

シビュラシステムが?

でもそれは本当に正しいのか?

 

1で九泉は度々母親の夢を見て苦しみます。「では晴人、潜在犯は人間じゃないの?」と尋ねてくる母親。

実際には職務として処分したのではなく、九泉の中の正義が暴走して母親を殺しているので、

母親を殺したことを後悔していることの現れでしょうし、人間のあいだに線を引いてはいけないと考えてることの証では。

シビュラによって記憶を変えられていたとしても

そして嘉納を処分したことも同様。

シビュラ的に考えれば、母親を殺したのは誤りで、嘉納を処分したのは間違ってないということになるんですが。

 

 

どの時点で全てを思い出したのかはっきりわかりませんが、自分に対して「俺はクズだった」と言い、

最悪の気分だと言いながら、それでも今度こそバグを修正して差し上げますよと言う林崎に対して

「バグじゃない!」絶対嫌だと拒否する九泉。

 

東京のアフトクで拡樹くんは「九泉はシビュラ馬鹿」と言ったそうで、

それはどういう意味なんだろうって大阪公演を観て以来考えていました。

 

「俺はシビュラを許さないし、俺を許さない」そう言って最後に取った行動は、

九泉の中の「正義」がそうさせたのだろうと思います。誰かの強制ではない「自分の意思」で選んだ。

それでもシビュラを全否定はしていないみたいで、シビュラシステムを壊す方へは向かっていない。

1でテロリスト集団が「シビュラシステムは不完全だ」「重大な欠陥がある」と言ってましたが、

シビュラシステム自身がその不完全さを理解しているから、最後は人間の手に委ねられる、と九泉も考えてるのかなと思いました。

 

海堂に対して記憶がどうであろうと、「お前はお前だ」と励ますように言ったのが3のすべてなのかなと思います。

自分が何をしたいか、結局は「自分の意思」を持っているかが大事。

社会システムがどうあろうとその中で生きていく。

海堂が九泉にとって希望なんだなということが、やっと理解できた気がします。

 

 

 

このシリーズは一応完結、ということになってますが、その後の海堂が気になります

それに神宮寺が何故特別自治区に潜入することになったのかも。

九泉はいなくても、また新しいシリーズを始めてくれても全然いいんですけどね

 

ところで林崎は九泉に撃たれて死んだんですけど、

娘にホントに死んだと思う?って訊いたら「死んでないと思う」と返ってきました

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舞台「PSYCHO-PASS Virtue and Vice 3」②

2024-04-20 | 鈴木拡樹

続き。

何をどう書こうとしてもネタバレになるので

舞台「PSYCHO-PASS Virtue and Vice」シリーズ1~3のネタバレしてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3は九泉のカウンセリングシーンから始まります。

観る前に「拡樹さんのファンは開演5分前には着席しているように!」という注意喚起を見かけたので

客席登場とかあるのかなと周囲に気を配っていたら、開演時刻3分くらい前に上手側からマグカップを持った九泉がのんびりスルッと登場。

コーヒーを飲んだり、周りをぼんやり眺めたりしながら、舞台真ん中にあるテーブルのところに行って着席、タバコを吸い始めます。

その間一言のセリフも無いんですが、そこまでの動作が自然なのにイチイチ美しくてカッコイイ!って何なのアレ

客席が拡樹くんの一挙一動に集中していくのが感じられて、すごく面白かったです

 

この始まり方は2でもあって、その時は特別自治区の住人に扮したアンサンブルさんたちが、あっちこっちで小芝居してたんですが、

今回は舞台上に一人ですからね。

一緒に観劇した娘が「あれが出来るのがさすが拡樹くんだよね~」と褒めてくれました

演出家さんからは楽屋にいる時みたいにリラックスして、というオーダーだったそうです。

「楽屋でタバコ吸ったりしてないですよ!」と東京のアフトクで話してたそうですが

そう言えば舞台上で吸ってたタバコ本物でしたねタバコの煙の匂いが流れて来てました。

最近じゃ珍しいんじゃないですかね?火を使うし灰も落ちるので、ほぼ電子タバコだと思ってました。

 

 

九泉がぼんやりタバコを吸ってると、下手側から林崎(多和田任益)が登場してカウンセリングが始まります。

1と2を観てるので、多和田さんが出演でカウンセラー役というだけで不穏さに慄きましたけど。

そして観客にそれを隠してませんでしたね

不機嫌な九泉を優しく、や・さ・し・くなだめる林崎が怖すぎました

 

多和田さんはこのシリーズ全作に出演していて、隠れラスボスか?ってくらい大事な役です。

3作とも違う名前で、最初は全くの別人なのかなと思いましたが

 

時系列的に最初の2では特別自治区の監理官光宗。

非人道的な人体実験を指揮する人間で、それを阻止しようとした神宮寺に斬られて死ぬんですが、

その死に様が衝撃的で鳥肌が立ちました。

崩れ落ち方が人間に見えなかった映像だか照明のエフェクトもうまくハマってて。

それを見た嘉納と神宮寺も「義体」「こんな技術が!」と驚いてました。

 

その後舞台上に現れた光宗は新しい任務を命じられて、3係の執行官蘭具雪也になり、1につながっていきます

光宗と同じ顔の蘭具に嘉納は驚いたはずですが、立ち居振る舞いから全然違うオタクな執行官だし、

特別自治区で死んだ(壊れたと言うべきか)のは人間じゃなかったので、似ているだけと思ったのでは。

そして蘭具はテロリストとの戦いの中で、死んだんですけどね。ちゃんと人間として

なので林崎が本当に人間なのか、進化した義体なのか私にはわからないです

 

 

1の事件で、九泉は使い物にならないくらい精神的にボロボロになったでしょうから、休職して「カウンセリング」になったんでしょうけど。

カウンセリングという名の「記憶調整」

思い出せないからカウンセリングを受けてるんじゃなくて、事件や嘉納の記憶を消すための「カウンセリング」では

それでもあまりにも衝撃が大きすぎて、嘉納の姿や言葉がチラチラと頭の中をよぎり、

「謝らなければいけない気がする」という九泉。顔も名前もよく思い出せなくなってるのに

そんな九泉を3係に復帰させるんですから鬼としか

 

学者殺害事件を追う中で聴いたイリュージオの歌によって変調をきたす九泉。

突然理性のブレーキが効かなくなったり、廃棄区画時代のことを思い出すようになったり。

それは他の3係の執行官たちにも影響し、サイコハザードを起こそうとしている組織と対決することになるのですが。

 

 

1と3では九泉の人格がかなり違っています。

1ではエリート意識が強くて疑り深く他人に対して冷たい。

3で復帰した九泉はもう少し人間的で、執行官たちを仲間として認め、信頼し信頼されたいという感じで柔らかい。

実はそれが元々の性格だったのではと思います。

 

シビュラによって消されていた廃棄区画時代の記憶。

仲間に慕われるリーダー格で、穏やかで年少の者たちに優しかった。そのころの夢は正義のヒーローになること。

でもある日、仲間内の子どもが攫われてしまいます。攫われた子どもは臓器を売買されたり、培養の材料にされたりするとか

攫ったのは仲間の中にいた裏切り者で、そしてそれを仲介していたのが自分の母親だったという残酷な事実

 

搾りだした「なんで?」の問いに「生きるためよ」「あなたの夢を応援してるわ」と答える母親

仲間たちを守りたい、何より第一に病弱な母親を守るために正義のヒーローになりたいと思ったはず。

でもその夢のために他人の(仲間の)命を犠牲にするのは、大きな矛盾です。

信じていた者たちに裏切られ、信じていた「自分の中の正義」が崩壊し、九泉は泣きながら母親を刺し殺す。

その慟哭がこちらに突き刺さって来て、観ていてほんとにしんどかった

 

錯乱状態の九泉のところに公安が現れ、人工監視官育成計画の被験体にするために連れて行き、

廃棄区画で育った記憶を消し、母親殺しをシビュラに忠実であるがゆえに職務を果たした、とすり替えます

・・・・・・・・・確かにそういうふうに入れ替えることで、九泉は救われただろうと思いますが

それでも母親を殺したという罪悪感が、九泉を苦しめ続けたんですよね。

そして1の事件で嘉納を処分した状況が、母親を苦悩のうちに殺した状況と酷似しすぎていて

ヒドイ

 

 

記憶を消して別の記憶に入れ替えても、人の性格はそんな簡単に変わらない。

生まれ育った経歴が形作る思考回路や行動パターン、起きる感情は、記憶が消されても無くならないんだろうと思います。

そして思い出したくないような、消し去りたいような黒歴史は多分誰にでも、一つか二つかそれ以上ある

けれどそれも含めて「自分」なんだなと3の九泉を見ていて思いました。

 

林崎に「あなたは間違っていませんよ」と言われても、「心が違うと言うんだ」と答える九泉に、

「心が?面白いことを言いますね」と返す林崎。

彼には永遠に理解できないのでは。でもその葛藤こそが人間らしさだと思います。

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舞台「PSYCHO-PASS Virtue and Vice 3」①

2024-04-20 | 鈴木拡樹

舞台「PSYCHO-PASS Virtue and Vice 3」は九泉晴人の続きの物語。

単独でも十分楽しめますが、1と2に描かれていたことの意味が分かったりしてハッとさせられるところがあったりするので、

順番は逆でもいいので前2作もご覧になることをお勧めします。時系列的には2-1-3の順になります。

まあ私自身、原作アニメを見てないので、本当のところわかってなかったり、ズレてることが色々あるんだろうなと思いますが

舞台「PSYCHO-PASS Virtue and Vice」シリーズ1~3のネタバレしてますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このシリーズは人工監視官育成計画の物語でもあったわけですね。

本来監視官適性の無い人間をどう適合させていくか。

 

3係の監視官九泉晴人、嘉納火炉、神宮寺司、海堂自我はいずれも廃棄区画出身。

2に出て来る神宮寺は明確には語られていませんが、計画の最初の被験体だったのではと思います。

そして全員潜在犯だった可能性があります。

 

神宮寺と嘉納は記憶をいじられてませんが、九泉と海堂は記憶を書き換えられているので、

被験体の様子を見ながら計画がそういう方向へ進んできたのがわかります。

技術の進歩もあって可能になったということかもしれません。

 

なんで廃棄区画なんだろう

最初は廃棄区画に住む人たち(大抵の場合潜在犯落ちしてるか色相が濁ってる)を人間と思っていない、

実験動物程度にしか見てないからではと思いましたが、

3を観て、過酷な環境の中を生き抜いてきたサバイバル・スキルに注目したのかもという気がしました。

一般人にはあまり無いような経験をしてきてるでしょうからね。

その中で頭が良くて正義感が強く、リーダーシップのある人間を被験体として選んだのかなと。

 

 

嘉納は廃棄区画出身の元執行官つまり潜在犯でしたが、劇的に犯罪係数が改善したとして突然監視官に昇進します。

後に、シビュラシステムがデータを改竄していることに気づいたのは、2で特別自治区の調査に入って神宮寺に出会い、

潜在犯をモルモット代わりに実験してデータを集めていることを知ったのが切っ掛けなんでしょう。

そこでシビュラシステムというものに対する疑念や不信感、嫌悪感が生まれたのかと。

 

そして次に3係の監視官になった九泉の過去、監視官就任初日に潜在犯落ちした母親を自らの手で処分したという経歴が、

実は捏造されたものである上に記憶も書き換えられていたこと。更に二人が人工監視官育成計画の被験体になっていることを知ってしまった

勿論同意など無いわけで、とんでもなく非人道的で倫理に外れた実験です。潜在犯といえども人間でしょうに

 

 

初めて1を見たあとで、嘉納は結局何をしたかったんだろう、とずっと考えていました。

行動がブレてて一貫性が無いように見えたんですよね。

 

同じ廃棄区画出身で兄弟のように育ち、また執行官時代の同僚でもあった大城。

彼と同僚であった時代を懐かしみ、「俺は俺でいたかっただけだ」と呟く嘉納は監視官になりたくなかったというより、

改竄されたデータによって存在している自分に、居心地の悪さを感じていた気がします。

やろうとしていることを絶対的に正しいと言い切ることができない、あやふやな自分。

誰かに止めてほしくて大城に向かって「おれを殺せるか?」「殺してくれないか」と言ったのかも。

 

不安と孤独、存在の不確かさから来る自信の無さと焦りをずっと抱えていたのか、

どうせ殺されるなら大城に殺してほしいという気持ちが、目線の動きや表情から窺えて、

わだっくまさん(和田琢磨)はこういう心情を滲ませるのが抜群に上手いなと思います

 

シビュラシステムを壊して、ただの自分に戻りたいという気持ちもあって、3係を裏切ってテロリストに協力し、

必要なら人を殺すことさえ躊躇わなかった。

それなのに「お前たちと一緒にするな!」と言い放ってテロリストを殺したのは、

自分と同じ被験体である九泉を死なせたく無かったから?なんでしょうか。

 

本当は九泉とともにシビュラシステムを壊せたらと思ってたんでしょうね

でも九泉は記憶を書き換えられたせいで、エリート意識が強くて執行官に対して厳しく、

元執行官である嘉納を信用してなかったのでどうしようもない

元の記憶を取り戻したら関係性が変わるという気持ちから、九泉をずっと見守っていたのかもしれない。

 

仲間である執行官たちを次々失い、自分の記憶が書き換えられていたことを知ったショックで、

アイデンティティを喪失した九泉。

嘉納が差し出した手を拒否して、仲間の仇を取る方を選んだのは本来の気質がそうさせたのではと3を観て思いました。

そんな九泉を悲しく思いながら、嘉納はきっと、ドミネーターで撃たなかったと今は思います

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舞台「PSYCHO-PASS Virtue and Vice3」初見感想

2024-03-29 | 鈴木拡樹

舞台「PSYCHO-PASS Virtue and Vice3」大阪初日を観て来ました。感想は

シビュラの人でなし~!!

ですね

いやシビュラシステムは人間じゃないから(頭の悪い感想

まあ今回も地獄だったということです。

頭の中が全然整理されてないので言語化出来ない。感想書けるかな

あと2回観れるので、もう少し理解できるといいな

 

 

 

さて私のもう一人の推しである、かなとくん(月城かなと)の退団公演が明日から始まります

公演時間が出たので初日の幕は上がると信じていますが、

ニュースでお稽古場映像が出ないのが気になります楽しみにしてたのに

花組の時はあったのにな

 

公演が無事行われますように。

退団者のファンの皆様、悔いの残らないように頑張りましょうね・

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観劇初め遠征初め、舞台「テンペスト」

2024-01-16 | 鈴木拡樹

今年の観劇はじめは少年社中さんの「テンペスト」でした。

 

熱かったです演劇への愛が炸裂しててパワーが凄かった

1階後ろから2列目でしたが(最近そういうのが多いような)圧がビシバシ来ました

少年社中さんの演劇好きだな~、箱推ししそうになる(いいのか?

 

 

25周年記念の最後に「テンペスト」を持ってきたのには、いくつもの意味が込められてるんだろうなと思います。

25年の間には劇団の中でも外でも色々なことがあったでしょうからね。

最近もコロナで全てが止まってエンタメが死にかけたりしましたし

世間の荒波に漕ぎ出して、嵐に翻弄されながら25年。ここからまた初心に帰ってリスタートするぞ!みたいな。

 

シェークスピアの「テンペスト」を演じる役者たちの群像劇。

現実や中の人とリンクするようなところがあったり、25年の劇団の歴史がオーバーラップしたり。

昔からのファンにはフフッてなるところが沢山あるんだろうなと思いますが、

演劇として初めて観る人にも、いろんな仕掛けがありそうで、もう1回観たら気づけることがありそうです

 

 

拡樹くんは綺麗だったな~まさに妖精さん

ポスターとかのお衣装は“ザ・シェークスピア役者”、なクラシカルでゴージャスな感じでそれも素敵でしたが、

ありえんくらい撫で肩で華奢で美人さんな拡樹くんを活かした舞台のお衣装が、めっちゃ似合ってました。

でも見た目ティンカーベルな妖精さんが「実はジーニー」って言ってる人がいて爆笑しましたうん、確かに。

踊ってるし走り回ってるし殺陣もやってるしで、運動量半端ない。

でもめちゃくちゃ楽しそうで観ているこちらも幸せになりました。

大阪でも観れるので、印象がどう変わるか楽しみにしています。

 

 

 

今回の遠征は直前まで行っていいものか悩みました。

でも私に出来ることは少しですが経済を回して、募金することくらいだなと。

それに東博の三日月宗近に会いに行きたかったんですよね

 

前回国宝展では写真撮影禁止でしたし、目が悪くなってて三日月の打除けをじっくり見ることができなかったので、

ちょっと消化不良だったんですよね

珍しく鞘も一緒に展示されるということもあり、又いつまで一人遠征が出来るかわからないということもあって

思い切っていくことにしました。ちゃんと単眼鏡を持参して、目に焼き付けてきましたよ

 

推しは推せるときに推さなきゃね。

世の中不安定で何が起こるかわかりませんから、今年は特に、悔いが残らないようにしようと思います。

 

 

などとたらたら書いてたら舞台「PSYCHO-PASS Virtue and Vice3」の情報が解禁に

先行画像が出た時、シルエットがどう見ても拡樹くんに見えたのですが、期待通り

共演者に、まーしー(和田雅成)いるし、チケット大変そう頑張らなきゃ

 

でもVV1で死んだと思われてた九泉晴人が生きていたとは・・・実はアンドロイドになってるとかじゃないよね?

それかまた記憶を書き換えられてるとか

また地獄を見そうだな~

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舞台「Why don't you SWING BY?」

2023-08-25 | 鈴木拡樹

この夏の拡樹くん(鈴木拡樹)は何故かペンライトと団扇にご縁があったようです

 

「Why don't you SWING BY?」

梅雨明け後のガンガンに暑い日に行って来ました、恵比寿ガーデンホール。

出演者は拡樹くん、三浦の宏規くん、原田さんとシソンヌさん、という訳の分からないメンバーで

何をやるのか内容もよくわからないままに。

そして初日数日前に突然東宝演劇部の公式さんが、団扇・ペンライトOKで~すなんてtweetをかましてくるんだもんなぁ

大慌てで10年以上ぶりくらいに応援団扇を作りましたかなり微妙な出来でしたけど、まあ仕方ない。

もう少し早く言ってほしかったです

 

歌ありダンスありコントあり、ってなんだ?と思いましたがそのまんまでしたしかも生バンド。贅沢ですね。

内容は3話のショートストーリー。なんというか設定や展開がシュール、だけどあるあるだったりするのが面白かったです

 

1.カフェ

シソンヌさんが20年ぶりに会う大学の同期で、じろうさんが女性役でした。二人のやり取りもすごく面白かったですが、

そこに絡んでくる別のテーブルの客、三浦の宏規くんが顔はイイけど超胡散臭い商品を売り込もうとするセールスマンで

 

拡樹くんはカフェの店員。ギャルソンエプロンがめちゃくちゃ似合ってて目の保養

無駄がない綺麗な所作で絶対ファンいるやろ、な感じのギャルソンこんなカフェあったら通いたい!

クールで過不足ない、プロだね~な接客で淡々と存在してるんだけど最後のオチに笑いました

 

2.大女優の楽屋

ティファニーだったかに借りてるイエローダイヤのネックレスを仕舞った金庫のカギを探す、じろうさんとプロデューサーの原田さん。

そしてダイヤを狙って鍵を盗んだのにどこかに落として開けられない泥棒のシソンヌ長谷川さん

それから金庫破りの天才だけど素直で可愛くて抜けてる拡樹くん兄、金庫破りの腕はないけどしっかり者?の宏規くん弟。

 

このWひろきの関係性好きだなぁ振り回されてるのは弟の方。兄の方は悪気が全然無い困ったちゃん

仲がいい二人のその後が気になります

このコンビのお話をハリウッド映画みたいな壮大なスケールで誰か作ってくれないかしら

 

っていうか、これだけ天才的な鍵開けの技術があるんだから、真っ当に鍵屋をやったら十分食べていけると思うんですけどね

金庫に聴診器あてて「冷っとしますよ~」とか、開錠の道具を鍵穴に刺すときに「チクっとしますよ~」と

イチイチ金庫に声をかける拡樹くんがめっちゃ可愛かった金庫を偏愛してる感が出てて

 

1話目に続いて女性役は、じろうさん。中身おっさんだけど大女優役がすごくハマっててびっくりです。

女装で笑いを取りに行ってないのが好印象。自然な演技で良かったです。

他の皆さんもお芝居が上手い。いや上手いからこそ余計にシュールなんですけどね

 

3.アイドル誕生

公園の場面から始まりますが、シソンヌの二人がどこかの芸能プロダクションの社員の設定。

この話が一番長くて設定も展開もシュールで、ペンライトと団扇を振っていいのは最後のライブの場面でした。

 

新しいアイドルグループを作るのに目を付けたのが、公園を歌いながら自転車でぐるぐる回っている3人。

自転車アイドルってスゴイ発想

昔ローラースケートでぐるぐるしてたアイドルグループいましたけど

ハンドルだけでなくホントに自転車で舞台上をぐるぐるするとはしかも子ども載せの付いたママチャリっていうのがまた

 

それでその3人が実はかなりのポンコツで、原田さんは独身40代、拡樹くんは30代独身で妹夫婦の家に居候、

宏規くんは20代だけど3人の子持ちそして揃って無職という

 

面接から始まって、テスト歌唱、レッスン、ライブデビューへ。まあ色々ごたごたもあったりしましたが。

何を歌ってもメチャクチャ上手いのに、いつの間にかTUBUの曲になってしまう原田さんとか。

自転車愛が強い3人なのに、電車に浮気してひどい目にあう拡樹くんとか

子どもたちを全員チャリに載せて警察に捕まる宏規くんとか

 

ライブでは自転車がキラキラのモールとかで飾られてるし、拡樹くんたちのお衣装は昭和?なアイドルの感じ。

歌もお約束で2曲あって。「タイヤがパンパン」とか「サドルゾーン」って何

タイトルも歌詞もシュール過ぎておなかが痛かったです。

 

3話目の拡樹くんのキャラが定まらない感じで、かなり変わっていったみたいです。

私が観た時は優男というか、ほのかにオネエよりな印象でしたが、最終的にはどうなったんでしょうね

その辺りやっぱり生もの、ライブだなぁと思います。

 

 

演劇は生が一番!なのはよくわかってますし、こういう公演はイキの良さ、ライブ感命だなとは思いますが、

毎回遠征できるとは限らない地方民には、円盤も配信も無いのはツライな、って思います

東京との格差、天と地ほどあるのを思い知らされますっていうのを演劇界の人には考えてほしいなぁ。

採算とか色々あるのはわかるんですが

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ミュージカル「SPY×FAMILY」配信と円盤

2023-05-26 | 鈴木拡樹

こんにちは、あるいはこんばんは。

ミュージカル「SPY×FAMILY」の配信を夜な夜な見て寝不足の風太です

楽しすぎてですね、まさかこんなにハマるとは思いませんでしたヒマな時期で良かった~

次の日曜まで見れるのでこの際、堪能しまくろうと思いますと言いつつ円盤も買うんですけどね~

 

配信は博多座の楽で、円盤化されるのは帝劇収録なんですよね。本当はどっちも円盤化してほしいんですが

子どもたちは毎日成長しますし、拡樹くんみたいにあまり歌ってこなかった人は長い公演の

最初の方と最後では全然違いますからね。お芝居も深化してますし。

 

宝塚だと大劇場収録が円盤で販売されて、東京楽が1年後くらいにスカステで放送されます。

役替わりも待ってれば、いつか放送されることがあるので、自前の専門チャンネルがあるって強いな、って思います。

というわけでWOWWOWさん辺りで1年後くらいに博多座の配信を放送してくれないかしらね~

せっかく映像があるんですから、お蔵にしまい込むのは勿体ないですよ~、東宝さん

 

そう言えば東宝さんの作品の円盤を買ったことが無いんですけど・・・どうなんでしょうね。

円盤を出してくれるだけで有難いことではあるんですが

主要役がWで、アーニャはクワトロなので組み合わせが凄いことに

円盤化されるキャストは決まってます。アーニャ役についてはクワトロなので、二人は配信をダイジェストで入れるみたいですが。

でもファンは欲深なので、他の組み合わせも見たいし、何なら全組み合わせをお願いしたいところなんですけどね~

見たい組み合わせが映像に残らなくて、見れないのはやっぱり辛いです

 

それに特典映像がね、カーテンコールしか書いてない・・・・・んだけど

制作発表とか、お稽古場映像とか、バックステージとかとかとか、無いんですかね~

そう言うのが円盤を買う楽しみなんだけどなぁ~ポスカとかクリアファイルとか付けてくれるのもいいんだけどさ。

無いんだろうな~

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推しが帝劇の0番に立ったら・・・別に死んだりしないけど(笑)

2023-04-22 | 鈴木拡樹

先日ミュージカル「SPY×FAMILY」兵庫公演が無事幕を下ろしました

次は5/3からの博多座公演になります。

 

まさか自分の推しが帝劇の0番に立つ日が来るとは思いませんでした

作品が漫画原作の2.5次元なので、「グランドミュージカル」と言っていいのかどうかわかりませんけど

間もなく建て替えになるので、帝劇に行く最後のチャンスでしたが、幸か不幸か芸文で上演されることが決まっていたので我慢しました

 

 

 

鈴木拡樹くんは2.5次元舞台を中心に様々な舞台で活躍していて、その再現力、演技力に定評があり、

原作ファンアニメファンから絶大な信頼を得ています。

ただ歌には苦手意識があって10年近く前になりますが、座談会ではっきりと「オファーがあれば歌いますが、苦手です」と言い切ってました

 

そんな拡樹くんがミュージカル「SPY×FAMILY」のロイド役と発表された時は、頭を抱えました

なんでストプレじゃなくてミュージカルなの?と。

他の劇場ならまだしもミュージカルの聖地と言ってもいい帝国劇場ですし、

歌ウマ至上主義のミュオタの方たちの手厳しさ辛辣さを知っていましたから

 

オファーの意図は大体わかります。

新しいファンを呼び込みたいのだろうと。

グランドミュージカルに限らず宝塚などでもしばしば問題になりますね。

同じ様なキャスト、そして客席に座るのもいつも同じような人たち、で回している

宝塚は数年で主要なキャストが入れ替わっていくので、それにつれて客席も多少は変わりますが、それでも。

 

経営者たちがそこに常に危機感を持っているのは、いつでもどのジャンルでも同じなのだろうなと思います。

何故なら人は皆老いるものだから、です。

演劇に限らず学問でもスポーツでも芸術など、どんなジャンルでも新規参入者がいなければそのジャンルは衰退していきます。

今の時代は少子化ですからなおのこと、パイの奪い合いになります

 

 

劇場に足を運ぶ、というのは未だにもの凄くハードルが高いんですよね

すべての人が演劇を身近なものに感じ、日常的に劇場に来る社会になってほしい、とは演劇関係者なら誰もが願うことでしょう。

拡樹くんも日頃からよくそう話しています。

 

でも娘が大学などの友人に宝塚が好き、という話をすると「お金持ちなのね」と言われることがあるそうです

いやいやウチはごく一般的な家庭、庶民です観劇の他はほぼ贅沢をしないですし、B席とか安い席で観ることも多いです

ただ日本全体が昔より貧乏になったので、相対的にいくらか余裕がある部類に入っているかもしれません

 

そして漠然と、一度は宝塚やグランドミュージカルを観てみたいという人は時々いますけど、

実際に自分で行動を起こす人は滅多にいないです

チケットは安くは無いですし、取り方もわからない人がほとんどなので。周りに詳しい人がいれば別ですが。

それにどのくらい本気で行ってみたいと言ってるか分からない、という問題もあったりします。社交辞令だったりしますからね

 

そんな中で所謂オタクと呼ばれる人たちのフットワークの軽さといったら

宝塚でもジャニーズでも2.5次元でもアイドルでも、劇場に足を運んだ経験のある人たちは

○○が☆☆で上演されると発表になった瞬間動き出しますから別界隈とはいえ経験は大事だなと思います。

 

大人気のミュージカルも昔は演劇界の中で下に見られていたと言います。今があるのは関係者の努力の賜物ですよね。

テニミュに始まる2.5次元舞台も、コスプレ舞台、ものまね舞台と揶揄されながら発展し、拡がってきました。

観客も若年層が多い。そこに目を付けない手はない、という話です

更に権利関係が難しくないので円盤化や配信もやりやすく、グッズも出しやすい。いわば宝の山ですよ

ここ数年で一気に大手が参入してきたのは、そういう理由なのだろうと思います。

コロナで大打撃を受けたからというのもあるでしょうが、多分その前から動き出していたんでしょうね。

 

 

「ミュージカルSPY×FAMILY」兵庫千秋楽を1階後方席で観ましたが、客席に入った瞬間目に入った光景に驚かされました。

客層がカオスでした 

宝塚でも新規客、男性客目当ての演目を上演することが度々ありますが、ここまでカオスなのは見たことがないです

男女を問わず明らかにオタクと呼ばれる人種が多かった漫画、アニメ、アイドル、2.5次元舞台、宝塚など。

そして小さい子どもを連れた客がかなり目立ちました。

客層はカオスでしたが、上演には何の問題もなく、携帯を鳴らすバカ者は一人もいなかったです

人気があったからか追加席が後で販売されて、4階席まで満員の客席は、それは壮観でした

 

終演後のtweetを追ってみましたが、初めましての人たちの興奮、楽しそうなtweetで溢れていました。

ミュージカルが初めて、劇場に来るのが初めて、という人も多かったようです

この人たちがどれだけ定着していくかはわかりませんが、関係者的には成功と言えるのではないでしょうか。

 

 

私自身はこのブログにも時々書いてますが、お芝居>歌、なんですよね。

宝塚ファン歴15年を超えましたが、歌が上手いというだけで好きになった人はいないです

好きなお芝居をする人が、たまたま歌ウマだったということは時々ありますが

とうこさん(安蘭けい)とか、だいもん(望海風斗)とか。

 

 

アーニャ役の子たちは当たり前ですが子どもなので大きくなります

劇中で「フェーズ2に入る」と、まあくん(朝夏まなと)シルヴィアが言ってましたし、

円盤販売のページに2023年キャスト、という表示があったので、意外と早く続編があるのではという気がします。

 

拡樹くんのロイドはほんっとうにカッコ良かったので次回作の出演があるなら観たいと思っています

ただ拡樹くんのお芝居が好きなので、正直少し複雑ではあるんですよね

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ミュージカル「SPY×FAMILY」

2023-04-22 | 鈴木拡樹

先週のことになりますが、芸文でミュージカル「SPY×FAMILY」を観て来ました。

芸文(兵庫県立芸術文化センター)の小ホールと中ホールには何度か行ったことがありましたが、

ご縁が無くて大ホールは初めてでした。

 

行く前は実はちょっと心配してたんですよねクラシックの音楽ホールとしてのイメージしか無くて。

響きすぎて台詞がお風呂場みたいになるんじゃないかとかでも全然大丈夫でした。

凄くいい劇場ですね見易くて音響が良くて。木の質感や雰囲気も素敵

思わずどこが造ったのかwiki様に見に行ってしまいましたよファンになっちゃいました

 

なんで梅芸メインホールじゃないのかなと思ってましたが、なるほどね、と思いました。

オペラを上演するホールだからか、舞台が広くて奥行きがあって天井が高い。

建物のセットが大きくて盆が三つあるので、場面転換がスムーズ。凄かったです。

 

大手が本気出して作ると2.5次元もこうなるかという豪華さでした

音楽も生オケでしたしね。それは高いはずだわ

ネタバレは少しだけ、かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

めちゃめちゃ楽しかったです拡樹くん黄昏のカッコ良さに溺れて来ました~

月組公演が忙しかったのでアニメを見るのを先送りにしてる間に、

漫画を読んだ娘に拡樹くんに絶対似合う!と太鼓判を押されて楽しみにしてたのですが、ここまでハマるとは

(いやむしろハマらなかった役なんて無いのかな

今丁度「映画刀剣乱舞」で三日月宗近をやってますが、当たり前ですが全く違うことに驚きますね。

メイクしてるとはいえ、顔さえも違って見えるのが凄いなと思います。同一人物、だよね?

 

拡樹くんは一貫してスパイ「黄昏」だったと思います。なのでロイドも「黄昏が演じている」ロイド・フォージャー。

黄昏の顔と、ロイドの顔を瞬時に切り替えるのが素晴らしかったです

アーニャに接する中で、少年時代を思い出したりして、黄昏の素がチラッと見えたりするのも良かったな~

スパイ「黄昏」の解像度が上がっていく感じにワクワクしました

 

そしてコメディがホント上手い。舞台上で色んな人と関わってて出ずっぱり?なんじゃないかと思うくらいでしたが、

どの人ともほぼ笑いがあったのでは。振り回されたり振り回したり

ユーリが訪ねてきて、姉弟のやりとりにキッチンでお皿を割るとことか最高でした

ユーリとの絡みも最高に面白かったです

 

立ち回りも当たり前ですがキレッキレで

セットの建物が2階建てになってるのもあって、階段を上がったり下がったり。

ドアを開けて中に入ったと思ったら、次の瞬間には2階で普通に会話してて、瞬間移動なことが度々

スパイなので変装も多くて、早着替えもかなりあったと思います。

っていうかこんなに衣装替えする役も珍しいのでは

舞台上を神出鬼没、建物の影とか見えないところで走り回ってるんだろうな運動量が凄そうでした。

 

お歌は、うんまあ久しぶりに手に汗握りました

歌ウマ至上主義のミュオタの方からしたらダメダメかもしれませんが

リトル・ショップ・オブ・ホラーズの頃に比べたらかなり向上してました。

元々音痴というわけでは無いし、イイ声してるのになんか勿体ないなと思ってたんですが、

発声が変わって来てるのかな?低音が心地よく響くようになってたので、

高音が無理なく出るようになると、もっと良くなると思います。

博多の楽までに、どれだけ成長するか楽しみにしています

 

 

アーニャ役の子たちはみんな可愛いし上手いし、他の役者さんたちもさすが素晴らしかったです。

まあくん(朝夏まなと)を久しぶりにみましたが、シルヴィアがハマりすぎてて

カッコ良すぎ、相変わらず足長っ(足の長さは変わりません

出て来る度にマスクの下で声を出さずに大笑いしてました

 

どこまでやるのかな、と思ってましたが最後はお城の場面までだったので、多幸感に溢れた終わり方でした。

作品として上手いまとめ方だなと思います。

お蔭で終わって何日かは幸せな気分が続いて、ボーっとしてました(いつもだろ、は無しで

 

次回作もありそうですが連載中なだけに、どこをどうまとめるか、どういう終わり方にするか

難しいだろうなと思います。

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