修景池周りには何もない？～宇治市植物公園2023/10下旬（3）

ヒマワリに度肝を抜かれましたが、とりあえず散策を続けます。
花壇の先にあるのはご存じラクウショウ～


それにしてもここのラクウショウは斜面に生えていて気根などちっとも見えません。
おや？奥の方の池の畔近くに見えているのは・・・


ヨシの陰のごちゃごちゃした場所に、気根ですね。
もうこんなに大きくなってたのね。



羽にも例えられる細かい葉はほんの少しだけ黄色みを帯びてきていました。
見れば見るほど繊細な葉、ついつい長く眺めてしまいます。

突き当りまで行って右手は見晴台、左が修景池の対岸の通路です。
通路沿いには春はシダレザクラ、夏にはムクゲが沢山咲きます。
おや、あちらにはまだムクゲが。


それも沢山！
石垣（川手）という品種だそうです。


池の柵のすぐ手前にはまだハス鉢やスイレン鉢が並んでいます。
でもなんだか様子がヘン。


縁は真っ赤、中の方は緑に点々と赤が混じるような感じに。
ひょっとしてこちらは悪名高い外来種アゾラ（アカウキクサ科アカウキクサ属）でしょうか。
気持ち悪いけど、もうちょっと近くから赤い場所を撮ってみました。


間違いないようです。この鉢だけでなく、ほとんど全部の鉢が侵略されていました。
さすがは特定外来生物だけのことはあります。
・・ってあかんやん！！今すぐ駆除してくださいませ。

そんな鉢からタヌキモが一輪咲いていました。
このタヌキモも外来種でしょうか。


池とその向こうの光景は、今が一番地味な時期です。
もう少ししたら、紅葉が始まると思います。


向こうの方に見える緑の部分、ズームで見ると・・・


昨日ご紹介したヒマワリ花壇でした～
そちらには回らず、木道を通って、まずは池の方に下りてみました。


手前のススキの根元に咲いていたのは・・・


真っ赤になったナンバンギセルでした～
ここのススキには毎年沢山のナンバンギセルが寄生しています。
ロケーションが悪いですが、綺麗な花ですね。


池の中には本当に何もありません。
前にアブリルさんに「シダ植物」と教えていただいたデンジソウが沢山生えているだけ。


どう見てもシダには見えませんね。
ちなみに、デンジソウを最初に変換すると、電磁草と出てきました。
田んぼの田の字に似ている葉を付けることから名づけられたようです。

そして最後はお馴染みのこちら。ヒメガマです。
堂々と「コガマ」という看板があったので、ちょっと悩んでしまいました。
穂のすぐ上が緑色なのはヒメガマなんだそうです。


というわけで修景池周りでみたものをかき集めてみました。
何もないわけではありませんが、あまりありませんでした。
明日は中だるみ防止のため、恒例の赤い実クイズです！

【撮影：2023/10/21  宇治市植物公園】