この季節になると「あ~ここにもあったんだ」と気付く木。
でも背が高くて「花が撮れな~い」と嘆く木。
さて、何でしょう。
は~い、キリ(桐)ですね。キリ科キリ属。
今回、3か所で美しく咲いたキリの花を見かけ、写真が撮れたので一挙大公開~
上の3枚はお散歩コースの山科川にほど近い公共施設の庭で咲いていたキリの花です。
たまたま歩道より下に咲いていたのでバッチリ撮れました。
(結構大雨降ってたので、雨も一緒に写っています)
お次はいつもの宇治川で!
え?どこにあるのって?
左下の方に、紫色の花を付けた木が見えますか? これがキリです。
工事のフェンスがあるのでちょっと無粋ですが、花は綺麗です。
ビロードのような黄土色の蕾を覚えておられるでしょうか。
ここからこんな風に咲くんですね。
キリは日本全国どこでもあるので、てっきり自生していると思っていましたが、大分・宮崎の県境にしかみられないそうです。
ではなぜ津々浦々で見られるかと言うと、植栽されたものが野生化したようです。
キリは成長が早いので、昔農家では女の子が生まれたらキリの木を植え、その子がお嫁に行くときに箪笥にして持たせた・・・
というのは有名な話。
今でも農家には見上げるような大きなキリの木が残っていることがあります。
なぜ箪笥にしなかったのか(できなかったのか)、ちょっと気になります。
箪笥にする費用が捻出できなかったのか、娘にそんなの要らないと言われたのか、お嫁に行けなかったのか・・・
キリの数だけドラマがある・・というのは言い過ぎでしょうか。
単に勝手に生えてきただけだったりして・・・
このように、キリの材は軽く、狂いが少ないので、家具や下駄に利用されます。
特に、燃えにくいという性質があるため、火事の多かった江戸時代に、「担いで逃げられる」ということで重宝されました。
金庫の内張などにも使われるそうです。
こちらはやんたんで見かけたキリの木です。
明らかに勝手に生えてきた感じですね。
花はゴージャスですね。雌雄同株。
そうそう、桐の花は、日本国の紋章にも使われています(五七の桐)。
(パスポートにも書かれていますね)
豊臣家の家紋も桐の花です(五三の桐)。
昔から神聖な花と言われていたのがよく分かります。
書いても書いてもキリがないので、この辺で・・・
植物的な記録はまたいつか頑張ります。
【撮影:いずれも5月上旬 京都市、宇治市、宇治田原町】
おっと、キリのない撮影でした。
桐がなかったら、キリの撮影ができません。
ってなんのこっちゃ。
こう雨が降ったら、花もぐったりしてしまいますね。
週末少しは晴れたらいいのですが・・・
なんでもほどほど希望です!
鷺山行かれましたか?
また拝見させてくださいね!
リスボンですか@@
ちょっと意外な地名が出てきました。
東アジアにしかない木のようですので、植栽されたのでしょうね。
桐の花の紫色にはとても惹かれるものがあります。
花は今年初めてこんな近くで見られたので、とても得した気分です。
(なんでも得した気分になるので、お目出たい性格です^^;)
大使館の食器には桐の紋章ですか!
さすがですね~
でもそれをご存じのさざんかさんもさすがですね~
花札を思い浮かべる下々のものとはえらい違いです(笑)
これでも結構苦労してるんですよ~
ひとつ、何度もネタにしてるから、新しい話が出てこない
ひとつ、歩いてみた花を並べるのは楽だけど、一種類にしたら何かしら説明がいる・・
というわけで、普段より3倍くらい時間かかっています^^;
でも皆さん丁寧に見てくださって有難いです。
しいちゃんのお近くにもキリの木がたくさんありそうですね。
おっしゃるように背が高い木が多いので、花には気づかないことも多いですよね。
今年はなぜか見下ろす位置の花が多くてラッキーでした。
しいちゃんもぜひ探してくださいね!
まだ咲いている木あると思いますよ~
いえいえ、こんなキリの悪い、もといキレの悪い終わり方では、みんなにスルーされますよ(笑)
それはともかく、花札の桐の花、12月なんですね。
キリだから12月?
花もちょっと雰囲気が違います。
デフォルメされすぎていますよね。
日本の紋章が桐とは意識せず、まず花札を思い浮かべるのは私も同じです(笑)
桐の木は、確かに街中ではみませんね。
農村や山合いの集落などでよく見かけます。
でも都会の高速道路の下などに時々おっしゃるようなバカでかい葉のキリのあかちゃんを見かけることがあります。
いったいどうやって種が運ばれてきたのかと思います。
それにしてもキリのことを調べていたらいろいろ蘊蓄が出てきて驚きました。
私も最初は名札の桐ってすぐに思いましたよ(笑)
あの絵は少し違いますよね。
クリームチーズのキリも思い出します。
(全然関係ありませんが・・・)
なるほど、確かに畑の隅など、日当たりのいいところにどど~んと生えている桐をよく見ます。
ちゃんとお手入れしてまっすぐにしないと箪笥にはできないのですね。
その手入れができなかった桐が箪笥にならずに残っているのかもしれませんね。
クスノキが箪笥になるとは知りませんでした。
確かに虫がつかなさそうです。
クスノキとキリだったら最高ですね!
金庫の内張に今でも使われているのはすごいです。
早い時間にコメントありがとうございました!
今晩は!
桐の花、あちらこちら角度を変えての撮影でしたか?
それはきりがないわ~
撮影し始めるとね~
先日も鷺コロニーの撮影無かった無かった(笑)
桐の花はこの辺では全く見られません。
見たのはリスボン郊外の、日本人が花を作っている街でだけです。
花序が立ち上がって、花は下を向く。
麗しい色ですね~。憧れちゃいます。
桐の花は日本の紋章ですね。
海外の日本大使館で使うお皿には、全部桐の紋章が付いていました。
そう言えば母も桐にのタンスを持っていました。
ほんと、キリナクいろんなお話があるのですね。
そう言えば近くの山で桐のお花を良く見ていたのですが、最近気づいていません。
山の木だからそんなに簡単に全部なくなるはずないのに。
ただ気付いてないだけかもだけど・・。
出かけた時気にして見てみますね。
昨日は大雨の時に出かけてますので、上見てなかったな~。
大木のイメージしかなかったけど勝手に生えてるかもの桐の木あんなに小さくてもお花咲かせるのですね。
では・・・無い無い(笑)
キリのないお話に見事にキリをつけられました。お見事でした。
関西の人と話をすると、最後にはたいがい落ちがありますね。
さて、キリのお花です。
花札にも登場し、身近なお花ですが、お花の時季は今頃なのに、花札では12月ですね。
やはり、当時から桐は切りに通じで、最後を締めるのはキリだったようですね。
きれいなお花です。お写真もとても綺麗でした。
格調が低い話になりましたが、あしからず。
おはようございます。
キリのないキリの話、何の話かと思いました。
キリのお話でしたか?
馴染みの深い植物です。
都会では見られない気ですが、少し郊外に行けばいくらでも見られます。
それに実生も多くお化けのような大きな葉が出ていて驚くことがあります。
パスポートはポっていませんので、分かりませんが、私にとって一番身近なのは500円硬貨の模様です。
花札と書きかけてやめました。(笑)
日照の良くない場所では順調に育たなくて横枝が発生してしまいます
製品とするには植える場所、そして毎年の剪定手入れが必要となります
植えただけでは不適合となってしまいまので、その手間をかけたかどうかが後年に影響します
桐は軽くて熱伝導率が良くないので、表面が焼け焦げても、中が無事であることも
ちなみに、今の時代になっても耐火金庫の内部材料に桐が使用されます。
楠も箪笥の材料として知られています
楠は防虫剤の楠脳(しょうのう)にもなりますから、内部を楠とし表面だけを桐とする製品もありました
お高くなりますから、現在でも製造されているかは??
今から肥料代を稼ぎに出かけますので・・ここまで
昨日からずっと大雨が降り続き、天ヶ瀬ダムの放流量もマックスに近づきかけています。
夕方には止む予報ですが、これが何日も続いたらと思うと、本当に怖いです。
さて、それはそうとして、キリのうんちく、調べ始めたらキリがありません(^^;;
パスポートのマークも桐だということに今更気づきました。
神聖な木とも言われていたようですね。
母の実家は農家ではなかったので、桐の箪笥はみた覚えがありません。
素敵な風習ですね。
この紫の花から、キリの樹が生まれ育つんですね。
昔農家では女の子が生まれたらキリの木を植える
へぇぇです。φ(.. )メモメモ
今年は、梅雨らしい梅雨になりそうな雰囲気、
☔が降りすぎないと良いのですが……