もう35年以上欠かしたことのない奈良の春日大社の初詣、今年は1月2日に電車と徒歩で行ってきました。
JR奈良駅から春日大社までは約2.7km。
帰る人、行く人が交錯する中、星夫と私も人混みをかき分けて進みました。
1㎞ほど歩いてようやく一の鳥居に到着です。
去年と同じような写真ですが、人は多め。外国人観光客が半分くらいおられる感じ。
サカキではなく、ナギがつけられているのが特徴です。
この辺りはまだ人が少なめなんですけどねえ・・・
この時期は沢山鹿せんべいをもらっているのか、落ち着いています。
有名な飛火野。奈良市観光協会サイトの説明によると。
「春日大社表参道に面した広大な芝生の原。鹿が常に群れ遊び、御蓋山(みかさやま)の絶好のビューポイントです。(中略)万葉の昔には貴族たちが打球(ポロ)をしたり、平安時代にも若菜摘みや花見など、春の遊びの名所として知られていました。」
なんと、万葉の都人もここで遊んでいたのですね!
参道にはクスノキやカシなど、常緑広葉樹が沢山。
ツリーウォッチングも楽しいですが、さすがに人が多すぎて落ち着いて見られません。
(写真はクスノキの実です)
去年も見た、ナギ背負った(生えた?)シカの像。
ここまでくれば二の鳥居はもう目の前です。
ようやく二の鳥居に到着です。ここから本殿まではあと少し!なのですが、この混雑に不安が・・・
少しでも混雑を避けるため、遅めに出てきたのですが、甘かったようです。
この後は去年同様、信号待ちのように少しずつ進んでは止まり、進んでは止まりを繰り返します。
春日灯篭の間からシカさんが顔を出しているのも去年と同じ。
毎年、この行列を見学しているのかしら。
あと一息のところで撮った写真。前の一団が入ったら、その次が我々です。
やっと南門に到着!もう16時を過ぎ、日がかなり傾いてきました。
片手を伸ばして撮った写真なので、雰囲気だけ・・・
そして、さらに境内の中にある中門前まで進みます。
普段はここまで入れません。この門の奥に4棟の神殿があり、四柱の神々が祀られています。
(特別拝観を申し込めば入れます。私も一度だけ入ったことがあります)
ここにもナギの木が。
ナギは元々春日山に自生していませんでしたが、平安の昔神聖な木として植樹。
今や、全国でも珍しいナギ純林として、天然記念物に指定されているそうです。
ところが、ナギが増えすぎて、元々の春日山原生林の植生を脅かしているとか。
なかなか難しいですね~
この後御朱印いただき、砂ずりの藤の落葉した枝を見て
朱塗りの回廊を通り
帰路につきました。
石段を下りたところにもシカさん。至る所で見かけました。
ここからは近鉄奈良駅方面に歩いていきます。
春日大社からの距離は近鉄の方が近い上、下り坂なので、ノンビリ歩いて行けます。
それにしても、もう17時近いというのに道路にはずーーーっと車の列。
これが嫌なら、以前私たちがやっていたように、朝6時台に行くのがいいと思います。
春日山を臨む
今回は行きませんでしたが、東大寺方面もすごい人!
人出が戻ったのは喜ばしいですが、あのガランとしていたコロナの頃はある意味異次元でしたね。
ということで、今年も無事春日大社初詣レポートできて良かったです~
ご参考:2024年の記事はこちら
2023年の記事はこちら
2021年の記事はこちら
2019年の記事はこちら
【撮影:2025/1/2 奈良市春日大社】