前回京都府立植物園に行ったのは10月中旬。
その時は、生態園を少し歩くだけで色々な花が見られ、秋の植物を満喫しました。
あれから約3週間、11月初めの三連休の最終日にほんの少しだけですが再訪しました。
この時は気温だけから言うと、10月とほとんど変わらないかむしろ汗ばむ陽気。
日本列島あちこちで最遅に近い夏日だったそうで、場所によっては真夏日だったそう。
行った目的は紅葉の進み具合を確認することでしたが、期待薄・・・
まあとりあえず最初はいつも通り植物生態園へ直行です。
最初にお断りしておきますが、記事が盛り上がるほどの花は見られませんでした。
なので例によって写真、名前の順のクイズもどきでお茶を濁すことにします。
最初は実。
ワイルドガーデンの端、植物生態園近くにあるこちらの木にびっしりと赤い実が付いていました。
庭木などでもよく見るので簡単ですよね。
クロガネモチ(モチノキ科モチノキ属)です。
モチノキ科の実はどれも美味しくないそうで、冬になってもいつまでも残っています。
一方、クロガネモチの蜂蜜はとても美味しいそうですよ。
ここから植物生態園に突入~
ない!ない!ない!
入ってしばらく歩いても、半分枯れかけたような草ばかりで花も実も見つかりません。
前は色々咲いていたのに・・・
おっと、やっと見つけました。
ご存知ホトトギス(ユリ科ホトトギス属)です。
私を見て、と言わんばかりにスポットライトを浴びていました。
続いて、種類は別ですが、梅園に近い方の湿地畔で咲いていたホトトギス。
咲いていて良かったです。
前にも書いた通り、生態園入り口の看板はなくなってしまい、探す手立ては自分の足と目のみ。
ね、こんな感じ。
ここはカツラの木があるので、甘い香りだけは一面漂っていましたね~
落ちている葉から香っているようです。
何もなさそうなこのエリア、唯一咲いていたのがこちら。
イトラッキョウ(ヒガンバナ科ネギ属)です。
細い葉のラッキョウで、九州西部でのみ自生するそうです。
ラッキョウより少し華奢な感じですね。
こちらもラッキョウですが、イトラッキョウに比べると少し大きめで花が下を向いています。
本州以南の山地に自生するので、こちらの名前が付けられました。
ヤマラッキョウ(ヒガンバナ科ネギ属)です。
ゴチャゴチャしたところに2本だけ咲いていたので見つけられてラッキーでした。
そしてその横には・・・ヒント不要ですよね。
リンドウ(リンドウ科リンドウ属)です。
生態園にはないと思い込んでいたので、見られて良かったです。
あとはと言えば、もうほとんど終わっていましたが白い野菊が少し。
シロヨメナ(キク科シオン属)ですね。
前はヤマシロギクやイナカギクの名札もあったと記憶していますが、シロヨメナに統一。
頭上注意の標識があったこの木
カキは、ヒヨドリやメジロなどの野鳥に半分食べられていました。
その他に見た実といえばこちら。
〇両の仲間といえばお分かりかも。
カラタチバナ(サクラソウ科ヤブコウジ属)、別名百両です。
小さい木でしたが、良く育つと100㎝にもなるそうです。
前に緑の蓑虫みたいと書いたこちらの実は、茶色くなって本格的にミノムシのようです。
サワシバ(カバノキ科クマシデ属)の実です。
バックにオレンジの木が見えているのは何でしょう。
生態園、隅から隅まで歩きましたが、こんなとうせんぼがそこここにあり、物騒です。
前はミツバチでしたが、この絵はどうみてもスズメバチですよね。
秋のスズメバチには出会いたくないものです。
ということで、別の場所に移動。
そうそう、川辺にこちらの黄色い花が2本だけ咲き残っていましたよ。
マツムラソウ(イワタバコ科マツムラソウ属)です。
まだ咲いているなんてびっくりです。
あとは四季彩の丘から1つ
なんだか寂しい実ですが、ヒントがあります。
こちらはソクズ(スイカズラ科ニワトコ属)の実。
ニワトコのように赤い実が生ると聞いていましたが、たいてい刈られてしまうので見るのは初めて。
そもそも、京都府立植物園にあるとは知りませんでした。
さっき「ヒントがある」と言ったのは、実の上にある緑の真ん中が凹んだ実のようなもの。
こちら、花の時期に黄色く目立っていた腺体です。私もこれで確信が持てました。
希少種園からは2つ。
最初は、前に咲き始めていたこちらの花、ものすごく沢山咲いていました。
見えにくいですが、葉が細いです。
ヤナギノギク(キク科シオン属)ですね。
ここまで群生すると見ごたえがあります。
そして、10月に行った時に咲き始めだったつる植物がこんな姿に・・・
ふわふわお鬚になる前の姿です。
タカネハンショウヅル(キンボウゲ科センニンソウ属)です。
花は確かに釣鐘型のクレマチスに似ていましたね。
ということで、木の実や山野草系の花はこれでほぼすべてです。
たったひと月たらずで、寂しくなったものです・・・
【撮影:2023/11/5 京都府立植物園】
ラッキョウの花は、ホームグラウンドでも咲いているのですが、これは見たことないです
ラッキョウって言うと、ついつい食べるのを思い浮かべるんですが、
花は、こんな花なんだと、ここ数年で知った私です
リンドウ
こちらでも。咲いています。
私の中で、春に咲くイメージなんですが、秋にも
咲くのを知ったのは、ラッキョウと同じで、
花を撮るのを趣味にしてからです^^
朝の冷え込み、11月らしい~
手袋が必要にいきなり変化していますね
サワシバ
クマシデかと思った私、クマシデは、毎年見て楽しんでいるんですが、サワシバもみてみたいです^^
いかにも自然の中を歩いたという感じがいいですね。
クイズ形式…分からない物がいっぱいありました。
ラッキョウの花は綺麗ですね。
ネギの仲間らしいとしか分かりませんでした。
サワシバも、クマシデっぽいとしか。
マツムラソウ、花の中の色が見えれば分かったのですが。
その後もずっと分からない。💦
自然の中を歩いていない証拠です。
只今、引きこもり中です。😭
3週間ぶりの府立植物館でしたね。まだたくさんお花が咲いていて良かったですね。
前半は知っている植物が多かった。
分からなかったのはラッキョウの仲間でした。
後半はソクズとヤナギノギクが分かりませんでした。
昨日はコメント欄を縦に読んでいただくと、シかとびだシでした。
お分かりいただけましたでしょうか?
今日は三陸海岸をぶらぶらしてきました。
明日帰宅します。
細かく見ておられる
なつみかん様の観察力に脱帽
11月になると公園や植物園の花たちは一気に少なくなり、散策していても花を
見つけるワクワク感が湧いてきませんね。私も先日、あけぼの山農業公園に出
かけましたが、花が少なくてガッカリして帰ってきました。
京都府立植物園、なつみかんさんの説明では「記事が盛り上がるほどの花は見
られませんでした」とのことですが、私から見ると「知らない植物が多くて、
ワクワクしながら写真を撮りました」とのコメントになります。
なつみかんさんから見ると見慣れた植物でも、私から見ると知らない植物がいっ
ぱい登場しましたよ。(^.^) イトラッキョウ、ヤマラッキョウ、カラタチバ
ナ、サワシバ、ソクズ、ヤナギノギク、タカネハンショウヅルなどです。
イトラッキョウですが、数年前までじいちゃん庭で咲いていましたが、なくなってしまいました。
華奢で可愛い花ですね。
一方ヤマラッキョウは結構ごつく、下を向いて咲くので印象がちょっと違います。
リンドウ、今年初めて見ました。
私の中では秋の花ですね。
HCで売ってるので・・・
サワシバはよく話題になりますが、なぜ「〇〇シデ」ではないのでしょうね?
葉も実もクマシデによく似ています。
週末、寿長生の郷に行ってみようかと思っていましたが雨予報、しかも最高気温11℃!
神様は意地悪です~><
何も説明なしに見たら、自然の中のような感じでしょう。
そうなんです。
植物生態園、春や秋の最盛期を外すと、草ぼうぼうや、枯れ葉だらけになり、とても植物園の中のように見えません。
今回は実も少なかったので鳥さんも少なく、ちょっとがっかりでした。
そんな中で健気に咲いていた花たちには感謝です。
中でもラッキョウは可愛いです。
マツムラソウはかろうじて残っていた感じですね。
毎年見られるトキリマメなどの実も全然なくて、タイミングを外しました・・・
全然咲いてないと思いましたが、多分本当の自然の中に比べたら咲いているのでしょうね~
先週末くらいから道草観察始めていますが、今年はホトケノザなども少なくて苦戦しそうです。
ラッキョウの花は一度見たら忘れないと思いますよ。
ソクズは難しいでしょうね~
昨日のコメント、そんな仕掛けになっていたのですね!!
スマホでコメント拝見しながらお返事書いていたので、全く気づきませんでした。
改めて見に行って・・・すごい!本当だ!
どうもありがとうございました\(^o^)/
どちらに行かれているのかと思ったら、三陸海岸だったんですね。
寒くないですか?
私は鼻の調子が悪いので、大人しく仕事しています・・・って平日でした(笑)
チー子さんが見られていた花、咲いていましたよ!
植物生態園は、私のお庭・・・ということにしているので、大体どこに何がいつ頃咲きそうか分かります。
なので、的を絞って、かつ目を皿のようにして探すので、結構見つかるのです(笑)
これからますます花が減るので、そうなったら鳥狙いですね。