lemonの日記

音楽、トールペイント、パン、猫のみかん

京都市美術館・ゴッホ展へ

2013年04月28日 | 美術展、作品展

先日、岡崎の京都市美術館に、4/2~5/19まで開催中のゴッホ展「空白のパリを追う」を観に行ってきました

 

現在この二つの美術展が開催されています。

共催の「リヒテンシュタイン・華麗なる公爵家の秘宝展」は、

会期も長いので、時間的に次の楽しみにしました。

 

混んでいると覚悟していましたが、

会期前半の平日で午前なので、意外にも待ち時間なく入場できました

入り口で音声ガイドも借りて、準備OKです

それでも館内は、特に入り口すぐは混みあい、

「中ほどは空いていますので、そちらからもご覧下さい。」

と、係の方の案内もあり、そうしようかと思ったけれど、

人の波に逆行して戻ってくるのも大変かも知れない。

そして、何重にもなった作品の前で順を待つも、

前になったかと思うと、また後ろになるのは仕方ないなあ^^;

周りを見ると、オペラグラスを持った人もおられ、

私も次回は用意しようと思いました。

中ほどになると混雑がましになったので、ちゃんと作品の前に。

ロープが張ってある前に本物のゴッホの描いた絵が

うれしくて、かかんで下から見上げたり、

うしろにぐーんと下がってみたりして、筆の跡を見るのでした。

今回は、晩年のうねりのある、よく知られる作品群までの、

主にパリ時代のの作品の公開。

うん、過程って大事ですよね。

正解のないものを追求するのには終わりはないし、

生き方がまた作品につながっている。


それぞれの作品のそばには、関連した絵のパネルや他の画家の作品、

たとえば、作中の鳥のはく製の展示だとか、

よく似た弟のテオとの見分け方を解説してあったり、

X線撮影での、下にある絵のことにふれたり、

ゴッホを他の画家が描いた作品と比較してあったり、

初心者にもわかりやすいような工夫がされていて見やすかった。

また、木材に描かれた作品には、思わず友達と、「トールペイント!」と言ってしまいました!

 

今回8点出ていた自画像のゴッホは、描き方はさまざまですが、

30歳半ばには見えないほど人生がつみ重なっているように思えます・・・

音楽家も画家も、人生の残り年数を知っていたような作品なのは、

不思議な事に思いました。

音声ガイドで流れてくるのは、絵画の印象派より少し後にやってくる、

フランス印象派の音楽で、これも良かった。

 

絵葉書やゴッホの解説の本などおみやげ(なんとゴッホぬいぐるみがあった!)を買い込んで、これで復習を

じっくり見ていたら帰りのの寄り道はできませんでしたが、

明るい日差しに新緑のきれいな時でしたよ