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●定例会=2019年11月16日(土) 午後2時~6時
●会 場=四條畷学園小学校科学準備室
●参加者(11名)
西村寿雄(科学読み物・地学研究)
音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表)
外山禎彦(河内長野市・科学教育研究家)
岡部智子(高槻市小学校3年)
岡田和成(大阪市小学校・6年)+息子さん(小3)
石本裕樹(守口市小学校教頭)
永岡 修(四條畷学園小学校3年)
中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭)
木村直子(大東市小学校6年)
笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校非常勤講師)
水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
<資料発表内容>
★西村寿雄(科学読み物・地学研究)
〈「ふしぎ」を楽しむ科学読み物〉〈科学読み物と文学〉の資料発表がありました。『ぼくがあるくと月もあるく』(板倉聖宣)は「ふしぎ世界へ導く科学読み物」ということです。この絵本は,月が出ている夜に歩くと月が自分についてくるような錯覚をもちますが,そのふしぎな現象について書かれた絵本です。このほかにもたくさんの「ふしぎ」を楽しむ科学読み物が紹介されています。山本正次先生の残された「読む楽しさ」を重視した国語教育についても言及されています。最近の国語の授業では「音読」をほとんどやっていないと聞きましたが,山本先生の主張は大切だと思います。
★音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表)
高大で板倉学の楽しさを少しでも多く人に伝えるために活動を続けています。資料の〈認定NPO法人 大阪府高齢者大学校 SA子ども教室・OBグループ会則〉は仮説実験授業研究会の会則を「模倣」した創造的な活動の基本方針が書かれています。模倣することのすばらしさの好例だと思います。「教室日記<こころの天気図>」には,長居植物園でのアートステージでのものづくりの様子や〈法円坂子どもプラザ〉での「ビックリ磁石でおもしろ実験!」のようすなどがのせられています。
★外山禎彦(河内長野市・科学教育研究家)
≪磁石と力の実験≫を体験しました。「誤解されやすい反力」という資料には〈ロケットで遊ぼう〉の力の矢印を正確に表現する必要があるということです。「フィルムケースロケットは,ガスがフィルムケースのふたを押す力の反力で飛び上がっているのではなく,フィルムケースがガスを押し出す力の反力で飛んでいる」ということです。
★中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭)
同じ学校に勤めている北村さんの出張の際に,うまく相談をしながら楽しく仮説をさせてもらっています。次は,〈しゅぽしゅぽ〉をしようと計画中。
★石本裕樹(守口市小学校教頭)
校長試験の最終試験(面接)が12月にあります。そのためのプレゼン資料や想定問答を自分なりにまとめたものを皆さんに見てもらいました。
★木村直子(大東市小学校6年)
「たのしい授業フェスティバル」で「海の中の小さな生き物」の講座の講師をします。今から参加者に楽しんでもらえるように,準備を進めています。以前から教室で飼っている一匹のアリ(たぶん女王アリ)ですが,産卵することもなくウロウロしています。いまは,ほったらかしにするのが一番いいのかなあ,と思っています。《世界の国旗》を計画中。忙しさがひと段落した2学期後半からやる予定です。
★笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校 非常勤講師)
電通大での生徒による模擬授業は《イオンと食べ物》の第二部をやりました。生徒が楽しそうに笑顔で授業をする姿を見て,改めて授業書の素晴らしさを実感するとともに先生が楽しそうに授業をすることの大切さを実感しました。
ルネ高での授業は,電通大での授業とはまた違って生徒は出席できていれば◯なので生徒さんはなかなか授業に集中してはもらえないのが現状です。だからと言って先生が何となく授業をしてしまってはとても寂しいです。そういう生徒にこそ楽しい授業の素晴らしさを味わってもらえたらと日々顔晴っています。ルネ高の通学コースでは《爆発の条件》を進めていて良い評価をもらいました。電柱のアースのことはまだ疑問点が残ってます。これからもプラン研究会等で疑問点を解決してゆきたいと考えています。
★岡部智子(高槻市小学校3年)
《かげとひかり》を西田元校長先生にたくさんのサポートをいただきながら進めました。元気すぎる子どもたちは仮説実験授業が大好きです。なかなか話が聞けない子どもたちも仮説の時間はキラキラ輝きます。だんだんと理由や意見を言ったり討論できるようになってきました。岡部さんにとって仮説の時間は幸せな時間です。
北海道の豊田さんから送ってもらった資料の「読み方授業」を参考に「ちぃちゃんのかげおくり」のお話も重ねながら実践しています。
★岡田和成(大阪市小学校・6年)
《自由電子が見えたなら》を週2時間ほどのペースで進めています。授業書は印刷せず,授業書の画像を電子黒板に映して授業を進めています。蒸着や硬貨の実験やおやつが食べられる実験は,特に子どもたちは大喜びでした。
★永岡 修(四條畷学園小学校3年)
「たのしい授業フェスティバル」で≪溶解≫の講座を担当します。学校でも《溶解》を進めています。塩の結晶に関する質問をサークルの皆さんに確認しました。
★水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
「昭和の三大台風」という問題集を作りました。三大台風とは「室戸台風」「枕崎台風」「伊勢湾台風」のことです。この三大台風の犠牲者は合計で1万2千人になります。台風による犠牲者の数を時代別にみると1950年代が10781人,1960年代が1802人,1970年代が872人,1980年代からは400人前後で,時代とともに犠牲者数は減っています。完全とは言えませんが防災対策が進んできた結果だと思います。岩波科学映画の「災害の科学」の「高潮」を視聴しました。伊勢湾台風の脅威が映像に映し出されていました。高潮による名古屋の水没地帯では,水がひくのに二カ月もかかったというナレーションに驚きました。
*******************************
★例会後の音田さんのつぶやき
外山さんから<作用・反作用>の話が聞けて楽しかった。<全ての・・・>と科学者(板倉先生の文章)が言っていることは本当に全てにあてはまる法則。この法則は人間関係・社会活動にも適用して考えることができます。人間関係(社会)は「①程度のもんだい ②力学の法則(力積も)」でほとんどイメージできると音田は思っています。
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●定例会=2019年11月16日(土) 午後2時~6時
●会 場=四條畷学園小学校科学準備室
●参加者(11名)
西村寿雄(科学読み物・地学研究)
音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表)
外山禎彦(河内長野市・科学教育研究家)
岡部智子(高槻市小学校3年)
岡田和成(大阪市小学校・6年)+息子さん(小3)
石本裕樹(守口市小学校教頭)
永岡 修(四條畷学園小学校3年)
中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭)
木村直子(大東市小学校6年)
笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校非常勤講師)
水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
<資料発表内容>
★西村寿雄(科学読み物・地学研究)
〈「ふしぎ」を楽しむ科学読み物〉〈科学読み物と文学〉の資料発表がありました。『ぼくがあるくと月もあるく』(板倉聖宣)は「ふしぎ世界へ導く科学読み物」ということです。この絵本は,月が出ている夜に歩くと月が自分についてくるような錯覚をもちますが,そのふしぎな現象について書かれた絵本です。このほかにもたくさんの「ふしぎ」を楽しむ科学読み物が紹介されています。山本正次先生の残された「読む楽しさ」を重視した国語教育についても言及されています。最近の国語の授業では「音読」をほとんどやっていないと聞きましたが,山本先生の主張は大切だと思います。
★音田輝元(大阪府高齢者大学校理事・大阪科学の授業をたのしむ会代表)
高大で板倉学の楽しさを少しでも多く人に伝えるために活動を続けています。資料の〈認定NPO法人 大阪府高齢者大学校 SA子ども教室・OBグループ会則〉は仮説実験授業研究会の会則を「模倣」した創造的な活動の基本方針が書かれています。模倣することのすばらしさの好例だと思います。「教室日記<こころの天気図>」には,長居植物園でのアートステージでのものづくりの様子や〈法円坂子どもプラザ〉での「ビックリ磁石でおもしろ実験!」のようすなどがのせられています。
★外山禎彦(河内長野市・科学教育研究家)
≪磁石と力の実験≫を体験しました。「誤解されやすい反力」という資料には〈ロケットで遊ぼう〉の力の矢印を正確に表現する必要があるということです。「フィルムケースロケットは,ガスがフィルムケースのふたを押す力の反力で飛び上がっているのではなく,フィルムケースがガスを押し出す力の反力で飛んでいる」ということです。
★中嶋典子(枚方市小学校栄養教諭)
同じ学校に勤めている北村さんの出張の際に,うまく相談をしながら楽しく仮説をさせてもらっています。次は,〈しゅぽしゅぽ〉をしようと計画中。
★石本裕樹(守口市小学校教頭)
校長試験の最終試験(面接)が12月にあります。そのためのプレゼン資料や想定問答を自分なりにまとめたものを皆さんに見てもらいました。
★木村直子(大東市小学校6年)
「たのしい授業フェスティバル」で「海の中の小さな生き物」の講座の講師をします。今から参加者に楽しんでもらえるように,準備を進めています。以前から教室で飼っている一匹のアリ(たぶん女王アリ)ですが,産卵することもなくウロウロしています。いまは,ほったらかしにするのが一番いいのかなあ,と思っています。《世界の国旗》を計画中。忙しさがひと段落した2学期後半からやる予定です。
★笠井 亮(大阪電気通信大学・ルネサンス大阪高校 非常勤講師)
電通大での生徒による模擬授業は《イオンと食べ物》の第二部をやりました。生徒が楽しそうに笑顔で授業をする姿を見て,改めて授業書の素晴らしさを実感するとともに先生が楽しそうに授業をすることの大切さを実感しました。
ルネ高での授業は,電通大での授業とはまた違って生徒は出席できていれば◯なので生徒さんはなかなか授業に集中してはもらえないのが現状です。だからと言って先生が何となく授業をしてしまってはとても寂しいです。そういう生徒にこそ楽しい授業の素晴らしさを味わってもらえたらと日々顔晴っています。ルネ高の通学コースでは《爆発の条件》を進めていて良い評価をもらいました。電柱のアースのことはまだ疑問点が残ってます。これからもプラン研究会等で疑問点を解決してゆきたいと考えています。
★岡部智子(高槻市小学校3年)
《かげとひかり》を西田元校長先生にたくさんのサポートをいただきながら進めました。元気すぎる子どもたちは仮説実験授業が大好きです。なかなか話が聞けない子どもたちも仮説の時間はキラキラ輝きます。だんだんと理由や意見を言ったり討論できるようになってきました。岡部さんにとって仮説の時間は幸せな時間です。
北海道の豊田さんから送ってもらった資料の「読み方授業」を参考に「ちぃちゃんのかげおくり」のお話も重ねながら実践しています。
★岡田和成(大阪市小学校・6年)
《自由電子が見えたなら》を週2時間ほどのペースで進めています。授業書は印刷せず,授業書の画像を電子黒板に映して授業を進めています。蒸着や硬貨の実験やおやつが食べられる実験は,特に子どもたちは大喜びでした。
★永岡 修(四條畷学園小学校3年)
「たのしい授業フェスティバル」で≪溶解≫の講座を担当します。学校でも《溶解》を進めています。塩の結晶に関する質問をサークルの皆さんに確認しました。
★水口民夫(ルネサンス大阪高校理科非常勤講師)
「昭和の三大台風」という問題集を作りました。三大台風とは「室戸台風」「枕崎台風」「伊勢湾台風」のことです。この三大台風の犠牲者は合計で1万2千人になります。台風による犠牲者の数を時代別にみると1950年代が10781人,1960年代が1802人,1970年代が872人,1980年代からは400人前後で,時代とともに犠牲者数は減っています。完全とは言えませんが防災対策が進んできた結果だと思います。岩波科学映画の「災害の科学」の「高潮」を視聴しました。伊勢湾台風の脅威が映像に映し出されていました。高潮による名古屋の水没地帯では,水がひくのに二カ月もかかったというナレーションに驚きました。
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★例会後の音田さんのつぶやき
外山さんから<作用・反作用>の話が聞けて楽しかった。<全ての・・・>と科学者(板倉先生の文章)が言っていることは本当に全てにあてはまる法則。この法則は人間関係・社会活動にも適用して考えることができます。人間関係(社会)は「①程度のもんだい ②力学の法則(力積も)」でほとんどイメージできると音田は思っています。
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