moss

ひっそりと書き綴る俺のチラ裏

シリウスBチャレンジ その2

2022-03-08 21:51:23 | 天体撮影&観望

今日の夜空はキラキラしてシンチュレーションはイマイチ。しかし比較的大気も澄んでいて風もなくベランダ観望しやすそうだったのでPentax105SDPを設置、20時頃からシリウスBをトライしてみた。

今日はPentax XW5, FUJYAMA HD-Or5mm、スコープテックK-6を用意。
そうせ明るく輝くシリウスを見るんだから暗順応は第一段階までで十分とはいえまずはXW5をリゲルへ向けて目を慣らす。余裕で伴星は見える。ここでピントを合わせてそのままシリウスへ向けてみる。
やはり気流が強いようでジフラクションリングが安定して見えないしシリウスBも見える気配を感じない。
予想どおりなのでここでアイピースをHD-Or5mmへ交換。見掛け視界がぐっと狭まるのとアイレリーフも短いのでXW5の楽さを改めて実感する。星像はXW5とほとんど変わらないがエアリーディスクも僅かに締まったように感じるが大気が安定せず瞬感と瞬間の比較なので何となくそう感じる程度。
シリウスBはやはり見えていない。ジフラクションリングが右半分消えたり楕円になったりと忙しい。
そこで本日の真打ちスコープテック K-6先生に登場いただく。このアイピースは3枚玉24.5mmでシングルコートとシンプルにできている。これでダメならプリズム外してキツイ直視姿勢で見るしか無いかな。
覗いた瞬間にまず感じたのは「明るい!」。焦点距離が5mmから6mmになったこともあるがシングルコートとはいえ3枚玉と少ないレンズ構成、昼間に見たときもスッキリしていたのでこのアイピースの特徴の一つだろう。
星像は目の位置がちょっとずれると色がついたり歪んで見えるので覗き方は結構神経質なようだ。ジフラクションリングもXW5やHD-Or5mmほど綺麗に見えない。まともに見えるのはセンターだけ。
しかし、シリウスを横切り視線を右から左へ移動させるパターンでそらし目を行った時にシリウスのすぐ右上にポツンと何か見えた。経緯台に乗せてることとDX天頂プリズムの裏像で見えるのでシリウスの周りの3つの恒星も参考に位置関係をステラリウムとシリウスBチャレンジHPなどでチェックした。

こ、これは・・・見えたのだと思う!

一度見えると感覚がつかめて何度も見えるようになった。ただしシンチュレーションの落ち着いた瞬間だけで長くで2秒ほど。視線を上下左右動かしてみたが自分の場合は右目の視線を移動中に右内側(シリウスの左側を見ている時)が一番判星を認識しやすかった。ここからはアイピースをXW5やHD-Or5mmに替えても何度か認識することができた。認識しやすさや見える頻度は K-6 >>HD-Or5>XW5 という感じ。
念の為XW3.5へ付け替えてみたが殆ど認識できなかった。
成功要因として効果的だったのはアイピースの焦点距離なのかレンズ構成なのか次回はMeade SP6.4やHD-Or4mm、XL7、Celestron SR4mm、その他謎の中華アイピースなど加えて探ってみたい。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グランツーリスモ7 | TOP | 新望遠鏡 »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | 天体撮影&観望