自分的にはアイピースを低倍率、中倍率、高倍率、超高倍率用となんとなく使い分けているが定義は曖昧だ。
星の導入には15〜25mm程度のものをよく使うし散開星団もこのあたりのアイピースで見ている。
そこから更に詳細を見たいとなると14mm〜9mmあたりを使う。およそこのあたりまでは星空観賞用的な使い方。それ以上は二重星の分離にトライしたり惑星の見え方を追求したりといったチャレンジ的な使い方になる。
そこで、星空鑑賞用で最も短焦点で綺麗に見えるのは手持ちではPentax XW10mm、それ以外はイマイチと感じていた。バリエーションを増やすにはNAV-10SWはどうかなと考えつつも恐らくPentax XW10mmと大差ないだろうと想像していたのでMasuyama 10mmを買ってみた。
とてもコンパクトで使い勝手良さそう。
本日2台目FC-100DZのファーストライトはNAV-17.5SWを使ったが、そこからMasuyama 10mmへタッチしてみた。あらかじめ状況を書いておくとシーイングは全然良くない。昨日よりはマシだがどの星を見てもユラユラチリチリ。
全体的な雰囲気としてはクリアな視界だなと感じた。見掛け視界は85度だがアイレリーフ約6.5mmではかなり目を近づけないと全体が見えない。視野環までとなるとアイカップに目の周りを押し付ける形になる。この状態ではすぐ曇るので特に冬では見にくいことがわかった。また、ピントの山は結構ハッキリしているから迷うことはない。
見え味については木星を見ると倍率が低いので詳細はわからないが明るくくっきりとして縞模様も感じられてミニチュア木星みたいだ。
次にリゲルへ向けた。今日はNAV-17.5SWでは伴星は認識できなかったがMasuyama 10mmだとはっきり安定して伴星は見えた。
次にうさぎ座のクリムソン・スターへ向けた。ハイランダーに比べるとちょっと赤みが足りない感じだ。
そこから天頂付近のM45へ向けたが倍率が高すぎて全体の雰囲気は味わえないが微光星までよく見えた。
視野周辺は緩やかに若干だが崩れる。このあたりは見掛け視界は違うがPentax XW10mmやNikon NAV-17.5SWのように全面点像に比べると少々見劣りするが見掛け視界が広い割にブラックアウトはしなかった。目との位置関係の寛容さという面では安定した見やすさのXW10mmと超シャープだが神経質なNAV-17.5SWの中間って感じだ。
アイレリーフの関係で少々覗きにくいがすっきりした色味なのでXW10mmと使い分けできそうだ。
話は変わってFC-100DZの1台目と2台目の見え方だが直接比較はしていないもののほぼ同じで品質差のようなものは感じられなかった。焦点内外像のボケ方もリングの見え方も同じで、木星の色味や明るさの印象も昨日見た1号機のものと同じだ。(記憶を混じえた比較なので適当ですが)
差があったらどうしようかと心配だったが一安心。
寒かった・・・
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