トップの画像はテレスコ工作工房の「ペンタックス60.2ー2inch/BORG M57AD」。
これまでは2インチミラーを付ける場合はバーダーのクリックロックアダプタを付けていたが取り付けはM84ネジなので下手するとロックがきつく掛かってしまったりと気を使う必要があったが60.2アダプタに付けられるのでPentaxの鏡筒にはとても便利だ。しかも BORG用にM57ネジも切ってある。
本題だが、この2,3日でPENTAX XW5、スコープテック Ke6mm、HM12.5を購入した。全てはシリウスBを見てみたいため。これまでも何度かSTL80A-MAXIでのほほーんと覗いてみてもまるっきりダメだったのでちょっとアプローチを変えて複数のプランで当たってみる作戦をとることにした。
簡単に言えば「はいダメッ、はい次ぃ!」というノリの体育会系作戦の類で、ポイントとしては普通に特性の異なる複数のアイピースを試すだけ。
単に極限等級の問題でもないのであまり倍率上げるよりもう少し倍率を落としてコントラスト良くキリッと見えるようにとXW5を用意。
更にアイピースのレンズ枚数を減らして透過率で勝負するためのKe6mm。
ダメ元ラッキー狙いで2枚レンズのHM12.5mm。
高倍率勝負でPentax XW3.5とVIXEN HR2.4の短焦点アイピース。
これらを晴れの土曜の夜にPentax105SDPとMAXIで次々組み合わせパターンを消化する予定。
しかしいきなり計画が崩れた。今夜は晴れといえば晴れだがどうみても空は霞んでいる。さらに何だか雲っぽいのもあちこちに見える。だめもとでPentax105SDPを30分ほどベランダで外気温順応させて開始した。
まずはEthos21mmでオリオン座やヒアデス星団、プレアデス星団を流して空の様子をチェックした。霞んでいるし時々薄雲も通過するが大気は比較的安定しているようでここ数日よりはシンチュレーションは悪くないし霞んでいてもプレアデス星団の中の8等、9等星クラスは余裕で見えている。
ではアイピースをPentax XW5へ交換していきなりシリウスへ向ける。倍率は134倍。
ジフラクションリングは見えているが伴星は見えない。やはり全体的に小さいのでXW3.5へ交換。倍率は191倍。更にジフラクションリングがよく見えるが薄雲がかかっているようで何となく滲んでいるように見える。
ここで一旦リゲルへ向ける。ここでは一発でリゲルBを認識できた。あれ?これくらいの離角ならもしかして?と再度シリウスへ向ける。何度か右目左目と切り替えたりそらし目で見ていると時々ポツンとなにか見える気がする。何度か気づいたがどれも一瞬なので確信が持てない。リゲルBの位置関係よりも少し主星から離れた位置で視認できるジフラクションリングより僅かに外側のあたり。
これシリウスBなのかな?こんな曖昧じゃ納得いかない。ただのUFOの通過だったかもしれないし。
プランを全然こなしていないがこんな霞んだ空ではだめなので今夜はここで終了。また次回チャレンジしよう。
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