「逃げる!かわす!必携護身マニュアル」柴田晃一 2004日本出版社
ストーカー・ひったくり・傍観・痴漢・・・。急増する社会犯罪から我が身を守るABC。
- まずは逃げろ!
- (過剰防衛で)悲惨な状況をつくらないように
この2点はすばらしいですね。
それ以外は・・・訓練が必要ですよね。
金玉攻撃多過ぎ・・・確かに効果的だと思いますが、男としては読んでいてつらいです。
防犯ブザーは効果無さそうだな~防犯パトロールでもやっていないと気付かない。車の音だってテレビを見ている時は気にならないくらいだから。大体、そういう犯罪が行われるのは人気のない時間と場所だから。(でも、無いよりましか)
スタンガンも気絶させるくらいのものでないと、逆に相手を興奮させるだけだよね。逃げるための補助手段に過ぎない。
襟をつかまれた時や後から抱きつかれた時の、自分の体を下に落として相手のバランスを崩すというのは目から鱗でしたが、たぶんお尻を地面に打った衝撃で自分がふらふらになってしまうよね。他のものと同じく訓練で慣れる必用がある。
それにしても・・・合気道の先生だけあって、そこそこ過激な護身術です。まあ、相手と状況次第ということですので、ここでは命と貞操の危機ということでしょうね。興奮状態の男の危険性からすれば、当然のレベルなのかもしれない。
ただ、訓練をしていないと簡単にあしらわれて、逆に相手を凶暴にさせるだけになるよ。たぶん。
冒頭で外国人の犯罪が増えているということですが、昭和55年と平成13年を比べて21倍って・・・日本にいる外国人の数自体もそれ以上に増えてますよね。外国人は日本人に比べて犯罪者が多いとか言うデータでもあるんでしょうか。また、外国人は凶悪犯罪が多いのでしょうか。そういったデータはなしに、単純に外国人の犯罪が増えているというのは何が言いたいのかわかりません。(世の中がどんどん危険になっているといいたいのでしょうが、それであればデータの使い方を間違えているように思います)問題の捉え方と伝え方に問題があると言わざるを得ません。(余りに説明不足です)
言葉が余り定着しませんでした(しなくて良かった)が、途中狙いというのもありましたね。確かに、これは外国人の多い犯罪だったようです。日本人の無防備さにつけこむというのは日本人的な発想では無理だったんですね。
知らない者同士が女性をさらって殺してしまった事件もあるから、ネットによって性犯罪が凶悪化しているというのも否定は出来ませんね。間違った情報や歪んだ情報が流れていて、それに刺激されて手を出してしまう若者がいるだろうことも想像に難くありません。
痴漢が群を成すというのも、ネット社会になって増えているでしょう。また、ゲーム感覚での競争意識みたいなものまで増強されてしまっているかもしれない。
痴漢が群れで行動すれば、女性による偽装痴漢(被害者+証言者)の逆で、捕まることなく逆に女性を侮辱して逃げ去る。余計に冤罪が増えて本当の痴漢は捕まらない状況になっているのだろう。