ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

国立天文台三鷹・定例観望会(アンドロメダ銀河)

2024-11-24 10:28:36 | 宇宙

昨日は恒例の国立天文台三鷹キャンパスの定例観望会に参加してきました。

友人と一緒に応募して、私は落選だったのですが、友人が当選したので参加できました。

今回のテーマは「アンドロメダ銀河(M31 )」です。

アンドロメダ銀河は、太陽系がある天の川銀河のすぐ隣の銀河で、天の川銀河から一番近くて250万光年先にあります。

一番近くが250万光年て、宇宙はどれだけ広いんだって思いますよね。

観望会では、まず最初にレクチャーがあります。

今回もアンドロメダ銀河についてのレクチャー。

ハッブル宇宙望遠鏡で有名なエドウィン・ハッブルが、宇宙に存在する銀河を形状により分類した表があって、音叉の形をしているので、「ハッブルの音叉図」と呼ばれているそうです。

その中で、我らが天の川銀河は棒渦巻き銀河、アンドロメダ銀河は渦巻き銀河と呼ばれています。

そして、数十億年後に天の川銀河とアンドロメダ銀河が衝突する、ということもわかってきたそうです。

まあ、その頃には人類はもちろん地球自体も存続していないでしょうけれど、

それでも、銀河の衝突という一大イベントは見てみたい気がします。

銀河の衝突のシミュレーション動画を見せてくれましたが、なかなか衝撃的な映像で、宇宙ってこういうイベントが度々起きているのだなあと思いました。

それから、いつもの50センチ望遠鏡のところに移動して、アンドロメダ銀河を肉眼で探そうということになったのですが、残念ながら雲がかかっていて、アンドロメダ銀河を見つける指標になるペガススの四辺形すら見えません。

でも、望遠鏡で捉えた銀河の様子はモニターに映し出され、よく見ると銀河の腕もうっすらと見えました。

(アンドロメダ銀河・右の方にうっすらと腕が見える)

肉眼でよく見えたのは木星、土星といった惑星たちで、その映像もモニターで見せてくれました。

木星の縞模様やガリレオ衛星とよばれる4つの衛星(ガニメデ、エウロパ、イオ、カリスト)、そして土星の環もくっきりみえました。

(土星)

土星の環は時期によっては、斜めに見えたり全然見えなかったりするそうです。

土星は小さなUFOみたいでとてもかわいかったです。

というわけで、

アンドロメダ銀河は肉眼では見えなかったけれど、モニターで見たのもリアルタイムのアンドロメダ銀河なので、大満足の観望会でした。

12月も当選するといいなあ~

 

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アニメ「ルックバック」

2024-11-13 10:28:53 | 映画

評判のアニメ「ルックバック」がアマプラで配信されたので観てみました。

「ルックバック」(原作:藤本タツキ ルックバック制作委員会 2024年) 

これ、特に漫画家たちから絶賛されているアニメだそうです。

1時間弱の短いアニメなのですが、実によく計算されていて、最後まで観ると「ルックバック」の意味がわかる仕掛けになっています。

青春ストーリーとしても秀逸です。

ストーリーは割と単純。

マンガが大好きで、明けても暮れても漫画を描き続けている二人の少女の出会いと別れ、それに尽きるのですが、そこに一つの仕掛けが施されていて・・

これ以上書くとネタバレになるのでやめますが、

このストーリーは実は先日書いた「八犬伝」にも通じるものがあります。

偶然選んだ作品が二つとも同じテーマを扱っていることにちょっと驚いていますが、

「汝の為すべきことを為せ」と宇宙から言われているような気もしました。

脇道にそれないで今歩いている道をしっかり歩め、ということなのでしょう。

はいはい、わかりました。

というわけで、また書きかけの物語に戻ることにします。かなり道草食ったけど、これは完成させないと、と思っています。完成できるかどうかわからないけど、完成させると「決める」ことが大事みたいです。

「意識すれば太らない」と言った井の頭五郎こと松重豊みたいにね(11月4日の記事)。

というわけで、「ルックバック」とてもいいアニメなのでお勧めです。

青春てやっぱりいいなあ・・

 

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「八犬伝」を観てきた。

2024-11-10 10:39:06 | 映画

久しぶりに劇場で映画「八犬伝」を観てきました。

「八犬伝」(山田風太郎原作 曽利文彦監督 キノフィルムズ 2024年)

面白かった!

事前の情報なしで観たので「南総里見八犬伝」を映画化したものとばかり思っていたのですが、実はかなり違って、あれを書いた滝沢馬琴と彼の友人である葛飾北斎の話が「八犬伝」の物語と交互に語られるストーリーでした。

帰りに本屋さんで、山田風太郎の「八犬伝」を購入し、さっそく読み始めたところです。

昔NHKで人形劇の「新八犬伝」やってましたよね。辻村ジュサブローの人形がすごくよかった。

「たまずさがおんりょー!」とか「天網恢恢疎にして漏らさず」とかね。あれは面白かった。

でも、今回の映画はどちらかというと滝沢馬琴と彼の家族の話、そして葛飾北斎との交流がメインです。

鶴屋南北も登場して、江戸時代というのは豊かな文芸作品が量産された時代なのだなあと思いました。

庶民がただ楽しみのために読む「戯作」だからと馬琴は自分を卑下しますが、いやいや彼の「八犬伝」は今も語り継がれているし、現代のファンタジーやライトノベルの源流ともなった作品なのですよと言いたい。

これから観る人のためにはネタバレしない方がいいのですが、最小限の情報として、以下のようなことが語られます。

「八犬伝」の物語世界は「虚」、馬琴と北斎の世界は「実」。

この虚と実の二つの世界を行きつ戻りつしながら話は進みます。

「八犬伝」がどんなお話なのかは大体わかります。かなりあらすじっぽく描かれていますが(「八犬伝」は超長編なので2時間の映画では語りきれない)

一方「実」の世界では、馬琴の周辺、家族や北斎、当時流行した鶴屋南北の怪談なども登場し、

馬琴は勧善懲悪の世界を語ることにより、現実世界は厳しいけれど、必ずや悪は滅びる、という希望を庶民に与えることが大事だと言います。

一方で鶴屋南北は馬琴に、そんな絵空事はいらない、庶民が求めているのは現実だ、と突きつけます。

この辺り、面白かった。

そして、家族内の揉め事も数々ある中で、馬琴はただ一筋に「八犬伝」の執筆をつづけ、

何と28年という歳月をかけて完成させるのです。

ここは感動的でした。

北斎が幼少時から絵を描くことが大好きで止められなかったと話すように、馬琴も決して執筆をあきらめなかった。

この二人の生きざまは、現代人にも強く訴えるものがあります。

人生って、様々なもの事に翻弄されながらも、結局のところ目の前の道をたどっていくしかなく、その先に光明があるかないかは、その人次第ということなのでしょう。

馬琴役を役所広司、北斎役を内野聖陽が演じています。内野聖陽の北斎がすごくよかった。

内野聖陽は「きのう何食べた?」のケンジ役でゲイの美容師を演じていますが、今回は全く違うキャラで、彼はすごい役者なのだと改めて思いました。

もう一回観に行ってもいいかなと思うほど面白かった。

超お勧めです。

 

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私たちは何を食べるべきか・・

2024-11-04 09:38:35 | グルメ

小麦、乳製品、砂糖、植物油を(ほぼ)断ってから一カ月が経過しました。

小麦製のパンは全く食べなくなったし、乳製品もほとんど取らなくなりました。

砂糖はいろんなモノに入っているのでちょっと食べてるし、植物油も既製品には混入しているので避けるのは難しい。

それでも、一カ月が経過して、すごく調子がよくなったかというとそうでもない。

相変わらず朝起きたときは体じゅうがミシミシして(リウマチなので)関節のこわばりもあります。砂糖を取らないからといって炎症が治まったわけでもない気がします。

でも、パンを食べなくても大丈夫、ということだけはわかった。

時々、チョコレートやシナモンロールが恋しくなるけど、我慢できない程でもなく、まあ、日常的には全く問題ない、ということもわかってきました。

元々グルメじゃないし、食にはあまり熱心じゃないので、粗食でも平気なタチなのです。

でも、あれ以来、ネットで記事を拾い読みしていると、真逆の説を唱える人たちもいて、

どっちが本当なんじゃい!

と思うことしばし。

四毒を断つことを提唱している〇〇氏についても、政治的にはどうなの、という疑問も多少あったり・・

そんな中で、Yahooニュースでこんな記事を見つけました。

「松重豊、太らない驚きの秘けつを告白 「孤独のグルメ」で10年食べ続けるも」

「孤独のグルメ」の主人公、井の頭五郎役で10年間出演し、食べ続けても全く太らない、という松重豊氏がNHKのインタビューに答えています。

「毎回、あれだけ食べてなぜ太らない?」という率直な質問に、松重は「意識ですよ」と即答。「意識すれば太らないんですよ。意思の力って意外と強いんです」と言い切った。

私たちはネット上に散乱する様々な情報に踊らされて、あれを食べるといい、これを食べると健康に悪い、などと思い込まされているけれど、実は自分の体を律することが何より重要だというわけです。

自分の体および健康を自分で律することができれば、何を食べても太らないし、病気にもならない(基本的には)ということのようです。

なるほどね。

そう簡単に行く話ではないとは思うけど、基本的にはそうなんだろうなあ、と思う。

なぜなら、自分の体は自分が一番よくわかっているはずだからです。

そして、体質は人それぞれ、千差万別なので、これがいいと言われても受け付けない人もいるし、健康に悪いと言われるものを食べ続けても平気な人もいるわけです。

なので、情報を鵜呑みにしないことが大事である、

という基本的なことを改めて認識したのですが、

でも、何かを断つ、という試みはなかなか面白い経験でした。

昔の人たちは、物事を成就するために「茶断ち」などをしていたわけで、つまりは欲望を断つことで、目標をしっかり認識し、それに向かって邁進する、ということなのでしょう。

要は、何を断つか、ではなく何のためにそれをするか、ということのようです。

ゴール設定が大事。

小麦を断つことで、免疫力を上げるというゴールを設定し、潜在意識に叩きこめば、免疫力は上がる・・はず。

どれくらい本気か、という事の方が、何を断つかより大事なのかもしれません。

そんなことを学んだ気がします。

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「添削堂.com」にデビューしました!

2024-10-31 20:42:10 | 文章添削士

文章添削士のwebサイト、「添削堂.com」にこのたびデビューしました。

https://tensakudo.com/2024/10/27/yuuki-emi/

顔写真付きで掲載されるのはかなり恥ずかしいのですが、よかったら覗いてみてくださいませ。

もうちょっといい写真にすればよかったなあ、など思いますが、まあ実際のところこんな感じです。

そして、もしも文章を見てほしい、添削をしてほしい、アドバイスがほしい、などの要望がありましたら、

添削堂.comにお知らせくださいませ。

また、私の書く文章サンプルは「note」で読むことができます。

たとえばこれ↓

5 小さな魔女がやってきた話|ゆうきえみ

5 小さな魔女がやってきた話|ゆうきえみ

(ハロウィーンの季節なので、魔女のお話でも。ゆうきえみ作「蜜柑島周遊記」からの抜粋です) 5 小さな魔女がやってきた話  雨ふり山をおりて、海岸を北のほ...

note(ノート)

 

(他にもエッセイ等たくさんあります。)

また、Amazonのサイト、Kindleにも出版した本が掲載されていますので、

Amazon.co.jp : ゆうきえみ

よかったらこちらも覗いてみてくださいませ。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

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