アニメ版「宇宙兄弟」をついに最終話99話まで見ました!
この2週間はなんて幸せな時間だったろう。
毎晩「宇宙兄弟」の続きを見て、幸せな気分に浸りながらぐっすり眠る、という習慣がついてしまった。
これを見ると、気持ちが穏やかになり楽しくなり、人生何があっても大丈夫、と思えてくるのだから不思議。
ときおり混ざるジョークやさりげない人生訓の数々。漫画家小山宙也て天才だなあ。
特に後半のヒビトの挫折と復活劇は見事でした。
最終章ではどうなることかとハラハラしたのだけど。
だって、最終章よ、これでおしまいなのよ、なのにヒビトったら・・
という感じだったのですが、
見事に収束し、完結したのだから、その力量たるや本当にすごい。
アニメの放映が2012年~2014年と古いので、現代だとちょっと微妙ですが。でもまあ、フィクションの世界なので・・。
というわけで、前半はムッタのコミカルな言動(こち亀の両さんみたい)に笑い転げ、後半はヒビトの不運にハラハラドキドキの連続でした。
そして、やはり高度なテクノロジーといえども、中心にいるのは人間なのだと。一人ひとりの人間の複雑な感情やそれぞれの来し方行く末をぜんぶひっくるめた上でのテクノロジーなのだ、ということを、実に見事に描いてみせてくれました。そのバランスが崩れたとき、大きな事故や災害に見舞われるのでしょう。
あの事故はヒビトにとっては不運ではあったけれど、乗り越えるべき障害であり、まさに、
「失敗を知って乗り越えたものなら、それはいいものだ」(3月9日の記事参照)
を身をもって証明してみせたというわけ。
そしてまた、これは兄弟の物語でもあります。
Neflixのドラマ「ベター・コール・ソウル」がそうであったように、兄弟というのは実に複雑なのだなあ。兄弟姉妹のいない私は物語の中で想像するしかないのですが、仲の悪い兄弟もいれば、まるで生まれる前から申し合わせてこの世にやってきたような、ムッタとヒビトのような兄弟もきっといるに違いない・・
そういう想像をたくましくさせてもらいました。
さて、これからどうしよう・・
もう一度最初から見直して、漫画も読んだりして・・二度目だと、どんな印象になるのか、それもまた楽しみだけど・・
終わってしまった、という一抹の寂しさもある。
とにかく、人生の中でこんなに幸せな2週間というのはめったにない経験で、これからもあるかどうかわからない、
そんな貴重な2週間でした。
ありがとう、小山宙哉先生!
まだ見ていない人たちは何て幸せだろう。これから第一話から見始めるんだから。
というわけで、まだの人はぜひ見てみて。
これを見るためだけに一カ月Huluに入っても損はありません!
(でもさあ、宇宙好きな人ならもう見てるにゃん)