H3ロケットは本当に残念でしたが、
アニメ「宇宙兄弟」を引き続き観ていたら、ムッタのこんな台詞に出会いました。
第56話、ムッタたちは宇宙飛行士候補生としてアメリカのヒューストンに渡り、宇宙飛行士の訓練を受けています。
その中に、小さなロケットに惑星探査機のようなローバーを搭載して打ち上げ、パラシュートで砂漠に降下し、目標地点にどのチームが先に到達するかを争う、チーム別の競争がありました。
ムッタたちは、低予算ながら砂漠の悪天候にも負けないローバーの開発に挑むのですが、その時のムッタの台詞がこれ。
「失敗して壊れるのを前提で、最低でも2機作れるくらいの余裕があった方がいい。
モノ作りには、失敗することにかける金と労力が必要なんだよ。
いい素材を使っているものがいいものとは限らない。だけど、失敗を知って乗り越えたものなら、それはいいものだ」
ちなみに、ムッタは宇宙飛行士になる前、自動車メーカーに勤めていたので、モノづくりには詳しいのです。
今回のH3ロケットの失敗は手痛いものだったと思いますが、
これにめげずにロケット開発に挑み続けてほしいと願っています。
ムッタたちのように、ねばり強く、どこまでもしぶとく、目標に向かってまっすぐに。