急に寒くなったのでちょっと体調崩してましたが、復活しました!
体調がよくない時はこういう平和な映画に限ります。
「僕のワンダフル・ライフ」(2017年)
「僕のワンダフル・ジャーニー」(2019年)
二編とも前に見たのですが、再度見てみて、いい映画だなあと改めて思ったので紹介します。
これ、犬の転生の物語です。
イーサンという少年とベイリーという犬が出会い、犬は寿命が尽きた後もイーサンに会いたくて転生を繰り返す、というお話です。
輪廻転生を私は信じているので、これは犬の物語であると同時に人間の物語でもある、しかも真実の物語であると思っています。
続編の「僕のワンダフル・ジャーニー」の方は、イーサンの孫娘のCJ(クラリティ・ジューン)の話になります。
年老いたイーサンは転生したベイリーに孫娘を守ってほしいとお願いし、
ベイリーはまたしても、何度も転生してはCJと出会い、彼女を見守り続けるというお話。
イーサンとハンナの出会い、CJとトレントの出会いもベイリーが助けます。
ベイリーは犬らしく陽気でほがらかで目の前にあるものを追いかけ、食べ物を欲しがり、いたずらをし、嫌いな人には噛みついたりもします。
犬は常に「今ここ」を生きている。
でも、ベイリーはちょっと特殊な犬で、前世の記憶を保ち続けています。
何度も転生するので、その度に犬種が変わり飼い主が変わり名前も変わるのですが、彼は自分がイーサンのベイリーであることを忘れません。
私たちが転生するとき、前世の記憶はなくなるようですが、どこか魂の奥の方にそれは隠されているだけなのかもしれない。
そして、ベイリーのように、今この瞬間を生きていればきっと未来は明るい。
そう思わせてくれる物語です。
イーサン役のデニス・クエイドがいい!
「僕のワンダフル・ライフ」はラッセ・ハルストレム監督作品ですね。
「HACHI約束の犬」の監督でもあります。
また「ギルバート・グレイプ」や「サイダーハウス・ルール」などの監督でもあります。
私はラッセ・ハルストレム監督の映画が好きでかなり見てます。
人生、捨てたもんじゃないと思えるし、前向きに生きていこうという気になれる映画ばかりなので。
最近の映画はアクションが多く、暴力シーンも当たり前のように登場しますが、
やっぱり最後はこういう暖かい気持ちになれる映画がいいよね。
(ゴジラも好きだけど、一日の終わりに見るのはこういうのがいい)
私たちの人生もまた、終わりの時は新しい人生への出発の時なのだと思えば、
死ぬのはそう怖くなくなるかもしれない・・(まだわからないけど)
という気持ちにさせてくれる映画です。