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スポーツコラム(東京六大学野球)

2010年05月11日 | スポーツ
今シーズンの東京六大学野球が大変なことになっている。

あと三週間を残して、東大を除く5チームが勝ち点2で並んで、大混戦の様相を呈している。

その最大の要因というか、台風の目は、立教大学だ。早稲田と法政に善戦するも、勝ち点を落として、早くも戦線離脱と思いきや、明治には2連勝、慶応にも勝ってしまったのだ。

主戦の岡部投手(立教新座 2年)の変則フォーム(トルネード)から投げる速球には威力があり、また、打撃の方も3番田中と4番岡崎(PL学園)にパンチ力がある。最近、スポーツ推薦でいい選手を取っているようで、数年前の立教とは違う。

わが明治は、ここ3シーズンまったく歯が立たなかったハンカチ王子の早稲田に2連勝した。だが、そこで油断したのか、立教戦はまったく元気がなく、まるで仮衣装をきて舞台に立っているかのように、よそ行きの試合運びだった。

主戦の野村(広陵高、情コミ3年)は、一回から立教打線に捕まり、5回投げてヒット8本、自責点4と、彼にしては恐ろしくふがいなく内容だった。やはり明治は守りのチームで、2,3点に抑えないと苦しい。

今週(15日、16日)が、剣が峰となるだろう。勝ち点2同士の明治と慶応、早稲田と法政がぶつかり合う。ここで勝ち点を挙げた2チームがぐっと優勝に近づく。

試合は、野村(明治)、竹内(慶応)、斉藤(早稲田)、加賀美(法政)など、主戦投手の出来次第だ。真のエースは誰なのか? 

実力は接近しており、面白い死闘が見られそうだ。