日付変わって10月9日AM0時、今朝からこの時間までずーっと歩きどうしである。
松本到着したのがPM20時位、その後蕎麦の美味しい喫茶店『茶蔵伝』へ行って店じまいだと断られ・・・。
足の痛みと疲労に加えて空腹まで追加された体で街をさまよっていた。
朝まで寒さと夜露を凌げる24thの『おはしガスト』と『マック』は探しておいた。
しかし、朝まで粘れるほどの厚かましさは、残念ながら持ち合わせていない俺である。
そこで、0時まで街を彷徨い時間をつぶして、そこから4時間はガストで粘る!
そんな苦肉の策なのだ。
昔、サッカー練習や試合後に良く利用したし、数年前まではフットサル後のガストも定番だった。
4時間ぐらいの長居をさせてくれてもバチは当らない筈だ!と思う。
(問題は店員のプレッシャーに耐えられるかだ 笑)
こうして松本の『おはしガスト』で遅い夕食を済ませる。
そう言えば蝶ヶ岳で昼食を取っていなかった事を思い出す。
道理で腹は減るし、ばてる筈だ。
しかし、結局AM2時にガストを出る。(4時間粘れなかった 笑)
しかも980円だと思って頼んだセットの食事が2000円オーバー(店員さんちゃんと説明してくれよ)
『あずみの公園』のキャンプ料金をオーバー・・・。(キャンプしとけば良かった)
仕方なく、その後も街を彷徨い女鳥羽川の橋の下でうたた寝をしたりして朝まで過した。
(この日の松本は寒かった、ダウンを着たくらい!)
文字どうり、昔で言う無宿人である・・・・(苦笑)
ある意味、本当のビバークでもある。
AM4時前にマックへ行き(マクドナルド)朝食&時間つぶし。
電車が動き出した所で乗り込んで、『遠回りして』←(ここポイント)安曇野へと向かった。
AM10時過ぎ、大糸線の穂高駅へ到着。(昨日歩いて辿り着いた柏矢町の隣駅である)
駅の隣にある観光案内所でパンフレットを集めて目的地を決める。
『あずみの周遊バス』(おとな500円で一日乗り降り自由)へ乗り込み大王わさび農場へと向かった。
わさび農場前で、バスは渋滞にはまる・・・。
今年の安曇野は観光客で大賑わい、NHKの朝の連続テレビ小説『おひさま』の影響らしい。
正午前に『大王わさび農場』に到着。
しかし、行っておいて何だが、わさび田を見たところで『う~ん』って感じ・・・。
まあ、ただの『わさび田』。それ以上でもそれ以下でもない。
『山葵いっぱいだね』『山葵茶漬け食べたいね』って感じ。
続いて旅行パンフ等で目にする、安曇野の代表的な景色の場所(水車と蓼川)へ行くが~。
川が微かにドブ臭かったのには、ガックリと来た(笑)
と言っても特別臭い訳ではなく、普通の川のあの匂いである。
俺は勝手に、富士の『柿田川湧水群』の様な場所だと勘違いしていたのだった。
ここへ来る時バスが橋の上で(この川の上下流と思われる)に止まったのだが
川の中に橋の上から投げ込まれたと見える空き缶が無数沈んでいるを目にした。
観光客の仕業だろう。
自分が見て回る場所を汚してどうするのだろうか?
全く残念な事だ。
因みに『わさび田』の水は湧き水を使っている筈である。
まあ気を取り直して、名物?の『山葵ソフトクリーム』300円を食べてみた。
正直、御当地の名産を無理やりねじ込んで来る名物食品は美味くない!ってのが俺の持論なのだが。
(ここでも普通のソフトがあったら、そっちを注文しただろう)
これは、美味かった!
ほんのりとしたワサビの風味と、甘さ控えめのワサビらしくサッパリした味が不眠と疲労に打ちのめされた体に染み渡る感じ。
(全く辛くない、ワサビの味は強くないので子供も美味しそうに食べている)
これは、お勧め!
そうこうして、一通り『大王わさび農場』を見て回ってここを後にする。
次なる目的地は八面大王の足湯と行きたかったが
そこで足の疲れを落とそうと考えたのだが(足湯程度では落ちやし無いだろうけど)
バスが行くんだか行かないんだか分からないのと、疲れも限界に近づき松本へ帰る事にした。
しかし、名物信州サーモン丼だけは、食べて行かなければ為らない。
観光協会で貰った『信州サーモン丼・料理まっぷ』を頼りに店選び!
穂高駅から歩いて10分程度に建つ店『食彩厨房 わたべ亭』へと向かった。
カウンター席に座り、信州サーモン丼定食1100円を注文!
写真では伝わり辛いがボリュームも中々、信州サーモン丼・なめこの味噌汁・巾着・香の物・茶碗蒸しを味わう。
因みに信州サーモンとは、ニジマスとブラウントラウトを掛け合わせて生み出されたサーモンである。
特徴としては、卵を産まない為にその栄養が味となる(鮭の鮭児と同じで)トロリとした食感と旨味が特徴だそうな。
それに本山葵をのせて頂く。(本山葵は辛味が弱いから沢山のせて味わう)
信州サーモン丼、確かに美味い!大満足!
大将・女将さんと会話をしながら味わった。(女将さんは俺と同じ神奈川出身だそうだ)
店の入り口まで見送ってくれた御二人に『美味しかったですよ!』と言葉を残して店を後にした。
人と料理、共に味わい深い良い店である。
大糸線で再び松本へ。
PM13時過ぎに松本到着。
この日の宿は駅から徒歩1分の『ホテル飯田屋』を予約済み。
しかしチェックインは15時だか16時の筈、それまでが長い・・・。
御土産屋等を見て回り15時半にチェックイン。(やっと寝れる・・・よ)
シャワーを浴びてナイフで足の裏に出来た8~9個のでっかいマメの水を抜く。
これで少しは歩きやすくなる筈だ。
そしてPM19時まで寝ようと、ベットに倒れこむ。
人間この瞬間が一番幸せなのかも知れないと思う時がある。(この日は特に!!)
一旦19時に眼を醒ますも再び眠りにつく~
21時過ぎに目を覚ますも行こうと思っていた馬刺しを売っている生肉店は当然店じまい。
蕎麦やも店じまい・・・。
睡眠欲は食欲に勝った訳である。
仕方が無いので駅前にある『松屋』で夕食を、コンビニで信州の地酒大雪渓(2合)を購入。
ホテルでTVを観ながらの松屋のカレーと牛丼、我ながら侘びしいものだ。
AM1時前に就寝。
明日は『松本そば祭り』を楽しんで帰るとしよう。
つづく
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