そばにいてくれるだけでいいんだよ

一昨日の強い風雨で桜が心配だったが　満開までの花は散らずに居た
ハッとするような美しさを　車で走りながら車窓に見た
ディケア施設でも　先ずは桜の歌を優先する



まだ数回目の施設で　マイペースには行かないが　皆さんは楽しそうだ
外出や遠出もままならない利用者さんに　季節感を味わう歌が合う
いろいろなトークを交えながら　歌を歌ってもらう

ただ歌うだけでなく　こうした話をすることで　笑顔が浮かび笑いが起こる
心がリラックスした中で歌えば　自分の気持ちを盛り上がるものだ
それが　リハビリへの意欲　食欲　生きる気力に変わってくる

模造紙に書いた歌詞を眺めながら　改めて　その歌詞に感銘する
それは共感を呼ぶものであったり　励まされたり　癒される言葉だ
あらゆる曲があるけれど　その歌詞は　素晴らしいと思う



作詞家ってすごいねと　皆さんに言うと　頷いたり笑ったりする
旅の夜風　この年代の愛唱歌とも言えるし　歌声も大きくなる
～花も嵐も踏み越えて　行くが男の生きる道～

なんと格好良く　悲哀を超えて生きる男の姿を　短い言葉で綴る
～可愛い子どもは　女の命　～　これなんかも　母の愛がある
～待てば来る来る愛染かつら　やがて芽を吹く　春が来る～

今は苦しいけれど　いつか　きっと春が来る
小林幸子さんの　雪椿　の中にも　こんな歌詞がある
～辛くても我慢をすれば　きっと来ますよ春の日が～

上越地震の被災者の皆さんも　この歌　歌詞に励まされていた
歌は共感を呼び　勇気付けられる
また　一面では　愛を歌い　夢を呼んだりする

お前に　この歌を歌うと　いつも感じられる　こんなセリフが言えたらなぁ
～そばにいてくれるだけでいい
～僕のほころび縫えるのは　同じ心の傷を持つ　お前の他に誰も居ない

啼くな小鳩よ　この歌もこの年代の愛唱歌である
啼くな小鳩よ心の妻よ　こんな風に呼びかけられたら女性はたまらない
作詞家ってすごいね　人の胸を打つ言葉を　サラっと表現する

こんな話も皆さんの前で披露すると　そうだねと笑いあったりする
私には勇気も無いけれど　愛の言葉を　さらっと言えたら人生変わっていた
あはは　無理だねと自分で言うと　半分共感の拍手と笑いが起きる

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