花を盗んでも罪にはならない
ひと昔前は そんな言葉も違和感なく受け入れられていた
花を愛するのだから 他人にも喜んで分けてあげよう
道行く人にも 綺麗ねとか言われたら よろしかったら差し上げましょうか
有難うございます いつも 綺麗に手入れされていて 通るたびに癒されているのですよ
花を慈しみ 花を愛する方たちの あたたかな心が通じ合う
今は こんな光景は少ない むしろ 何故そんなことをするのと共感することがある
花を抜かないでください ここにあった花を返して下さい そんな小さな立て札がある
苗やタネから育て 水や肥料を与え ようやく見事に花を咲かせた頃 持って行かれてしまう
ペットが家族のように愛されているのと同じなのだ
花は何も無かったら 私のべランダでさえ 無機質に潤いの無い様である
ここに花があるだけで どんなに心が癒され 毎日の生活の潤いとなっているだろうか
ウォーキングの都度 公園や他人さまの家の軒先や庭の花を見る
可愛い花 素敵な花 があちこちで見られる
育てている方の心優しさが そこにも見えるような気がする
手入れすればするほど 花は綺麗に咲いて応えてくれる
水遣りでさえ怠れば やがて萎れ 時には枯れて行く
花も生きている これが良く分かる
いたずらに花をいじめたり 自分だけの為に持って行く人の なんと心寂しいことか
花も嘆いているだろう 花は 愛されてこそ 花である
育ててはいるが そこには感謝の気持ちさえ溢れて来るのだ
私は そんな花たちをカメラに収めて来る
パソコンに取り入れると すぐに華やかになり 画面を彩る
私は花盗人! 有難うとお礼を言いながら カメラの中に盗んで来る
最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m