妹の家へ線香を上げるため 埼玉の八潮へ行ってきた
かつては どんな貰いものでも土産に持って行くと わぁー嬉しい とか 助かるとか喜んでくれた
連れ合いも一緒に喜んでくれたものだが そんな楽しみは これからは無い
それでも 連れ合いが そんなに落ち込んで傷心の生活かと言うと そんなでも無く安心した
娘が近くに勤めていて 帰りに寄ったりして励ましているようである
部屋へ入って見ると 一面に妹のカラオケ大会ビデオやトロフィー 表彰状が拡げられた居た
うんっ? 何事? と思って見たら 三脚に固定したビデオ撮影機もある
どうやら何本もあるビデオテープを一旦テレビで録画再生して それをビデオに収めている
今度は そのビデオを ディスクに収める作業である 聴くと数日間 掛かっているようだ
最終目標は1枚のディスクに収めて いつか自分で見たり複製して私にも分けると言う
その時には 表彰状も トロフィーなども個別に収めて 大会ごとに挿入するとのこと
大変な作業だが 追悼や供養しながら作業を続ける連れ合いに私は感銘した
そして 私も一緒に見ながら彼は言う
写真もいっぱいあるが やっぱり肉声が聴けるビデオって良いね
そう私も思う 写真では伝わらない歌声が その辺に妹が居るように思えるほどだ
2001年頃からあり 中には地元の介護施設で歌っているものもあった
私も一度来て貰ったが まだまだ 共に活動出来たものをと無念でもある
初めの頃より 年々 歌が堂々として セリフなどはプロも認めるほどだ
有名な先生が審査委員席で評価してくれるから本物であろう
最後に私が聴きに行った大会は 浅草公会堂で グランプリを受賞していた
妹の喜びの電話の声がまだ記憶に有る 数々の優勝もあるが これが有終の美となったのか
昼飯はまただろう?と彼が聴く うん 作ってくれるかい
インスタントラーメンに もやし ひき肉を入れた程度だが 私には 味があたたかく感じた
3日後に1カ月を迎える それは遠い想い出のように遥かに長く感じられる日々でもある
最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m