のびたとブレイク

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馬小屋で 暮らした私 イエス様(笑)  サーカスの唄って知っていますか?

2019年12月07日 10時23分21秒 | うたごえ

街にクリスマスソングが流れる頃になると 私の終戦時に暮らした日々を思い出す

戦時中に 茨城・荒川沖に疎開 予科練の近くで空襲や機関銃の狙撃の音も聞いた

東京・浅草からである 東京大空襲は そこで母と見た 遠く激しい夕焼け 東京が燃えている

 

数え6歳? そのセリフだけ覚えている

次いで 信州・岡谷 親戚を頼ったのか分からないが 半年だけ住んでいたと思う

更には 親戚の居た 信州・高遠の山奥に家族は疎開した

 

 

世話になったのは 馬小屋である 小屋の半分は馬が入る 屋根は有るが仕切りの壁が無い

物置になって居るその半分に 私たち家族が暮らした 姉たちは既に岡谷の紡績工場に勤めていた

それこそ 馬の寝息どころか 動く音 おしっこの音 匂いに包まれた過酷な環境だった

 

多分 半年くらいで なだらかな山を借地に 樹々を切り倒し開墾して僅かな地に農作物

山の土だから栄養も無い 育ちも悪い そんな地に父が小屋を建てた 藁で屋根を作る

冬には 部屋の隅に雪が積もる 食べ物は極度に無い ダイコン飯なんて食べられない

 

大根の葉っぱに醤油 秋に採ったきのこを甕に漬けてある

何も無い空腹に耐えられず 雪に醤油をかけて食う

草も花も生きている虫たちも何でも食べた 学校の健康診断で いつも栄養失調と言われた

 

出稼ぎに出る父は 痩せ衰えた私を見て 今度戻るときには こいつは生きていないだろうと思ったそうだ

遠足では 弁当を持って行かれない みんなと離れて川を見ていると 先生が来て弁当を分けてくれた

亡き妹と 飢餓状態で幻影を見るようになって  母がほとほと疲れたようである

 

  

 

小学校5年の後半 東京に出てきて 暮らしは同じ 父は鉄くず拾って売って生活を補う

学校に行かず 父について行き どぶさらいをしている父も見た 今でも賤しいとは思わない

早朝起きて 納豆売りに出て学校の遅刻も常習 売れ残って寒さを凌ぐ姿は マッチ売りの少女(笑)

 

中学を出て すぐに定時制高校に通い 昼間は町工場に勤めた

別に苦しいとも 悲しい気持ちなんてない 貧しさは心身浸みこんで 何とも思わない

その頃になって 母も冗談で 馬小屋の暮らしを思い出して笑ったものだ

 

 

酒乱の父も 兄の教会通いから 影響を受けてクリスチャンになる

好きな煙草も酒も絶った これはかなりの努力が居ることで 晩年の父は良い親父であった

私たちは 馬小屋で暮らしたイエス様と同じようだね そんな母の言葉が 今でも残っている

 

 

 

うたごえでも 全容は語らないが 笑い話で私が話す サーカスの唄の解説である

そして 松尾芭蕉の詠んだ句も紹介する 乞食同然の姿に宿泊も断られ 馬小屋に泊った時である

『蚤 しらみ 馬のしとする 枕元』 しととは おしっこのことである 鳴子の手前 尿前の関 (しとまえの関

 

 

サーカスの唄の2番に 馬の寝息で眠られぬ・・・

このくだりになると そして 今の時期 こんな昔を思い出す

今では懐かしい そして笑って話せる私の過去である 

 

サーカスの唄 西條八十作詞 古賀政男作曲 参加者の半分くらいしか知らなかった

歌手は 松平 晃 さんであるが YouTubeで石原裕次郎さんが歌うのもあり これを載せます

 

https://youtu.be/gtfCs7Qq3qc サーカスの唄

 

旅の燕(つばくら)寂しかないか おれもさみしいサーカス暮らし

とんぼかえりで 今年も暮れて 知らぬ他国の花を見た

 

あの娘住む町 恋しい町を 遠く離れてテントとで暮らしゃ

月も冴えます 心も冴える 馬の寝息で眠られぬ

 

 

リクエスト32曲

とうだいもり 月の沙漠 たきび 冬の星座 あざみの歌 山小屋の灯 

ラブユー東京 公園の手品師 レット・キス 君の名は 二輪草 奥飛騨慕情

夜霧のブルース 島のブルース 北の旅人 寒い朝 みだれ髪 ああ上野駅

 

二人でお酒を 君恋し おもちゃのチャチャチャ 古城 おまえに 夕焼け雲

悲しき口笛 贈る言葉 恋の街札幌 ローレライ 遠くへ行きたい

長良川艶歌 南の花嫁さん サーカスの唄

 

 

YouTube 下町のうたごえ 君恋し バンド コーヒーブレーク

https://youtu.be/DOzbG3hv3IY  私はキーボード 私の唯一の動画です

 

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