のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング 川柳 ベランダ栽培など楽しんでいます

会いながら 切ない別れ 告げるとき   戸惑いながらの決断

2020年02月05日 06時55分08秒 | うたごえ

この介護施設へ 歌の訪問をするようになって10 数年が経つ

まだクラブツーリズムの添乗員 お客様に居たのが若い女性グループだった

三日間のバスツアー ガイドも居ないので 私がガイド兼添乗員である

 

 

バス車内は いつものように私のトークやハーモニカでほんわかムードに終始

別れ際に グループの女性からメモが渡された 是非 施設に来てほしいと・・

訪問してみれば 認知症の症状の重い方が多く 行っては見たが何をしてよいか

 

今でもそうだが あまりにも無反応だと ボランティアの方は敬遠する

一度 うたごえの仲間を連れて行ったが 逆にカルチャーショックを受けていた

施設側も ただ漠然と立っているだけ 利用者はテーブルごとに寝たり所在無げ

 

 

徐々に施設スタッフに注文を付け 皆さんが歌える 聴く 状態にして行った

何故か長い利用者さんも多い おひとりづつの症状が行くたびにわかる

楽しそうにしていた人が やがて無表情になる 奇声を上げる人 怒鳴り散らす

 

自傷行為予防で拘束される人 さまざま それでも歌が心に届けと心を傾ける

全神経を集中しながら 周囲を見て 目を合わせ 唇の動きを見る

歌は聞こえてこない だが心で歌っている人がいる 勿論無反応の人も目立つ

 

 

多い時は 施設訪問7カ所あったが ここが一番きつい 終わると疲れが出る

添乗員をしながら うたごえの活動もして 併せて施設訪問 休日が少なかった

年を重ねながら施設訪問も少なくした来たが この施設だけは続けようと思う

 

他の施設は ボランティアの方が居る 発表できる場として行きたい人もいる

ここだけは誰も行かない 私が辞めれば誰もまた来ない 他は辞めても行こう

そう思いながら10数年経った 施設の責任者もスタッフも何度も変わって行った

 

 

最近 脚のケガもあった 健診だけは何十年異常無しを続けている

だが80歳も過ぎた 施設で一時間近くたっていると正直腰が痛いと悲鳴を上げる

歩いている方が楽である それと神経集中する気力はまだあるが 辞め時か

 

あと2カ所の施設は 訪問しても軽い気持ちで行ける まだ継続をしようと思う

もう いいでしょう 辞めさせてくださいねと心に決めて訪問した

しかし 静かなうたごえ それでも見つめる目がある これが私を戸惑わせる

 

一応 来月 最終回にしたが その以後 歌を歌う 聴く こんな機会は失われる

私が倒れるまで行くなんて出来ない でも 心を鬼にしなければ決断できない

ごめんね 後残された私の人生 少し気楽にさせてください

 

 

残る2カ所の施設訪問と うたごえは これからも続ける

最終的には ボランテイァをやめることがあっても うたごえだけは辞めない

ボランティア活動に目覚めて活動 休んでいた時もあるが60年の歳月が経過した

 

 

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