お楽しみはこれからだ❣️

本と映画とテレビと鉄道をこよなく愛するブログ

「テレビ」は今、彷徨っている・・・・・。

2006年05月01日 | テレビ
「情報が氾濫」している。会社にいて、仕事をしていても、受信メールに対するレスポンス、会社HPの管理、取材依頼のFAX。携帯電話と会社のPHSが鳴り渡る。気を休める暇も無い。

23年前、「制作部」に新入社員として入社した時、まだFAXが無かった。「制作管理部」の人にお願いし続け、やっと入れて貰えた。つまり、当時は固定電話とFAXしか無かったのである。でも、その「過去」は棲み心地が良かった。物事を考える時間が個々の人間にあり、その人間どもが酒を飲み、番組に関して、激論を闘わしていた。そんな環境で、僕の「テレビ番組制作」はスタートした。

別に、「過去を回顧して、良かったねぇ」と言うつもりは更々無い。ただ、「熱のある現場」がそこには確かにあった。たとえ、ディレクターやプロデューサーが自分の進む道を暴走していても、携帯電話など無いから、一旦ロケに出てしまうと、そのDやPを信用するしかなかった。

今は違う。ロケ現場にも、CP(チーフ・プロデューサー)や「編成」等の連絡が次々入る。
今、現場をやっていないので分からないが、きっと、現場のプロデューサー・ディレクター達は精神的にシンドイのではないかと思う。

もう一つ言えるとすれば、「社会に表と裏が無くなった事」。僕の10代は「GORO」という雑誌を見て興奮していた。別に「陰毛」が写っている訳でもないのに。「ビニ本」というビニールの袋に入ったエロ本もあった。
「社会」に堂々と出していいものと、「これはあかんやろ」というものの区別がはっきりとついていた。だから、「ウラの世界を垣間見せてくれるテレビ番組」が成立していたのだ。

今はどうだろう。普通の「週刊誌」でさえ、全裸が載る。かつては、「猟奇的な事件」と言われた様な事件が頻繁に起こり、「またか・・・」という虚しい思いに囚われる。

つまり、「現実の世界の表裏が無くなり」、「ドラマよりドラマティックな事件が起こる」・・・ここまで書いてきて、ふと思った事がある。最近、「サザエさん」と「笑点」の視聴率が20%前後毎週いっているのである。視聴者は「ホッとする普通の番組」を見たいのかもしれない。テレビが放送を始めて33年。テレビは今、「ひょっこりひょうたん島」の様に漂流しているのではないか?「彷徨えるオランダ人」???
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2006年05月01日 | 本・雑誌・漫画
http://www.comicseed.jp/main.html

「コミック・シード!」という雑誌。印刷代、、運搬費、流通マージン等が要らないから、「広告」だけで、収入は大丈夫と判断したそう。後は、連載を「コミック本」にして売る、DVDにする等で、費用を回収するという。このシステム・・・さてどうなるか?
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