お楽しみはこれからだ❣️

本と映画とテレビと鉄道をこよなく愛するブログ

明日は、「人間ドッグ」だよ~ん。

2006年05月08日 | 健康・スポーツ
明日は、一年ぶりの「人間ドッグ」。車の車検の様で、僕は嬉しい気持ちでいっぱいになる。基本的に、「病院」が好きなのである。
うちの妹のダンナは医者だが、「人間ドッグ」には絶対行かない。レントゲンを撮るという事は「放射線を浴びるという事」だという。医者が言うのだから、間違いではないだろう。だから、彼は行かない。
僕は、神経質だが、とんでもなくいい加減なところもあるので、毎年、妻と二人で「人間ドッグ」を受けている。確かに、受けたその日、体がだるいのは、「放射線を浴びた事」と関係しているのかもしれない。でも、たくさんの人達が全国で「人間ドッグ」を受けたり、「レントゲン」を撮ったりしているのだから、大丈夫なんとちゃう!と思い込む。

今夜、夕食後からは「絶食」である。明日の検査がすべて終わって、検査結果を待つ間に食べる昼食が楽しみだ。

「人間ドッグ」の準備として、二日分の「検便」、今夜の「採尿」を明日提出する。最近は、検便の道具も進歩した。便器にまず「検便シート」とでも呼べばいいのか、とにかく、専用の紙シートを敷く。そして、排便。先が尖ってらせん状になったもので、便を数回突き刺す。そして、それを何かの液体が入った容器に突き刺して、密封すれば終わり。
僕が小学校の頃は、マッチ箱に便を入れて学校に持っていった。女の子で、「てんこ盛り」に便をマッチ箱に詰め、からかわれた子がいたり、便が出なくて、通学途中で「犬の糞」を入れて、とんでもない検査結果が出て呼び出しを食らった生徒が必ずいた。
あれは、「ぎょう虫」の検査だったろうか、粘着質の透明なサロンパスの様な検査シートをお尻の穴に当てて、それを提出させられた事もある。
そう言えば、「ぎょう虫下し」のチョコレートを配って貰い、嬉しかった。

マッチで思い出したが、今、家庭にマッチのある家は少ないのではないだろうか?タバコを吸う人でも、100円ライターで火を点ける。「飲み屋」や「バー」のマッチが女房に見つかって、喧嘩になるシーンをサザエさんとかで読んだ気がする。田舎に行けば、立方体でぎょうさんマッチが入った「お徳用マッチ」なるものまであった。アメリカ映画・西部劇では、ガンマンが腰のところでマッチを擦って、タバコに火を点けるシーンが出て来た。その頃の「007・ジェームス・ボンド」はスーパーマンで「かっこよかった」。

多分、今の時代に無いのは、この「かっこよさ」とか「粋」だ。そして、「恥ずかしさ」・・・いや、「気恥ずかしさ」。それを失った人々が「金」にしがみ付いているから、「みっともない」。

「金や物」に執着するから、「心や愛」を忘れ去ろうとする。忘れられる訳が無いのに。そして、「不安」になる。「金と物」に走る。負のスパイラルである。

そろそろ、薬を飲んで寝るとしよう。だって、明日は「人間ドッグ」なんだもん・・・。


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東京の「芝居」「落語」には興味が無かったが、筆者のやわらかい「熱」に惹き付けられ・・・

2006年05月08日 | 本・雑誌・漫画
酒場の芸人たち―林家正蔵の告白

文芸春秋

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文章が読んでいて、とても「気持ちがいい」。力が適度に抜けている。だから、僕のほとんど知らない「東京の落語の世界」とかが、面白いように、頭の中に入ってくる。秀作。
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「死」を考えていて、この本を読んだら、地に足が着きました。

2006年05月08日 | 本・雑誌・漫画
死体とご遺体 夫婦湯灌師と4000体の出会い

平凡社

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内容(「BOOK」データベースより)
湯潅とは、死体を洗い、化粧をほどこし、仏衣を着せて旅立ちのための“ご遺体”にする儀式のこと。かつてCM業界で活躍した著者は、バブル崩壊による倒産に見舞われ、紆余曲折のすえ、湯潅サービスの起業にたどりついた。以降十年、出会ったご遺体はかれこれ四千体―。死者を抱き、洗い続けること。そこからみえる、現代の死生の姿とは。(Amazon.の解説より)

僕が肉親の死に接したのは、もうすぐ四年前になる父の死である。その時、僕は喪主を初めて務めた。「祭壇」は幾らのにするか?とか、「戒名」をつけて貰うのに、お坊さんに幾ら包めばいいのか?とか、「代表焼香」を誰にお願いするとか?贈って頂いた「花の順番」はどうするか?とか、「?」だらけだった。父を亡くした「悲しみ」を感じる時間もあまり無く、葬儀の前後数日間を過ごした様に思う。
本屋さんの店頭で、この本のタイトルを見た時、瞬間的に読みたいと思った。読んで良かった。「生きる」・・・を考えさせてくれた本。
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