お楽しみはこれからだ❣️

本と映画とテレビと鉄道をこよなく愛するブログ

「ザ・ブリッジ」という映画が問題になっている。

2006年05月11日 | エッセイ・日記・意見
[自殺ほう助か防止効果か 米、飛び降り場面の映画]

 【ロサンゼルス2日共同】自殺の“名所”として知られる米西海岸サンフランシスコの金門橋から飛び降りる人々の映像を含んだドキュメンタリー映画が米国の映画祭などで上映され、自殺のほう助に当たるか防止効果があるかで議論を呼んでいる。

 「ザ・ブリッジ(橋)」と題した約1時間半の映画は1年間にわたり、金門橋の近くから毎日撮影された。約20人が欄干を乗り越えて飛び込む様子をとらえたショッキングな映像のほか、自殺者の親族などへのインタビューで構成されている。
(共同通信社)

以下はこの映画の予告編である。
http://www.tribecafilmfestival.org/tixSYS/2006/filmguide/event_np_trailer.php?EventNumber=1903

全編を観ていないので、何とも言えない・・・が、「映像」という衝撃を与えやすい表現方法は「日本」には馴染まない様には思う。
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南米大好き。小説「ワイルドソウル」最高・・・そんな人にオススメです。

2006年05月11日 | 旅・外国
ラティーノ・ラティーノ!―南米取材放浪記

幻冬舎

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この本は、著者が「ワイルドソウル」という小説を書く為に、南米を2ヶ月に渡り、取材・放浪した記録。

ブラジル社会で、勤勉で実直な、日系人は尊敬を勝ち得ている。その日系人達が「この人種は密かに凄い!」と言うのが、ブラジルに移民してきた「レバノン人」。この件を読むだけでも一読の価値あり。ちなみに、「日産自動車」を再生させたカルロス・ゴーン氏は「父方がレバノン系ブラジル人」だそうだ。レバノン人の凄さは読んでみて下さい・・・凄いです。
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平塚で実の娘を殺害した母親の事件で感じたことを・・・

2006年05月11日 | エッセイ・日記・意見
「なにもかも、おしめえだじゃ・・・」ここ数日、世間を騒がせている、平塚で起きた殺人事件の容疑者・岡本千鶴子(54)の母親(82)の発した言葉だ。千鶴子容疑者は青森県北津軽郡中泊町で昭和26年7月17日に生まれた。(今週発売の「FLASH」より)

事件の全貌はまだ解明されていないが、可能性として、1984年、当時6歳の実の息子・利英ちゃんを殺害。そして、19歳になった利加香さん殺害。さらに、性別不明の新生児の2遺体を隠していた。さらに、千鶴子容疑者が住んでいたアパートの部屋で、「内縁の夫」の次男・山内峰宏さん(35)が自殺。

ここ数年、男性が容疑者もしくは犯人の猟奇的な事件、子供が被害者の事件が多発していた。それが最近は、「奈良の騒音おばさん」等、女性が容疑者(犯人)の事件が続けて起きている様に思えるのは僕だけだろうか?

男も女も若いのも老人も事件を起こす。つまり、老若男女の「心」に歪みができやすい世の中になってきている。もちろん、大多数の人々は、真面目に生きているのだが・・・。

サモワに自衛隊を派遣した小泉純一郎。彼と東條英機がダブって見えるのは僕だけだろうか?
作家・小林信彦の「週刊文春」の連載で、彼は「今の日本は、太平洋戦争の始まる前の日本に似てきている」と記している。僕が生まれる前の時代の事だが、いろんな書物を読んで感じる「太平洋戦争開戦直前の時代の雰囲気」と現代社会の雰囲気が小林さんの指摘する様に、似ている感じがしてしょうがない。大正デモクラシーがあり、モボ・モガ(モダンボーイ・モダンガール)が街を歩いていた時代が終わりかけた頃、そんな感じ。

今、「自民党」にも「民主党」にも、「政治家」はいない。国会答弁を見ていても、「物事の見方が『マクロ』ではない」のである。ちゃんと、客観的に、「今の日本」を見て、「長期的な政治の展望と、筋の通った政治理念」を言っている議員を全く見ない。つまり、「国」というものが分かっていないのではないか。「与党」「野党」の区別もつきかねる。

奇麗事を言う様だが、「心(魂)」と「愛(他人に対する想像力)」が次第に社会の中から欠落し続けているのだ。それが、「今まで想像もできなかった事件・事故」を起こしている。「優しさ」「遊び(例えば車のハンドルの遊びの様な)」「絆」が無くなってきている。

「成果主義」「勝ち組・負け組」「株で儲けよう」「生き方本の大量出版」・・・多分、大多数の普通の日本人は「和」を求めている。それは「昭和という時代」かもしれない。「五感」にいろんなものを感じたいと深層心理では思っているのかも。「欲望」を求めているのかも。

先日の「亀田のボクシング中継」の東京での視聴率は33%だった。WBCの中継も高視聴率を取った。今、レギュラーでやっている番組で、平均20%を超えている番組は無い。(ここ1年だと「笑点」の東京の視聴率は20%を超えているかもしれないが)「スポーツ中継」はどこかで、「五感」に感じたり、「欲望」を満たしてくれるものなのだろう。そういう意味では、「阪神ファン」は幸せである。

「情報」の氾濫・・・本・テレビ・ラジオ・映画・音楽配信・携帯電話・メール等・・・それが個人で「交通整理できる量」では無い。その上、「何かを考える」とか「想像する」とか、そんな時間をちゃんと作る事ができる人は凄い人だと思う。
「想像力」を鍛える環境が無いと、「他人の痛み」も分からない。平気で、殺人を犯してしまう。自分の子供を次々と殺してしまう。

昭和26年、津軽で千鶴子容疑者を産んだ時、母親はきっと「一生のうちでも何度と無い、幸せな気持ち」だったのだろう。僕はそう思いたい。

話があっちこっちに跳んでしまったが、どこか一点でも僕の感じている事を同じ様に感じている・・・そんな人がいたらと思い、頭に浮かび上がって来るままに書きました。



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