ここのところ、46歳という自分の年齢の「重さ」に耐えかねている。例えば、40歳と46歳では、えらい違いなのである、僕にとっては。40を倍にしても80歳。46を倍にすると、92歳。自分自身、92歳まで生きられるとはどうしても思えないのである。つまり、人生の半分・折り返し点を完全に廻ってしまったのである。
何か、「行動」をしつつ、前向きにあの世に行くという「プラス思考」もあるが、その「行動」が見つからない。「浅く広く」の僕は、いろんな事をしてきたし、しているが、何か一つの事に「夢中」になり続けるという事ができない。これから見つかる可能性も無きにしもあらずだが・・・それに大きな期待を賭ける程、楽観的では無い。
新聞を読んでいると、交通事故や山岳事故、自殺、病気・・・様々な事で、僕の年齢の半分もいかない若い人達が亡くなっている。命に関わる重篤な病気と闘っている人達もいる。
「甘え」であると思う。僕の考え方は。でも、実際に仕事で関わる人の多くが年下になってきた。年齢を訊いてドキッとする事さえある。
父方の祖父は60代、父は70代で亡くなった。この流れでいくと僕は80代ということになる。今日、散髪していて、自分の耳たぶの大きさを再確認し、「確か、耳たぶが大きい人は長生きの証拠」だよなっ、と自分に向かって呟いてみたりもした。
会社も、定年が60歳から65歳になるところも増えているという。うちの会社もそうなるかも知れない。僕の思いとしては、60歳で定年して、夫婦で海外旅行に行きたい。僕は、妻や子供達に甘えて、結構、海外一人旅をしている。独身時代から数えると、何十カ国も行っている。
やはり、体がちゃんと動くうち、健康なうちに、いろんなところに行ってみたい。それがもしかしたら、「夢中になれる事」かも。
ゴールデンウィークの最終日、「サザエさん症候群」もあって、こんな事を考えたのかもしれない。
遊川さんは僕より5歳上の51歳。今でも、チャレンジ精神旺盛である・・・何事に関しても。でも、僕には絶対見せてくれないが、どっかに「心の空洞」を持ちながら、頑張ってドラマを書き続けているのだろう。僕も「心の空洞(死への恐怖)」を抱えたまま、前を向いて「行動」していこうと思った5月7日(日)である。
何か、「行動」をしつつ、前向きにあの世に行くという「プラス思考」もあるが、その「行動」が見つからない。「浅く広く」の僕は、いろんな事をしてきたし、しているが、何か一つの事に「夢中」になり続けるという事ができない。これから見つかる可能性も無きにしもあらずだが・・・それに大きな期待を賭ける程、楽観的では無い。
新聞を読んでいると、交通事故や山岳事故、自殺、病気・・・様々な事で、僕の年齢の半分もいかない若い人達が亡くなっている。命に関わる重篤な病気と闘っている人達もいる。
「甘え」であると思う。僕の考え方は。でも、実際に仕事で関わる人の多くが年下になってきた。年齢を訊いてドキッとする事さえある。
父方の祖父は60代、父は70代で亡くなった。この流れでいくと僕は80代ということになる。今日、散髪していて、自分の耳たぶの大きさを再確認し、「確か、耳たぶが大きい人は長生きの証拠」だよなっ、と自分に向かって呟いてみたりもした。
会社も、定年が60歳から65歳になるところも増えているという。うちの会社もそうなるかも知れない。僕の思いとしては、60歳で定年して、夫婦で海外旅行に行きたい。僕は、妻や子供達に甘えて、結構、海外一人旅をしている。独身時代から数えると、何十カ国も行っている。
やはり、体がちゃんと動くうち、健康なうちに、いろんなところに行ってみたい。それがもしかしたら、「夢中になれる事」かも。
ゴールデンウィークの最終日、「サザエさん症候群」もあって、こんな事を考えたのかもしれない。
遊川さんは僕より5歳上の51歳。今でも、チャレンジ精神旺盛である・・・何事に関しても。でも、僕には絶対見せてくれないが、どっかに「心の空洞」を持ちながら、頑張ってドラマを書き続けているのだろう。僕も「心の空洞(死への恐怖)」を抱えたまま、前を向いて「行動」していこうと思った5月7日(日)である。
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念願の木下恵介監督版『楢山節考』を観た。ずっと以前、今村昌平監督版のそれは観ていたのだが、木下監督のチャレンジ精神とその「作品の世界観」の作り方には、いつもビックリさせられる。こんな冒険してもいいの???という程、「作品」によって、撮り方も音楽も違う。
木下版『楢山節考』の最大の特徴は「オール・セット」で撮影されている事。音楽が「能」なのか、何か分からないが、三味線と語りが絶えず入ってきて、それが物語のナレーションとなっている。
美術は伊藤熹朔。高名な美術家で、「伊藤熹朔賞」という美術家に贈られる賞もある。とってもいい。リアリティーのあるセットではなく、セットという事を「利点」として、作品に大いに貢献している。
撮影・照明の「色合い」や「明暗」も大胆である。中には、「画全体が真っ赤なシーン」も出てくる。
そして、役者がいい。田中絹代がとってもいいのはもちろん。伊藤雄之助、宮口精二など、燻し銀の役者がいい芝居を見せてくれる。
ラストの「楢山山頂のセット」は鳥肌が立つ程凄かった。こんな映画を先週、NHKは、平日の午後1時から「衛星第2放送」でさり気なく放送している。
難点は、昔の映画の多くがそうだが、「音声」が聴き取り難くなってしまっている事。今回は、全編に「語り」があったので、その意味がすべて分かれば、もっと面白かっただろう。深い映画である。木下恵介しか作れない映画でもある。「木下恵介の母への想い」が映画に込められている。
この映画が製作された頃、黒澤明監督は「白黒」に拘っていた。そのこだわりも素敵だと思うが、「カラー映画」を最初に撮り、「オールセットの映画」を撮り、木下プロダクションを作って、「テレビの創成期からテレビにも進出」し、木下恵介のチャレンジ精神は驚くべきものがある。でも、本人はいたって、普通に行動した結果がそうなったのかもしれない。天才である。
ちなみに、このBOXに入っている『永遠の人』も素晴らしい、腰を抜かす様な作品である。