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本と映画とテレビと鉄道をこよなく愛するブログ

田村高廣さんが逝去された。

2006年05月19日 | エッセイ・日記・意見
田村高廣さんのお父さんは、剣戟の大スター、かの有名な「阪東妻三郎」、「阪妻」である。三人兄弟で高廣さんが一番お父さんに似ていた。特に戦後、初めて「阪妻」が「洋装」で撮った映画が「破れ太鼓」だ。現代劇をやるのも初めて。その「阪妻」に、高廣さんは本当にそっくりなのだ。

ちなみに、弟・田村正和さんは、16歳の時、映画「永遠の人」でデビューしている。声は今と同じなのはちよっとした驚き。どちらの映画も木下恵介作品である。

正和さんが日本テレビの「大型年末時代劇」の主役をやり、途中まで撮影して、病気の為、降板を余儀なくされた時、弟の亮さんが残りの部分の代役をやっている。

もう一つ付け加えれば、田村正和さん主演の連続ドラマ「おやじィ」の人物設定は「破れ太鼓」とそっくりである。どちらの作品も、ワンマンな父親が主人公で、その子供達がいろいろな事で父親に振り回されるが、やがて・・・父親と子供達は・・・という話。

「阪妻」の墓は、京都・二尊院の大木の下に人知れずポツリとあり、ドラマのロケで二尊院に行った時、僕は偶然、「阪東妻三郎の墓」と書いた小さな立て札を見つけ、「阪妻」のお墓にお参りをし、感動した事がある。高廣さんも、あの二尊院のお墓に入られるのだろうか。(その後の報道で、二尊院のお墓に入られるそうです。)
それにしても、他の人には代えられない雰囲気と芝居をされる方だった。とてもとても残念である。うちの父とも同い年。年月と共に大切な人を僕は失っていくのだと心底感じた。ご冥福をお祈りします。

田村高廣  
生年 1928/08/31
出身地 京都府京都市


阪東妻三郎 父
田村正和 弟
田村亮 弟


 ファイト<TV>(2005) 出演
 黒革の手帖 スペシャル~白い闇<TVM>(2005) 出演
 ホームドラマ!<TV>(2004) 出演
 蒸発旅日記(2003) 出演
 アイ・ラヴ・ピース(2003) 出演
 阿弥陀堂だより(2002) 出演
 アイ・ラヴ・フレンズ(2001) 出演
 チンパオ 陳宝的故事(1999) 出演
 秘祭(1997) 出演
 眠る男(1996) 出演
 きけ、わだつみの声 Last Friends(1995) 出演
 サンクチュアリ(1995) 出演
 怪談 KWAIDAN III 牡丹灯篭<TV>(1994) 出演
 忠臣蔵外伝 四谷怪談(1994) 出演
 月光の夏(1993) 出演
 阪妻 阪東妻三郎の生涯(1993) 出演
 湾岸ミッドナイト3<OV>(1993) 出演
 落陽(1992) 出演
 遠き落日(1992) 出演
 当選確実(1992) 出演
 天下の副将軍水戸光圀 徳川御三家の激闘<TVM>(1992) 出演
 浮浪雲<TV>(1990~1991) 出演
 千羽づる(1989) 出演
 わが母の教えたまいし<TVM>(1989) 出演
 敦煌(1988) 出演
 橋(1988) 出演
 てんびんの詩 第二部 自立編(1988) 出演
 ハチ公物語(1987) 出演
 イタズ 熊(1987) 出演
 1000年刻みの日時計 牧野村物語(1987) 出演
 春駒のうた(1986) 出演
 彼のオートバイ、彼女の島(1986) 出演
 片翼だけの天使(1986) 出演
 オイディプスの刃(1986) 出演
 海と毒薬(1986) 出演
 君のふるさとに太陽がのぼった(1984) 出演
 しのぶの明日(1984) 出演
 伽■子のために(1984) 出演
 朽ちた手押し車(1984) 出演
 海嶺(1983) 出演
 仕掛人 藤枝梅安 梅安晦日蕎麦<TV>(1983) 出演
 仕掛人 藤枝梅安 梅安針供養<TV>(1983) 出演
 仕掛人 藤枝梅安 梅安岐れ道<TV>(1983) 出演
 仕掛人 藤枝梅安 梅安乱れ雲<TV>(1983) 出演
 御宿かわせみ (第2期)<TV>(1982~1983) 出演
 ひめゆりの塔(1982) 出演
 仕掛人 藤枝梅安 梅安蟻地獄<TV>(1982) 出演
 仕掛人 藤枝梅安 梅安流れ星<TV>(1982) 出演
 仕掛人 藤枝梅安 梅安迷い箸<TV>(1982) 出演
 泥の河(1981) 出演
 海よお前が-帆船日本丸の青春-(1981) 出演
 動乱(1980) 出演
 天平の甍(1980) 出演
 父よ母よ!(1980) 出演
 遥かなる走路(1980) 出演
 日蓮(1979) 出演
 俺たちの交響楽(1979) 出演
 衝動殺人 息子よ(1979) 出演
 地獄の蟲(1979) 出演
 江戸川乱歩「白髪鬼」より 宝石の美女<TVM>(1979) 出演
 あめゆきさん<TV>(1979) 出演
 愛の亡霊(1978) 出演
 野性の証明(1978) 出演
 不連続殺人事件(1977) 出演
 花神<TV>(1977) 出演
 赤い衝撃<TV>(1976~1977) 出演
 妻と女の間(1976) 出演
 本陣殺人事件(1975) 出演
 流れの譜 第一部動乱 第二部夜明け(1974) 出演
 狼よ落日を斬れ 風雲篇・激情篇・怒濤篇(1974) 出演
 助け人走る<TV>(1973~1974) 出演
 恍惚の人(1973) 出演
 青幻記 遠い日の母は美しく(1973) 出演
 新兵隊やくざ 火線(1972) 出演
 どぶ川学級(1972) 出演
 御用牙(1972) 出演
 女の花道(1971) 出演
 トラ・トラ・トラ!(1970) 出演
 日本怪談劇場<TV>(1970) 出演
 鉄火場慕情(1970) 出演
 鮮血の記録(1970) 出演
 戦争と人間 第一部 運命の序曲(1970) 出演
 商魂一代 天下の暴れん坊(1970) 出演
 怪奇ロマン劇場<TV>(1969) 出演
 刑務所破り(むしょやぶり)(1969) 出演
 赤毛(1969) 出演
 新選組(1969) 出演
 悪名一番勝負(1969) 出演
 眠狂四郎 女地獄(1968) 出演
 眠れる美女(1968) 出演
 兵隊やくざ 強奪(1968) 出演
 大奥絵巻(1968) 出演
 祇園祭(1968) 出演
 兵隊やくざ 俺にまかせろ(1967) 出演
 砂糖菓子が壊れるとき(1967) 出演
 堕落する女(1967) 出演
 兵隊やくざ 殴り込み(1967) 出演
 忍びの者 新・霧隠才蔵(1966) 出演
 新・兵隊やくざ(1966) 出演
 花と竜 洞海湾の決闘(1966) 出演
 女犯破戒(1966) 出演
 紀ノ川 花の巻・文緒の巻(1966) 出演
 兵隊やくざ 脱獄(1966) 出演
 かあちゃんと11人の子ども(1966) 出演
 白い巨塔(1966) 出演
 仰げば尊し(1966) 出演
 兵隊やくざ 大脱走(1966) 出演
 徳川家康(1965) 出演
 花実のない森(1965) 出演
 兵隊やくざ(1965) 出演
 清作の妻(1965) 出演
 続兵隊やくざ(1965) 出演
 宮本武蔵 巌流島の決斗(1965) 出演
 花と龍(1965) 出演
 太閤記<TV>(1965) 出演
 日本侠客伝(1964) 出演
 忍者狩り(1964) 出演
 仇討(1964) 出演
 五瓣の椿(1964) 出演
 無宿人別帳(1963) 出演
 七人の刑事 女を探がせ(1963) 出演
 丹下左膳(1963) 出演
 喜劇 にっぽんのお婆あちゃん(1962) 出演
 山の讃歌 燃ゆる若者たち(1962) 出演
 かあちゃん結婚しろよ(1962) 出演
 河口(1961) 出演
 背徳のメス(1961) 出演
 闇法師(1960) 出演
 越後獅子祭(1960) 出演
 敵は本能寺にあり(1960) 出演
 笛吹川(1960) 出演
 朝を呼ぶ口笛(1959) 出演
 からたち日記(1959) 出演
 今日もまたかくてありなん(1959) 出演
 張込み(1958) 出演
 この天の虹(1958) 出演
 「雲の墓標」より 空ゆかば(1957) 出演
 侍ニッポン(1957) 出演
 娘三羽烏(1957) 出演
 夕やけ雲(1956) 出演
 涙(1956) 出演
 遠い雲(1955) 出演
 野菊の如き君なりき(1955) 出演
 女の園(1954) 出演
 二十四の瞳(1954) 出演

破れ太鼓

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「パート」から「社長」へ・・・一人の主婦の場合。

2006年05月19日 | エッセイ・日記・意見
主婦パートから社長昇格!…「ブックオフ」サプライズ人事
古本買い取り販売のブックオフコーポレーション(神奈川県相模原市)は16日、女性パートから入社した橋本真由美常務(57)が6月24日付で社長に昇格する人事を発表した。橋本さんは福井県出身で、タレントの清水國明さん(55)の姉。娘2人の学費の足しにと、時給600円で入ったシンデレラボーイならぬ“シンデレラパート”は「最強の現場集団を作ります」と意気込んでいる。

パートから社長へ-。格差社会が叫ばれる日本で、ジャパニーズ・ドリームの実現だ。

「奇をてらったことはできないが、地道に努力して最強の現場集団を作りたい。そのためには貴重な経営資源である人材育成に励みたい」

ブックオフコーポレーションの新社長に就任が決まった橋本さんはこの日、広報を通じ、そうコメントした。

短大卒業後3年間、栄養士として病院に勤め、その後は17年間、専業主婦をしていた橋本さん。平成2年、一念発起し神奈川県にオープンしたブックオフ1号店にパートとして入った。当時の時給は600円。「娘2人の学費の足しにでもなれば」がきっかけだった。

面倒見のよさから店のリーダー的存在に。同3年に正社員となり、人材育成面で実力を発揮し始めた。2号店の店長などとして活躍し、6年に取締役、15年には常務に昇進した。事業を拡大する同社の創業者、坂本孝社長(66)の右腕として活躍してきた。

同社によると、今回の人事は「急成長した事業を創業時からこれまでよく支えてきた」と、坂本氏が功績と実力を評価して、後任に指名したという。社内でも「温かいお母さん的存在で、次は橋本さんしか考えられなかった。社長就任も『やっぱり』という雰囲気ですね」(同社社員)。

就任は6月24日付。「社長の年収は発表していません。時給換算? それもちょっと…」(同社社長室)。坂本氏は会長に就任する。

同社は「本を売るなら…」のCMコピーで知られ、当初のイメージキャラクターは漫画家の赤塚不二夫が描く「バカボン」だったが、平成14年に契約が切れる際、橋本さんが弟の清水さんに電話して出演依頼。「芸能界は浮き沈みが激しいので、仕事がないと困るだろう」と選んだといわれている。

同社は東証1部に上場しており、現在は全国で約860店舗を展開。正社員は約600人で、アルバイト、パートを含めると約6500人を数える。人材育成を第一に置く“パート出身社長”の経営手腕が期待される。

☆橋本 真由美(はしもと・まゆみ)
昭和24年3月21日、福井県大野市生まれ。愛知・一宮女子短大卒。病院勤務を経て、48年に長女を、50年に二女を出産した。パートを経て、平成3年8月にブックオフコーポレーションに入社。現在は長女が結婚して親元を離れており、夫と二女の3人暮らし。孫がいる「おばあちゃん」でもある。(サンケイスポーツ記事より)


地道に生きていながら、こうして、「社長」になる女性の人生にはとっても興味を惹かれる。どんな女性なのか、そして現場でどんな仕事ぶりだったのかを僕はすごく知りたいと思う。


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