商品紹介
コマの軸に紐を巻き、すばやく引張ると、コマが廻ります。太い紐と細い紐で2種の廻し方ができ、コマ回転台は組み合わせによりいろいろ楽しめます。指やコップの縁、ペン先なども回転台として使用できます。また、地球ゴマを2コ用意して、コマ先にコマを乗せる技も。
地球ゴマ(ちきゅうごま)は、フーコーの振り子で知られるジャイロスコープの原理に基づいた純国産の玩具であり、唯一名古屋で製造・販売している株式会社タイガー商会の登録商標である。地球ゴマの名前の由来は、これを使うと地球が23.4度地軸を傾け自転しながら太陽の周りを公転しているという地球の自転・公転の運動を説明できるところから付けられた。円盤が高速で回転運動を行っている間は外部から力が加わらないかぎり回転軸の向きが常に一定不変に保たれるという「ジャイロ効果」の特性を応用したこの地球ゴマは、地球の自転・公転の運動をはじめ、人工衛星のジャイロスコープ、航空機のオートパイロット、船舶や航空母艦のジャイロスタビライザーの仕組みなどを分かりやすく説明できるため、「遠心力応用科学教育玩具」として全国の大学や高等専門学校でも教材に活用されている。現在、地球ゴマを取り扱っている主な販売店には、教育雑貨店「ザ・スタディールーム(全国各店舗)」、「東急ハンズ(取り扱いの有無は店舗に直接問い合わせを)」、科学館・博物館のミュージアムショップ(取り扱いの有無は問い合わせを)、玩具を扱う駄菓子屋などのほか、ネット通販でもいくつか取り扱いがある。
[編集] タイガー商会
タイガー商会は大正十(1921)年五月、先代・加藤朝次郎によって創業され、二代目・加藤武に引き継がれたあと、その遺志を継承し現在に至っている。タイガー商会の名前は、先代が明治十一年生まれの寅年(タイガー)であったことに由来する。また、タイガー商会の発祥が時計工場であったことから、その製品は非常に高精度の技術加工を施していることで知られ、1分間に3000回転できる地球ゴマは±100分の2の精度で仕上げられている。不用意に落下させたり軸が変形したりすると性能に影響を与えるため、取扱いは慎重を要する。
概要
地球ゴマは一般の独楽(こま)とは異なり、回転軸と円盤の周囲を保護枠で覆っている。すべて金属製で、大きさ別に、A(直径63mm)、B(同54mm)、C(同47mm)、D(同42mm)、E(同38mm)と5種類のサイズがある。大正十年生まれの地球ゴマは、昭和二(1927)年にはアメリカへ輸出されるようになり、やがてアジアやヨーロッパへも輸出されるなど世界的に広く知られるようになった。日本では、昭和三十年代から四十年代にかけて全国的に反響を呼び、大ブレイクした。さらに同年代にテレビCMも全国展開するなど、その頃が最盛期であった。地球ゴマがブームになると類似品やバッタモン(ニセモノ)も数多く横行するようになったが、その多くが粗悪品で精度が低かったため、地球ゴマの信用を落とす逸話まであったほどである。しかし純正品の地球ゴマは、熟練の職人による手作りの精巧玩具として、現在まで85年の伝統ある歴史を培っている。
使用方法
心棒上部の軸穴に紐の一端を通し、心棒下部を手で回しながらその軸に紐をかたく巻きつけていく。全体を片手で支えながら紐をすばやく引っ張ると、円盤が高速で回転する。円盤の回転は早いほどバランスよく安定し、この状態になると「ジャイロ効果」により回転軸の向きを一定に保とうとする力が働くため、次のような操作が可能になる。
外枠の軸の一端に紐を引っ掛けて吊り下げると、回転軸が横向きになったままで回転を続ける。このとき、地球ゴマ全体は紐の周囲をゆっくりと回転する。
空中に張った紐の上を、回転軸が直立したまま綱渡りさせることができる。
付属の回転台(D・Eサイズのみ無し)以外に、指やコップの縁、ボールペンなどペン先の上でも回転させることができる。
回転を保ったまま付属の半透明プラケースの中に入れると、ケースごと回転する。
そして──「遊び方の上手、下手はあなたの廻し方次第です」(地球ゴマ説明書より)
僕はコマ回しが下手で、一旦空中にコマを投げて、手のひらで受けて回す事ができなかった。そういう意味でも、「地球ゴマ」は僕の救世主だったのだ。こんなに古くからあるものだとは知らなかった。
http://www.tnc.ne.jp/oasobi/oasobi02/23chikyugoma/index.html









