「悪名」や「眠狂四郎」シリーズなどで知られる映画監督の田中徳三(たなか・とくぞう)さんが、20日午後7時40分、脳出血のため死去した。87歳。告別式は近親者で済ませ、後日、偲(しの)ぶ会を開く。連絡先は大阪市西区九条1の20の24シネ・ヌーヴォ。
大阪市生まれ。関西学院大学に入学、学徒動員され復員後、1948年に大映京都撮影所に入社。溝口健二監督「雨月物語」「山椒大夫」、黒沢明監督「羅生門」などで助監督を務め、58年「化け猫御用だ」で監督デビュー。「悪名」「座頭市」「眠狂四郎」「兵隊やくざ」など、大映の看板シリーズの監督を務めた。
大映倒産後フリーになり、テレビの「必殺仕事人」や「遠山の金さん」などのシリーズを演出した。
今夏には、河内家菊水丸さんと一緒に短編「田中徳三監督 少年河内音頭取り物語」を監督。11月に大阪市で行われた完成披露上映会に出席して、元気な姿を見せていたが、その後体調を崩して入院していた。
田中さんと大映で同期入社だった美術監督の西岡善信さん(85)は「明るい人で、現場のスタッフからも好かれていた。今年8月、九州・湯布院の映画祭に昔の仲間たちと参加した時、『同窓会みたいやな』などと話したのが最後。元気そうだったのに……」と話していた。
「必殺」シリーズで主演した俳優の藤田まことさんは「現場では出演者にもスタッフにも優しい方で、役者として芝居のイロハを教えてもらった。寂しい限りです」と話した。
(読売新聞紙面より引用)
実は、吉本興業の友人から、「田中徳三監督」で映画を撮りたいという話が今年の6月頃あり、映画のテーマは、田中監督に合っているけど、高齢でしかもギャラも安くて、OKしてくれるのだろうか?と心配しつつ、監督を口説きに行くというので、一冊の本を読んでから行ったらとアドバイスした。
内容(「MARC」データベースより)
勝新太郎「悪名」「座頭市」シリーズをはじめ、市川雷蔵「眠狂四郎」シリーズなど、大映の看板作品を背負った映画のアルチザン・田中徳三監督。全50作品を自ら語った決定版映画論集。巻末にフィルモグラフィーを収録。
田中徳三監督は、快諾してくれ、この8~9月頃、撮影をしたと聞いた。今日、田中監督の訃報を聞き、驚愕している。遺作になってしまったが、「田中徳三監督 少年河内音頭取り物語」を早く観たい。
内容(「MARC」データベースより)
「羅生門」「雨月物語」「炎上」といった日本映画史上に残る作品の助監督を務め、数々の映画を監督した田中。日本映画全盛時代から陰りの時代へ、異色の映画会社・大映を駆けぬけた彼が、映画人たちとの交流や思い出を綴る。
内容紹介
必殺シリーズ放映開始から35周年の今年(2007年)、何かと盛り上がる「必殺仕事人」DVD-BOX第3弾!
【DISC1】
第45話「裏技 欺しの十手業」
(脚本:石川孝人/監督:松野宏軌/ゲスト:堺 左千夫、和田幾子、広瀬昌助)
第46話「怨技 非業竹光刺し」
(脚本:石森史郎/監督:原田雄一/ゲスト:本郷直樹、雪代敬子、須賀不二男)
第47話「悔し技 情念恋火攻め」
(脚本:松田 司/監督:田中徳三/ゲスト:市川祥之助、瀬川新蔵、嵐 芳三郎)
第48話「表技 魔の鬼面割り」
(脚本:松原佳成/監督:田中徳三/ゲスト:城所英夫、吉本真由美、織本順吉)
【DISC2】
第49話「偽技 浮かれ囃子攻め」
(脚本:石森史郎/監督:松野宏軌/ゲスト:北村総一郎、北 九州男、田島令子)
第50話「嘘技 無用試し斬り」
(脚本:国弘威雄/監督:長谷川安人/ゲスト:佐藤京一、高木二朗、新田昌玄)
第51話「覗き技 天地入れ替つぶ」
(脚本:南谷ヒロミ/監督:原田雄一/ゲスト:西本裕行、早川 保、白川和子)
第52話「潜り技 隠し黄金止め」
(脚本:筒井ともみ/監督:田中徳三/ゲスト:織田あきら、瞳 順子、梅津 栄)
【DISC3】
第53話「惚れ技 情炎半鐘割り」
(脚本:石川孝人/監督:田中徳三/ゲスト:中村ブン、西山嘉孝、北見唯一)
第54話「呪い技 怪談怨霊攻め」
(脚本:石森史郎/監督:松野宏軌/ゲスト:船戸 順、北川 恵、横森 久)
第55話「離れ技 孤立水火攻め」
(脚本:石森史郎/監督:長谷川安人/ゲスト:住吉道博、北村英三、左 時枝)
第56話「外し技 釣鐘からくり割り」
(脚本:東乃秋晶/監督:松野宏軌/ゲスト:三浦真弓、竹井みどり、今井健二)
【DISC4】
第57話「逆さ技 大どんでん崩し」
(脚本:松原佳成/監督:原田雄一/ゲスト:石山律雄、佐野アツ子、亀石征一郎)
第58話「暴れ技 田楽垂直刺し」
(脚本:石森史郎/監督:田中徳三/ゲスト:田中 浩、佐々木 剛、内田喜郎)
第59話「彫り技 喜悦観音一刀斬り」
(脚本:国弘威雄/監督:田中徳三/ゲスト:神田 隆、浜田 晃、岩尾正隆)
第60話「狙い技 仁義無用斬り」
(脚本:石森史郎/監督:長谷川安人/ゲスト:牧 冬吉、西崎みどり、にしきのあきら)
【DISC5】
第61話「脅し技 闇医術千両潰し」
(脚本:国弘威雄/監督:原田雄一/ゲスト:千野弘美、小林尚臣、中条きよし)
第62話「恨み技 悲愁稲妻刺し」
(脚本:石森史郎/監督:松野宏軌/ゲスト:佐藤仁哉、賀田裕子、椎谷健治)
第63話「誘い技 死霊からくり岩山落し」
(脚本:筒井ともみ/監督:長谷川安人/ゲスト:小笠原良知、片山真由美、中野誠也)
第64話「崩し技 真偽友禅染め落し」
(脚本:石森史郎/監督:原田雄一/ゲスト:田口 計、永野辰弥、岩井友見)
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
三田村邦彦演じる“簪の秀”が初登場してブームを巻き起こし、「仕事人」シリーズの原点となった「必殺」シリーズ第15弾のBOX第3弾。同心の中村主水を中心に、浪人の啜左門、飾り職人の秀らが悪と戦う。第45話から第64話までを収録。
大阪市生まれ。関西学院大学に入学、学徒動員され復員後、1948年に大映京都撮影所に入社。溝口健二監督「雨月物語」「山椒大夫」、黒沢明監督「羅生門」などで助監督を務め、58年「化け猫御用だ」で監督デビュー。「悪名」「座頭市」「眠狂四郎」「兵隊やくざ」など、大映の看板シリーズの監督を務めた。
大映倒産後フリーになり、テレビの「必殺仕事人」や「遠山の金さん」などのシリーズを演出した。
今夏には、河内家菊水丸さんと一緒に短編「田中徳三監督 少年河内音頭取り物語」を監督。11月に大阪市で行われた完成披露上映会に出席して、元気な姿を見せていたが、その後体調を崩して入院していた。
田中さんと大映で同期入社だった美術監督の西岡善信さん(85)は「明るい人で、現場のスタッフからも好かれていた。今年8月、九州・湯布院の映画祭に昔の仲間たちと参加した時、『同窓会みたいやな』などと話したのが最後。元気そうだったのに……」と話していた。
「必殺」シリーズで主演した俳優の藤田まことさんは「現場では出演者にもスタッフにも優しい方で、役者として芝居のイロハを教えてもらった。寂しい限りです」と話した。
(読売新聞紙面より引用)
実は、吉本興業の友人から、「田中徳三監督」で映画を撮りたいという話が今年の6月頃あり、映画のテーマは、田中監督に合っているけど、高齢でしかもギャラも安くて、OKしてくれるのだろうか?と心配しつつ、監督を口説きに行くというので、一冊の本を読んでから行ったらとアドバイスした。
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内容(「MARC」データベースより)
勝新太郎「悪名」「座頭市」シリーズをはじめ、市川雷蔵「眠狂四郎」シリーズなど、大映の看板作品を背負った映画のアルチザン・田中徳三監督。全50作品を自ら語った決定版映画論集。巻末にフィルモグラフィーを収録。
田中徳三監督は、快諾してくれ、この8~9月頃、撮影をしたと聞いた。今日、田中監督の訃報を聞き、驚愕している。遺作になってしまったが、「田中徳三監督 少年河内音頭取り物語」を早く観たい。
映画が幸福だった頃―田中徳三映画術田中 徳三,綾羽 一紀日本デザインクリエーターズカンパニーこのアイテムの詳細を見る |
内容(「MARC」データベースより)
「羅生門」「雨月物語」「炎上」といった日本映画史上に残る作品の助監督を務め、数々の映画を監督した田中。日本映画全盛時代から陰りの時代へ、異色の映画会社・大映を駆けぬけた彼が、映画人たちとの交流や思い出を綴る。
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内容紹介
必殺シリーズ放映開始から35周年の今年(2007年)、何かと盛り上がる「必殺仕事人」DVD-BOX第3弾!
【DISC1】
第45話「裏技 欺しの十手業」
(脚本:石川孝人/監督:松野宏軌/ゲスト:堺 左千夫、和田幾子、広瀬昌助)
第46話「怨技 非業竹光刺し」
(脚本:石森史郎/監督:原田雄一/ゲスト:本郷直樹、雪代敬子、須賀不二男)
第47話「悔し技 情念恋火攻め」
(脚本:松田 司/監督:田中徳三/ゲスト:市川祥之助、瀬川新蔵、嵐 芳三郎)
第48話「表技 魔の鬼面割り」
(脚本:松原佳成/監督:田中徳三/ゲスト:城所英夫、吉本真由美、織本順吉)
【DISC2】
第49話「偽技 浮かれ囃子攻め」
(脚本:石森史郎/監督:松野宏軌/ゲスト:北村総一郎、北 九州男、田島令子)
第50話「嘘技 無用試し斬り」
(脚本:国弘威雄/監督:長谷川安人/ゲスト:佐藤京一、高木二朗、新田昌玄)
第51話「覗き技 天地入れ替つぶ」
(脚本:南谷ヒロミ/監督:原田雄一/ゲスト:西本裕行、早川 保、白川和子)
第52話「潜り技 隠し黄金止め」
(脚本:筒井ともみ/監督:田中徳三/ゲスト:織田あきら、瞳 順子、梅津 栄)
【DISC3】
第53話「惚れ技 情炎半鐘割り」
(脚本:石川孝人/監督:田中徳三/ゲスト:中村ブン、西山嘉孝、北見唯一)
第54話「呪い技 怪談怨霊攻め」
(脚本:石森史郎/監督:松野宏軌/ゲスト:船戸 順、北川 恵、横森 久)
第55話「離れ技 孤立水火攻め」
(脚本:石森史郎/監督:長谷川安人/ゲスト:住吉道博、北村英三、左 時枝)
第56話「外し技 釣鐘からくり割り」
(脚本:東乃秋晶/監督:松野宏軌/ゲスト:三浦真弓、竹井みどり、今井健二)
【DISC4】
第57話「逆さ技 大どんでん崩し」
(脚本:松原佳成/監督:原田雄一/ゲスト:石山律雄、佐野アツ子、亀石征一郎)
第58話「暴れ技 田楽垂直刺し」
(脚本:石森史郎/監督:田中徳三/ゲスト:田中 浩、佐々木 剛、内田喜郎)
第59話「彫り技 喜悦観音一刀斬り」
(脚本:国弘威雄/監督:田中徳三/ゲスト:神田 隆、浜田 晃、岩尾正隆)
第60話「狙い技 仁義無用斬り」
(脚本:石森史郎/監督:長谷川安人/ゲスト:牧 冬吉、西崎みどり、にしきのあきら)
【DISC5】
第61話「脅し技 闇医術千両潰し」
(脚本:国弘威雄/監督:原田雄一/ゲスト:千野弘美、小林尚臣、中条きよし)
第62話「恨み技 悲愁稲妻刺し」
(脚本:石森史郎/監督:松野宏軌/ゲスト:佐藤仁哉、賀田裕子、椎谷健治)
第63話「誘い技 死霊からくり岩山落し」
(脚本:筒井ともみ/監督:長谷川安人/ゲスト:小笠原良知、片山真由美、中野誠也)
第64話「崩し技 真偽友禅染め落し」
(脚本:石森史郎/監督:原田雄一/ゲスト:田口 計、永野辰弥、岩井友見)
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
三田村邦彦演じる“簪の秀”が初登場してブームを巻き起こし、「仕事人」シリーズの原点となった「必殺」シリーズ第15弾のBOX第3弾。同心の中村主水を中心に、浪人の啜左門、飾り職人の秀らが悪と戦う。第45話から第64話までを収録。