西田 尚美(にしだ なおみ、1972年2月16日 - )は、広島県福山市出身の女優。血液型はB型。福山市立福山高等学校、文化服装学院卒業。所属事務所は鈍牛倶楽部(2007年から)。公式ブログは
http://nishidanaomi.seesaa.net/
人物・来歴
女性ファッション誌「Junie」、「non-no」、「an・an」などで活躍。その後は女優に転身し、幅広く活躍。
特に1990年代後半、矢口史靖、中江裕司、平山秀幸、金子修介といったスター監督の作品に続けざまに主演。一躍日本映画のホープと見られた。最近は脇役が多くなっているが、なお映画関係での期待は高い。
2005年7月4日、自らの公式サイトで結婚(及び結婚後も仕事を続けることや夫は靴デザイナーであること)を発表し、同7月7日に入籍した。
2007年9月21日、映画『夜の上海』の初日舞台挨拶で、妊娠4か月であることを電撃発表した。
主な出演作
テレビドラマ
NHK
ママだって夏休み(1997年)
寺子屋ゆめ指南(1997年) ‐ 泉水美雪 役
僕んちのロングバケーション(2000年) ‐ 佐藤英美 役
素顔のときめき(2000年) ‐ 新藤はるか 役
アフリカの蹄(2003年)
風林火山(2007年)‐ 桃姫 役
日本テレビ
出逢った頃の君でいて(1994年)
瑠璃の島(2005、SP 2007年) ‐ 藤沢直 役
女王の教室SP(2006年) ‐ 宮内典子 役
CAとお呼びっ!(2006年) ‐ 田中恵 役
TBS
オレたちのオーレ!(1993年) ‐ 中西祐子 役
魔女の条件(1999年) ‐ 宇田桐子 役
最悪(2001年、BS-i) ‐ 藤崎みどり 役
GOOD LUCK!!(2003年) ‐ 相馬るり子 役
Stand Up!!(2003年) ‐ 浅井ゆり子 役
離婚旅行(2003年) ‐ 三枝明子 役
夫婦。(2004年) ‐ 田之上静香 役
ボイスレコーダー(2005年) ‐ 根津千景 役
恋の時間(2005年) ‐ 安部まゆみ 役
白夜行(2006年) ‐ 栗原典子 役
山田太郎ものがたり(2007年) ‐ 御村露子 役
フジテレビ
妹よ(1994年) ‐ 中村美津子 役
ハートにS(1995年)
いつかまた逢える(1995年) ‐ 山科明美 役
東京SEX「ビデオジェニック・ラバー」(1996年)
Age,35 恋しくて(1996年) ‐ 沢木萌 役
世界で一番パパが好き(1998年) ‐ 沢口佳代 役
Over Time-オーバー・タイム(1999年) ‐ 楓春子 役
ラブコンプレックス(2000年) ‐ 連城ミヤビ 役
さよなら、小津先生(2001年) ‐ 鹿松まなび 役
ウェディングプランナー(2002年) ‐ 沢田葉子 役
ホーム&アウェイ(2002年) ‐ 愛原町子 役
白い巨塔(2003~2004年) ‐ 亀山君子 役
X'smap~虎とライオンと五人の男~(2004年) ‐ 宇治卓の妻 役
劇団演技者。(2005年) ‐ 三枝ちひろ 役
キッチン・ウォーズ(2006年) ‐ 中山千秋 役
テレビ朝日
恋するベトナム(2004年、ABC制作) ‐ 三井夕子 役
女と男と物語 PARTIII(2005年、ABC制作) ‐ 工藤あや 役
うみのほたる(2005年、HTB制作) ‐ 水野明海 役
ホテリアー(2007年) ‐ 上田奈津子 役
帰ってきた時効警察(2007年) ‐ 寺島マユミ 役
テレビ東京
奥様レンジャー(2003年、TSC制作) ‐ 月島かなえ 役
WOWOW
李歐(2001年) ‐ 咲子 役
コスメティック(2003年) ‐ 瀬沼弥生 役
愛と資本主義(2003年) ‐ マリエ 役
長い長い殺人(2007年) ‐ 西方早苗 役
映画
ワンピース (短編映画)(1994年-)
ゲレンデがとけるほど恋したい。(1995年) - 坂口暦(アンノ)役
学校の怪談2(1996年) - 小田桐理香役
おっけっ毛 ビビロボス(1996年)
ひみつの花園(1997年) - 鈴木咲子役
学校の怪談3(1997年) - 八橋かおる役
愛を乞うひと(1998年) - 酒井千鶴役
ナビィの恋(1999年) - 東金城奈々子役
ゴジラ2000 ミレニアム(1999年) - 一ノ瀬由紀役
MONDAY(2000年) - 町田由紀役
ウォーターボーイズ(2001年) - 女性キャスター役
カタクリ家の幸福(2002年) - 片栗静江役
OUT(2002年) - 山本弥生役
木曜組曲(2002年) - つかさ役
ラヴァーズ・キス(2003年)
幸福の鐘(2003年)
花(2003年) - 千役
ぷりてぃ・ウーマン(2003年) - 森下加奈子役
ホテル・ハイビスカス(2003年)
13階段(2003年) - 三上和子役
釣りバカ日誌14(2003年) - 洋子役
ハードラックヒーロー (2003年)
鉄人28号(2004年) - 八城裕美子役
スウィングガールズ(2004年) - 真澄役
タナカヒロシのすべて(2004年) - 田辺の妻役
愛してよ(2005年) - 中山美由紀役
電車男(2005年) - エルメスの友人役
8月のクリスマス(2005年) - 純子役
ちゃんこ(2005年) - 石山亮子役
天使(2005年) - 奈津役
サイレン ~FORBIDDEN SIREN~(2006年) - 里美役
ハチミツとクローバー(2006年) - 原田理花役
河童のクゥと夏休み(2007年) - 上原友佳里役
夜の上海(2007年) - 高橋美帆役
未来予想図(2007年) - 井上苑役
Little DJ〜小さな恋の物語(2007年) - 高野ひろ子役
ちーちゃんは悠久の向こう(2008年) - 歌島実奈子役
クライマーズ・ハイ(2008年)
舞台
S~エス~(2000年、青山円形劇場)
ラヴ・レターズ(2001年、パルコ)
鈍獣(2004年、パルコ)
CM
ケンタッキーフライドチキン (1990年)
メナード化粧品(1994年)
全労災 花時計
東京ガス
花王 ビオレ
森永乳業 切れてるチーズ
UFJ銀行(光石研と共演)
日本コカコーラ 爽健美茶(2003年、常盤貴子と共演)
興和 キューピーコーワゴールド
三洋電機 ドラム式洗濯乾燥機
JR東日本 エキナカ(2005〜2007年)
NTTドコモ ドコモショップ(2006~2007年)
ラジオ
J-WAVE SUNTORY THEATER ZERO HOUR(2003年、沖縄民話 朗読)
J-WAVE ASIENCE SPIRIT OF ASIA(2004年)
PV
田辺マモル「リス」(監督:矢口史靖)
ザ・イエローモンキー「聖なる海とサンシャイン」(監督:高橋エイキ)
GOMES THE HITMAN「夜明けまで」(監督:山川直人)
ドキュメンタリー
NHK BS 世紀を刻んだ歌・ボヘミアン・ラプソディ殺人事件(2002年4月10日)
フジテレビ 2002年 独立への旅(2002年12月7日)
NHK BS お〜いニッポン 広島県(2002年12月8日)
NHK BS 立川談志 71歳の反逆児(ナレーション、2007年2月20日)
DVD Alohaのまほう(ナレーション、2007年7月20日発売)
所属事務所を「鈍牛倶楽部」にしたのは正解だと思う。緒形拳さんのいる事務所で、「芝居」を重視する事務所だから。
西田尚美を映画『ナビィの恋』で観た時は、本当に凄い才能の女優さんが出てきたと思った。これが不思議に、テレビのフレームで観ると、そのオーラが無くなってしまう。「芝居」が深いのだと思う。暗い映画館でじっくりと観れば、彼女の無限大の才能を感じる。ぜひ映画で観てネ。
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出身地の沖縄にこだわり、沖縄を題材にした作品を撮り続ける中江祐司監督の長編映画第2作。ストーリーは、東京から帰ってきた孫娘(西田尚美)と祖母ナビィ(平良とみ)との交流。また、ナビィのもとにかつての恋人が60年ぶりにブラジルから迎えに帰ってきたことによって巻き起こされる出来事を二重写しに、生きることと死ぬこと、人を愛することと信じることの意味を、美しい沖縄の風土のなかで大らかにうたいあげている。
特筆すべきは、ナビィの夫を演じる沖縄民謡界の大物、登川誠仁。蛇皮線にのせたひょうひょうとした歌声で、ナビィの駆け落ちをやさしく見守る彼の存在が、この映画のスケールを一段と大きくしている。また、音楽のすばらしさも忘れてはならないだろう。(堤 昌司)
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
『パイパティローマ』の中江祐司監督作。沖縄を舞台に、祖母と孫娘という世代の違う2人の女性のそれぞれの恋愛模様と人間関係を描いたラブロマンス。
内容(「Oricon」データベースより)
60年前に引き裂かれた恋人との誓いを胸に秘めた祖母と、孫娘の恋心を描いたハートフルムービー。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
東京から沖縄の粟国に帰ってきた奈々子は、ナビィおばぁと恵達おじぃの家でのんびりと過ごす。しかし奈々子と同じ船で上陸した初老の男性とおばぁの間に深い因縁が……。とにかく楽しいのが全編を臆面もなく彩る歌や演奏。おじぃ演じる登川誠仁(朴訥とした演技が最高!)を筆頭に、昨年惜しくも亡くなった嘉手苅林昌、大城美佐子ら沖縄のビッグ・ネームはもちろん、オペラの兼島麗子、はてはカナダのケルト系ミュージシャン、アシュレイ・マックアイザックまで登場し、あらゆる音楽がチャンプルーに。一見リアルなようで実は寓話のこの作品を、ラテン文学やインド娯楽映画のようにシュールでファンタスティックなテイストに導いている。DVDには試写会用に撮影された出演者や監督のあいさつビデオと、本土ではあまりなじみのないキャストの詳細なプロフィールを静止画で収録し、爽やかな後味のこの映画がもっと好きになれちゃう。 (山下泰司) --- 2000年10月号