旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

田園都市で「粋」に飲む 東急・田園都市線を完乗!

2018-05-15 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

 ガタガタと鳴らして急行電車が多摩川橋梁を渡っていく。 
河原では家族連れや若者達のタープテントのオリーブやブルーが満開だ。
この陽気だもの、BBQで缶ビールもご機嫌だろう。 

渋谷のスクランブル交差点は午前中から人の波。
久しぶりの呑み鉄放浪は、渋谷の地下ホームから田園都市線を西へと向かう。 

中央林間行きの急行電車は東京メトロの車両、車両にはパープルのラインが流れている。 
渋谷は半蔵門線との結節点。乗務員交替のやや長めの停車の後、地下駅を滑り出す。 

 多摩川橋梁から溝口までは複々線になっていた。大井町線が延伸していたんだね。 

長津田駅で途中下車する。こいのぼりが泳ぐ「こどもの国」 へ向かう支線を潰さないと。

長津田を発車して横浜線をオーバークロスすると、車窓はいよいよ田園都市の様相。 
トンネルを潜る毎に、視界に占める緑の広がりが増して行くように感じるね。
紅いラインの急行電車は、つきみの駅を過ぎると地下へと潜って中央林間に終着する。 

戦時中に小田急が開いた西口は、昔ながらの商店街が延びる。
東口は瀟洒な駅ビルから碁盤の目状に広がるベットタウン。東急が開発した町だ。 

 

 東口から歩いて3分、めざす蕎麦処「まるぬき」がある。今日はここで昼飲みを愉しむ。
ジョッキーまで程よく冷えて、キンキンの一番搾りを乾いた身体に流し込む。美味いね。 

 

肴は "かも塩焼き" と "だし巻き"。酒は辛口が良い、"越後桜" がグラスから升へと溢れる。
越後平野は水原、白鳥飛来地で知られた瓢湖の近くに蔵元が在る。 

 

芳醇辛口を一合愉しむうちに蕎麦が茹であがる。〆にせいろを一枚ズズッといただく。
新しい田園都市で江戸の「粋」を気どった土曜日の午後なのだ。

東急電鉄・田園都市線 渋谷~中央林間 31.5km
    こどもの国線 長津田~こどもの国 3.4km 完乗 

プレイバックPart2 / 山口百惠 1978



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。