「みゆきそば屋」のそれは、自家の畑でとれた蕎麦を石臼挽いて手打ちにしたニ八割そば。
冷たい湧水で引きしまった艶々の蕎麦、やや甘めのつゆに浸けると繊細な香りが広がります。
斑尾山南麓、旧豊田村(現中野市)は作詞家高野辰之の出身地。
まさに唱歌『ふるさと』の情景の中、涌井の集落に「みゆきそば屋」はあります。
昼夜の寒暖差で霧が発生しやすい高原地帯で採れる良質なそばを「霧下そば」と云います。
戸隠、黒姫、斑尾、妙高など信越国境のものが有名です。
中野市湧井へは国道18号古間から入るのが便利。黒姫高原、野尻湖が至近です。
この日は生憎の曇り空でしたが、野尻湖周辺の紅葉が見事でした。