今宵の「酒道場 陣屋」は川崎駅からは足速に歩いて20分、数多の客引きや風俗店の煌めきを越えてきた。
赤提灯に縄暖簾を潜ると、コの字カウンターと桜材の四人掛けが並ぶ昭和感たっぷりの空間が広がる。
ラインナップされた東北の蔵々の中から、二杯目は石巻の “日高見 超辛口純米酒” を択ぶ。
ひとめぼれを醸したコクと旨みの有る酒のアテは “かつお酒盗” がいいな。おまけに “スルメイカ肝和え” も。
酒盗を箸先で少量つまみながら、酒は舐めるように、訳知りの常連さんの振りをして愉しむ。
google mapだと、あと5分も歩くと運河と工場群に突き当たる。駅もさっき訪ねた浜川崎の方が近そうだ。
仕事が退けたサラリーマンが連れ立って縄のれんを潜ってくる。外はいい具合に暮れてきた。
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Take Me / Casiopea 1982
この画像を肴に1合いただきました。
なるほど、そんな呑み方もいいですね。
味わい深い一杯になっていたら幸いです。
コメントありがとうございます。