炉端焼きのその店は、確か1年くらい前にこの交差点に暖簾を掛けたんだと思う。今宵は新規開拓にかかる。
生ビールは “黒ラベル” ね。名入れのジョッキーが誇らしい。星にならないと。
酒場を判断するのに “ポテサラ” は一つの物差し、しっとりしたポテトにいぶりがっこをのせてgood!
刺身が食べたいから日本酒に代えよう。“浦霞” は夏を越えて純米秋あがり、旨味と酸味を感じる良き食中酒。
いいところを切って貰って美味しいんだけれど “刺盛り”、量がちょっとね。
浦和は人気の居酒屋でも刺身はこんな感じの店が多い気がする。たった30キロだけど豊洲は遠いか。
目の前の囲炉裏がパチパチと音を立てて、ボクの “サバくん” が焼き上がった。
燻した香りを楽しみながら箸を入れる。酒は “春鹿” の超辛口、このコクは燻製にも負けない。
北へ行ったり、西へ足を延ばしたり、節操のないチョイスだけど、旨いからいいか。
〆はさらに南へ延ばして、なぜか “ソーキそば” がある。
コーレーグースを適量振ってズズっと啜る。ちょいピリ辛だけどさっぱりと美味しく締める。
次回はも少し炉端メニューで攻めますか。料理は美味しいし明るく爽やかなスタッフに好感度上々の店なのだ。
<40年前に街で流れたJ-POP>
六本木心中 / アン・ルイス 1984